TOP > 国内特許検索 > 野菜又は果物の栽培方法

野菜又は果物の栽培方法 UPDATE

国内特許コード P140011130
整理番号 24‐11
掲載日 2014年12月3日
出願番号 特願2013-033659
公開番号 特開2014-161256
登録番号 特許第6124251号
出願日 平成25年2月22日(2013.2.22)
公開日 平成26年9月8日(2014.9.8)
登録日 平成29年4月14日(2017.4.14)
発明者
  • 浅尾 俊樹
出願人
  • 国立大学法人島根大学
発明の名称 野菜又は果物の栽培方法 UPDATE
発明の概要 【課題】収穫される果実に含まれるカリウムの量を減少させる野菜又は果物の栽培方法において、品質を低下させることなく、果実のカリウム含有量を安定的に低下させることが可能な野菜又は果物の栽培方法を提供することを課題とする。
【解決手段】栄養成長期後の生殖成長期に収穫用の果実を実らす野菜又は果物の栽培の際、カリウムを含有した養分を与える野菜又は果物の栽培方法において、カリウム量が含有していない養分のみを与える期間であるカリウム欠如期間を生殖成長期中に設けたことを特徴としている。
【選択図】図7
従来技術、競合技術の概要



腎臓の機能が低下している場合、体内のカリウムを十分に排出できず、体内に蓄積したカリウムによって不整脈や心不全を引き起こす可能性があることが知られている。このため、腎臓病患者や人工透析を受けている患者は1日当たりのカリウム摂取量が制限されており、このようにしてカリウム摂取量を制限されている患者(以下、カリウム摂取制限患者)の数は食生活の変化等に伴って近年増加傾向にある。





ところで、栄養成長期後の生殖成長期に収穫用の果実を実らす野菜又は果物である苺やメロン等には、通常一定量のカリウムが含有されているため、上記カリウム摂取制限患者は、このような野菜又は果物を食すこと自体が禁止される例も少なくない他、カリウム摂取制限患者がこの種の野菜又は果物を食す場合、茹でる等してカリウムを除去するのが一般的であり、このような処理をすると、野菜又は果物の風味や新鮮さが大きく損なわれることになる。





一方、カリウムは、野菜又は果物において必須元素の一つであるとともに、成長にも欠かせない元素の一つであるため、この生育過程において用いる養分から、単に、カリウムを除去するのみでは、カリウムが欠乏し、品質の高い野菜又は果物を生産することができない。





以上のような事項から、カリウムの含有量が少なく高品質な野菜又は果物の提供を可能とし、カリウム摂取制限患者の食生活を豊かなものとすることが切望されている。





そして、このような野菜又は果物の栽培方法の1つとして、開花前に与える養分のカリウム含有率(具体的には、培養液のカリウム濃度)に対して、開花後に与える養分のカリウム含有率(具体的には、培養液のカリウム濃度)を低下させ、品質の低下を抑えつつ、収穫される果実のカリウム含有量を減少させる野菜又は果物の栽培方法が公知になっている(特に特許文献1参照。)。

産業上の利用分野



本発明は、収穫される果実に含まれるカリウムの量を減少させる野菜又は果物の栽培方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
栄養成長期後の生殖成長期に収穫用の果実を実らす野菜又は果物の栽培の際、カリウムを含有した養分を与える野菜又は果物の栽培方法において、カリウムが含有されていない養分のみを与える期間であるカリウム欠如期間を生殖成長期中に設け、カリウム欠如期間以外の予め定めた所定期間に上記野菜又は果物が吸収するカリウム量を、標準培養液で栽培した場合の当該野菜又は果物が吸収するカリウム量を予め行った栽培試験により測定してこれをカリウム吸収量として予め求め、上記所定期間中に該野菜又は果実に与える養分に含ませるカリウム量を、上記カリウム吸収量の50~125%とした野菜又は果物の栽培方法。

【請求項2】
上記カリウム欠如期間を、生殖成長期中における開花後から収穫までの期間とした請求項1に記載の野菜又は果物の栽培方法。

【請求項3】
上記所定期間中に該野菜又は果実に与える養分に含ませるカリウム量を、上記カリウム吸収量の50~75%とする請求項1又は2に記載の野菜又は果物の栽培方法。

【請求項4】
上記野菜又は果物は、メロンまたは苺である請求項1乃至の何れかに記載の野菜又は果物の栽培方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2013033659thum.jpg
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close