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膵がん細胞浸潤転移抑制ワクチン 新技術説明会

国内特許コード P140011150
整理番号 S2014-0995-N0
掲載日 2014年12月22日
出願番号 特願2014-112525
公開番号 特開2015-227292
出願日 平成26年5月30日(2014.5.30)
公開日 平成27年12月17日(2015.12.17)
発明者
  • 谷内 恵介
出願人
  • 国立大学法人高知大学
発明の名称 膵がん細胞浸潤転移抑制ワクチン 新技術説明会
発明の概要 【課題】本発明は、膵がん細胞の浸潤や転移を特に有効に抑制できるワクチンを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る膵がん細胞浸潤転移抑制ワクチンは、ヒトインスリン様成長因子2mRNA結合タンパク質3のアミノ酸配列(配列番号1)の一部を有するペプチドを含むことを特徴とする。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


「腫瘍」とは異常に増殖した細胞を指し、その異常増殖の原因が消失あるいは取り除かれても細胞の増殖が持続する状態をいう。腫瘍の中でも良性腫瘍は腫瘍の増殖が遅く、転移はしない。よって、一般的には切除すれば問題は無く、たとえ切除せずに放置しておいても命に別状はないといえる。一方、悪性腫瘍、即ちがんは、良性腫瘍とは異なり急速に増殖する上に、リンパ節や他の臓器に転移して増殖する。よって、例えば外科的手術により除去しても、僅かにでも残留したがん細胞や、既にリンパ節や他の臓器に転移していたがん細胞が再び増殖を開始することがある。よって、がんはいったん治療が終了した後の予後が悪く、各がんにおいては5年後生存率が調査されており、一般的に、治療により癌が消失したとされてから5年経過後までに再発がない場合がようやく治癒と見なされる。



膵がんは、がんの中で最も予後が悪いといわれている。その原因としては、膵臓が後腹膜臓器であるために早期発見が困難であることに加え、膵がん細胞の運動性がきわめて高いため、例えば2cm以下の小さながんであっても、周囲の血管、胆管、神経などへすぐに浸潤し、また、近くのリンパ節に転移したり、肝臓などへ遠隔転移したりすることが挙げられる。



上記のとおり、がんが悪性の腫瘍である所以は、特に他組織へ浸潤や転移することにあり、浸潤転移さえしなければ予後も良好なものになると考えられる。そこで、がん細胞の浸潤転移を抑制するための技術が開発されている。



例えば特許文献1,2には、肝細胞増殖因子(HGF)分子中の末端ヘアピンとそれに続く4個のクリングルドメインを有する分子内断片であるNK4をコードする遺伝子を、がん細胞の浸潤や転移の抑制に利用する発明が記載されている。



ところで、インスリン様成長因子2mRNA結合タンパク質3(Insulin-like Growth Factor 2 mRNA-Binding Protein 3,以下、「IGF2BP3」と略記することがある)は、主に核小体に存在し、インスリン様成長因子IIのRNAの5’非翻訳領域3の5’UTRに結合し、インスリン様成長因子IIの翻訳を阻害する。IGF2BP3をコードする遺伝子は、特許文献3に記載の発明において、その過剰発現ががんの検出に用いられる遺伝子の一つとして挙げられている。

産業上の利用分野


本発明は、膵がん細胞の浸潤や転移を有効に抑制できるワクチンに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
ヒトインスリン様成長因子2mRNA結合タンパク質3のアミノ酸配列(配列番号1)の一部を有するペプチドを含むことを特徴とする膵がん細胞浸潤転移抑制ワクチン。

【請求項2】
上記ペプチドのアミノ酸数が8以上、12以下である請求項1に記載の膵がん細胞浸潤転移抑制ワクチン。

【請求項3】
上記ペプチドが配列番号2~49のアミノ酸配列から選択されるアミノ酸配列を有する請求項1または2に記載の膵がん細胞浸潤転移抑制ワクチン。

【請求項4】
上記ペプチドに加え、さらに、KIF20Aのアミノ酸配列の一部を有するペプチドを含む請求項1~3のいずれかに記載の膵がん細胞浸潤転移抑制ワクチン。

【請求項5】
上記ペプチドがHLA-A24とHLA-A2の両方に結合できるものである請求項1~4のいずれかに記載の膵がん細胞浸潤転移抑制ワクチン。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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