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脂肪組織由来体性幹細胞の製造方法 新技術説明会

国内特許コード P150011170
掲載日 2015年1月16日
出願番号 特願2013-144653
公開番号 特開2014-030423
出願日 平成25年7月10日(2013.7.10)
公開日 平成26年2月20日(2014.2.20)
優先権データ
  • 特願2012-155584 (2012.7.11) JP
発明者
  • 森山 博由
  • 森山 麻里子
  • 早川 堯夫
  • 松山 晃文
出願人
  • 学校法人近畿大学
発明の名称 脂肪組織由来体性幹細胞の製造方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】本発明は、高い分化能を保持した脂肪組織由来体性幹細胞を、再生医療に実用できる程度に多量に得ることを目的とする。
【解決手段】本発明は、脂肪組織由来体性幹細胞の製造方法であって、固体相に付着した脂肪組織由来の細胞を、固体相から剥離しやすい細胞と固体相から剥離しにくい細胞とに分離し、分離した剥離しやすい細胞を低酸素培養する工程を含むことを特徴とする、製造方法を提供する。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



再生医療に用いられる幹細胞として、体性幹細胞がある。体性幹細胞は、生体内から採取されるものであり、安全性が高いと考えられている。





体性幹細胞は、生体内の様々な部位から採取され、脂肪組織から採取することができる。脂肪組織から採取された体性幹細胞は、脂肪組織由来体性幹細胞などと呼ばれる。脂肪組織由来体性幹細胞は、他の組織由来の体性幹細胞とは異なり、内胚葉、中胚葉、および外肺葉からなる三胚葉への分化能を備えているといわれ、高い汎用性が期待される。従来、脂肪組織由来体性幹細胞は、各種の方法で調製されてきた(特許文献1~7)。しかしながら、従来の方法では、脂肪組織由来体性幹細胞を培養しても、十分な量を得る前に老化が起こって増殖が停止し、高い分化能が維持されず、脂肪組織由来体性幹細胞の再生医療への実用化は困難であると考えられていた。





細胞を人工的に培養する条件として、低酸素培養が知られている。低酸素培養は、生体内における生理的酸素条件を模倣したものといわれており(特許文献8)、低酸素培養によって幹細胞の分化能力や増殖能力が向上したことを開示する先行技術文献が存在する(特許文献8~12)。しかしながら、これらの先行技術において、分化能力または増殖能力に対する低酸素培養の影響は、数倍程度の増強であり、微弱であった。脂肪組織由来体性幹細胞の場合、従来の数倍程度の数の細胞が得られても、再生医療への実用化は難しい。





特許文献13は、脂肪組織由来体性幹部細胞を低酸素培養する実験を開示している。しかしながら、この文献には、高い分化能を有する細胞が再生医療に実用できるほど多量に得られたとの記載はない。

産業上の利用分野



本発明は、脂肪組織由来体性幹細胞の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
脂肪組織由来体性幹細胞の製造方法であって、固体相に付着した脂肪組織由来の細胞を、固体相から剥離しやすい細胞と固体相から剥離しにくい細胞とに分離し、分離した剥離しやすい細胞を低酸素培養する工程を含むことを特徴とする、製造方法。

【請求項2】
細胞内における低酸素誘導因子の発現量が所定の値を超えないことを指標として、低酸素培養の条件が設定される、請求項1に記載の製造方法。

【請求項3】
固体相から剥離しやすい細胞と固体相から剥離しにくい細胞との分離が、脂肪組織由来の細胞が付着した固体相に細胞剥離剤を添加して、付着した細胞を部分的に剥離させ、剥離した細胞を取得することによって行われる、請求項1または2に記載の製造方法。

【請求項4】
細胞剥離剤が、EDTAを含む、請求項3に記載の製造方法。

【請求項5】
固体相に付着した脂肪組織由来の細胞が、脂肪組織から赤血球を除く工程を含む方法によって得られたものである、請求項1~4のいずれか1項に記載の製造方法。

【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の製造方法によって製造された脂肪由来体性幹細胞。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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