TOP > 国内特許検索 > 培養方法及び培養装置

培養方法及び培養装置

国内特許コード P150011177
掲載日 2015年1月26日
出願番号 特願2012-533032
登録番号 特許第5885109号
出願日 平成23年9月8日(2011.9.8)
登録日 平成28年2月19日(2016.2.19)
国際出願番号 JP2011070533
国際公開番号 WO2012033181
国際出願日 平成23年9月8日(2011.9.8)
国際公開日 平成24年3月15日(2012.3.15)
優先権データ
  • 特願2010-203741 (2010.9.10) JP
発明者
  • 福田 淳二
  • 鈴木 博章
  • 望月 直人
  • 掛川 貴弘
出願人
  • 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 培養方法及び培養装置
発明の概要 医療への応用に適した細胞及び/又は細胞組織体を効率よく製造する培養方法及び培養装置を提供する。
本発明に係る培養方法は、電極層30に接着した細胞を培養する方法であって、一方の末端を構成しチオレートを介して前記電極層に結合する末端アミノ酸11と、他方の末端を構成し細胞接着性のアミノ酸配列からなる細胞接着性配列14と、前記細胞接着性配列14の前記一方の末端側に結合し複数の酸性アミノ酸13aと複数の塩基性アミノ酸13bとが1つずつ交互に結合してなる交互配列13と、を有するオリゴペプチド10で被覆された前記電極層30に前記細胞を接着させて培養する第一工程と、前記細胞が接着している前記電極層30に、前記オリゴペプチド10が還元脱離する電位を印加して、前記細胞を前記電極層30から脱離させる第二工程と、を含む。
従来技術、競合技術の概要



従来、基材表面に接着させて培養した細胞を回収する方法としては、例えば、タンパク質分解酵素やキレート剤を使用する方法、磁力を使用する方法、温度応答性高分子を使用する方法、光応答性高分子を使用する方法があった。





しかしながら、タンパク質分解酵素やキレート剤を使用する方法においては、細胞が傷害を受けることがあった。また、磁力を使用する方法においては細胞を予め磁性化する必要があった。温度応答性高分子や光応答性高分子を使用する方法においては培養期間を通じて温度や光を制御する必要があった。





そこで、特許文献1において、チオレートを介してスペーサ物質が結合した電極表面に細胞を接着させて培養し、次いで、当該細胞が接着している当該電極表面に、当該スペーサ物質が還元脱離する電位を印加して、当該細胞を当該電極表面から脱離させる方法が提案された。





また、非特許文献1においては、中心に細胞接着性ドメイン(RGD)、両端にシステイン残基を有するオリゴペプチドを介して金表面に細胞を接着させ、次いで、還元脱離によって当該細胞を当該金表面から脱離させる方法が提案された。

産業上の利用分野



本発明は、培養方法及び培養装置に関し、特に、医療への応用に適した細胞及び/又は細胞組織体の製造に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
電極層に接着した細胞を培養する方法であって、
一方の末端を構成しチオレートを介して前記電極層に結合する末端アミノ酸と、
他方の末端を構成し細胞接着性のアミノ酸配列からなる細胞接着性配列と、
前記細胞接着性配列の前記一方の末端側に結合し複数の酸性アミノ酸と複数の塩基性アミノ酸とが1つずつ交互に結合してなる交互配列と、
を有するオリゴペプチドで被覆された前記電極層に前記細胞を接着させて培養する第一工程と、
前記細胞が接着している前記電極層に、前記オリゴペプチドが還元脱離する電位を印加して、前記細胞を前記電極層から脱離させる第二工程と、
を含み、
前記酸性アミノ酸は、アスパラギン酸(D)及びグルタミン酸(E)からなる群より選択される1種以上であり、
前記塩基性アミノ酸は、リシン(K)、アルギニン(R)及びヒスチジン(H)からなる群より選択される1種以上であり、
前記オリゴペプチドは、8~100個のアミノ酸から構成される
ことを特徴とする培養方法。

【請求項2】
前記電極層は、培養液中に浮いた状態で保持される多孔質膜の表面に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の培養方法。

【請求項3】
前記第一工程において、前記電極層に前記細胞を接着させて培養することで前記電極層に接着した細胞組織体シートを形成し、
前記第二工程において、前記細胞組織体シートが接着している前記電極層に、前記オリゴペプチドが還元脱離する前記電位を印加して、前記細胞組織体シートを前記電極層から脱離させる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の培養方法。

【請求項4】
前記電極層から脱離させた複数の前記細胞組織体シートを積層して、前記細胞組織体シートの積層体を形成する第三工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項3に記載の培養方法。

【請求項5】
細胞を接着させて培養するための電極層を有する培養装置であって、
前記電極層は、
一方の末端を構成しチオレートを介して前記電極層に結合する末端アミノ酸と、
他方の末端を構成し細胞接着性のアミノ酸配列からなる細胞接着性配列と、
前記細胞接着性配列の前記一方の末端側に結合し複数の酸性アミノ酸と複数の塩基性アミノ酸とが1つずつ交互に結合してなる交互配列と、
を有するオリゴペプチドで被覆されており、
前記酸性アミノ酸は、アスパラギン酸(D)及びグルタミン酸(E)からなる群より選択される1種以上であり、
前記塩基性アミノ酸は、リシン(K)、アルギニン(R)及びヒスチジン(H)からなる群より選択される1種以上であり、
前記オリゴペプチドは、8~100個のアミノ酸から構成される
ことを特徴とする培養装置。

【請求項6】
前記電極層は、培養液中に浮いた状態で保持される多孔質膜の表面に形成されている
ことを特徴とする請求項5に記載の培養装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2012533032thum.jpg
出願権利状態 登録
この特許について質問等ある場合は、電子メールによりご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close