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ブルーベリーの生産方法、及び該方法により得られる連続開花性ブルーベリー 新技術説明会

国内特許コード P150011265
掲載日 2015年2月2日
出願番号 特願2013-516478
登録番号 特許第5717111号
出願日 平成24年5月25日(2012.5.25)
登録日 平成27年3月27日(2015.3.27)
国際出願番号 JP2012064249
国際公開番号 WO2012161351
国際出願日 平成24年5月25日(2012.5.25)
国際公開日 平成24年11月29日(2012.11.29)
優先権データ
  • 特願2011-116908 (2011.5.25) JP
発明者
  • 荻原 勲
  • 車 敬愛
  • 堀内 尚美
出願人
  • 国立大学法人東京農工大学
発明の名称 ブルーベリーの生産方法、及び該方法により得られる連続開花性ブルーベリー 新技術説明会
発明の概要 オフシーズンに収穫が可能で、しかもその収穫期間が長く、果実の品質も良好なブルーベリーの生産方法と、この生産方法で得られる連続開花性ブルーベリーとを提供する。
本発明に係る生産方法は、低温要求時間が100~500時間であるブルーベリーの花芽形成後、明期の温度を休眠導入温度よりも高温の条件下とする第1工程と、開花後、休眠導入温度以下の温度条件、上記第1工程における明期よりも長い明期とする長日条件且つ加湿条件とする第2工程とを含む。
従来技術、競合技術の概要



ブルーベリーは、7月から短日に反応して、9月頃までに新梢(新しく伸びた茎)の先端や葉の付け根(葉腋)に花芽を分化(形成)し、休眠を経て翌年開花するので、通常、1年に1回しか収穫できない落葉果樹である。

例えば、東京では、夏至が過ぎた7月頃から花芽の形成が始まり、日中の気温が10~15℃程度となる11月には落葉が完了し、休眠を経て、春(4月頃)花が咲き散ったあと、およそ60日ほどで種子のまわりに果肉が形成・成熟し、初夏(6月)以降に収穫、というライフサイクルが一般的である。

このように、ブルーベリーは落葉樹であるため、休眠期(植物の成長≪葉の光合成≫が停止する期間)が存在し、休眠打破には一定期間低温にあたることが必要とされる。このことを低温要求時間と言い、この低温要求時間が満たされないと、萌芽の不良が起きる。

低温要求時間は、7.2℃以下の積算時間で表され、ブルーベリーにおいては、品種によって様々で、100時間程度の品種もあれば、1500時間をも要する品種もあり、バラエティーに富んでいる。

また、ブルーベリーは、品種の違いを利用して、6月中旬から9月上旬まで出荷されているが、1品種でみると、その収穫期間は、1年のうちたった3週間程度である。

収穫期間が限られているゆえに、オフシーズン(10月から翌年の5月まで)が長く、サクランボやイチゴよりも単価が高い、天候面などにおいてリスクが大きい、などの問題がある。収穫期間が長くなれば(すなわち、周年生産が可能となれば)、このようなリスク回避はもとより、労働力の平準化、増産、消費者へのより一層の普及、自給率の向上なども期待できる。加えて、通常、摘花(摘果)も行われているので、収穫量が減少するという問題もあった。

産業上の利用分野



本発明は、オフシーズンに収穫が可能で、しかもその収穫期間が長く、果実の品質も良好なブルーベリーの生産方法に関する。

また、本発明は、このような生産方法により得られ、花芽の形成や、開花、結実とが同時に見られる連続開花性ブルーベリーに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
低温要求時間が100~500時間であるブルーベリーの花芽形成後、明期の温度を休眠導入温度よりも高温の条件下とする第1工程と、
開花後、休眠導入温度以下の温度条件、上記第1工程における明期よりも長い明期とする長日条件且つ加湿条件とする第2工程と、
を含むことを特徴とするブルーベリーの生産方法。

【請求項2】
上記第1工程は、明期の温度を30~35℃とすることを特徴とする請求項1記載の生産方法。

【請求項3】
上記第1工程は、明期を12~14時間とし、暗期を10~12時間とする日長条件とすることを特徴とする請求項1記載の生産方法。

【請求項4】
上記第1工程の明期における光強度を100~1000μmol・m-2・s-1PPFDとすることを特徴とする請求項1記載の生産方法。

【請求項5】
上記第2工程は、明期を15~16時間とし、暗期を8~9時間とする長日条件とすることを特徴とする請求項1記載の生産方法。

【請求項6】
上記第2工程は、明期及び暗期における温度を10~30℃とすることを特徴とする請求項1記載の生産方法。

【請求項7】
上記第2工程では、相対湿度を30~90%とする加湿条件とすることを特徴とする請求項1記載の生産方法。

【請求項8】
上記第2工程における明期の光強度を、上記第1工程における明期の光強度よりも弱くすることを特徴とする請求項1記載の生産方法。

【請求項9】
上記第2工程の明期における光強度を20~1000μmol・m-2・s-1PPFDとすることを特徴とする請求項1記載の生産方法。

【請求項10】
上記第2工程の期間中に実施され、第2工程の長日条件において明期をより短くし、暗期を長くする日長条件とする中間工程を更に含むことを特徴とする請求項1記載の生産方法。

【請求項11】
上記中間工程では、日長条件以外の条件を上記第2工程の条件と同じに設定することを特徴とする請求項10記載の生産方法。

【請求項12】
請求項1乃至11記載の生産方法により生産され、花芽、花及び果実が同時に存在することを特徴とする連続開花性ブルーベリー。
産業区分
  • 農林
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2013516478thum.jpg
出願権利状態 登録
※ 国立大学法人東京農工大学では、先端産学連携研究推進センターにおいて、知的財産の創出・権利化・活用に取り組んでいます。上記の特許・技術の内容および導入に興味・関心がありましたら、当センターまでお気軽にお問い合わせください。


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