TOP > 国内特許検索 > HIV検出キット、及びHIV検出方法

HIV検出キット、及びHIV検出方法 新技術説明会

国内特許コード P150011278
掲載日 2015年2月4日
出願番号 特願2013-532777
登録番号 特許第5553323号
出願日 平成25年1月24日(2013.1.24)
登録日 平成26年6月6日(2014.6.6)
国際出願番号 JP2013051389
国際公開番号 WO2013111800
国際出願日 平成25年1月24日(2013.1.24)
国際公開日 平成25年8月1日(2013.8.1)
優先権データ
  • 特願2012-013087 (2012.1.25) JP
発明者
  • 水谷 壮利
  • 石坂 彩
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 HIV検出キット、及びHIV検出方法 新技術説明会
発明の概要 本発明は、配列番号1又は6で表される塩基配列中の10以上の連続した塩基からなる塩基配列と、80%以上の同一性を有することを特徴とするHIV検出用オリゴヌクレオチド、並びにそれを用いたHIV検出キット及びHIV検出方法を提供する。
従来技術、競合技術の概要



後天性免疫不全症候群(Acquired Immune Deficiency Syndrome;以下、エイズという。)の原因であるHIV感染に対しては、HIV感染の根本的な予防をすることと共に、万一感染した疑いが生じた場合に、感染の有無を早期に診断できる技術を確立することが重要である。

また、治療により体内からHIVが消失したようにみえても、診断技術におけるウイルスの検出感度が低い場合には、体内でHIVが潜伏しているにもかかわらず、体内からHIVが「消失」したものと誤診されるおそれがあり、エイズ再発の禍根を残すことになる。





HIV感染後の急性感染期において、HIVは宿主細胞内に侵入し、自己のウイルスRNAを逆転写して、DNAを合成し、該DNAを宿主細胞のDNAに挿入し、プロウイルス化する。宿主細胞内で、該プロウイルスがウイルス遺伝子を発現し、自己のウイルスタンパク質がウイルスRNAをパッケージングすることによりウイルス粒子が形成され、該ウイルス粒子は宿主細胞外へ出ていく。

現在、臨床における抗HIV治療方法としては、多剤併用療法(Highly Active Anti-Retroviral Therapy:以下、HAART療法という。)が一般的である。HAART療法は、上述した急性感染期におけるウイルスRNAの逆転写やウイルスDNAのゲノムDNAへの挿入等を阻害する複数種の阻害剤を投与する方法である。HAART療法により、抗HIV治療は著しい発展を遂げてきている。

一方、HAART療法による治療過程で、一部の感染細胞は、HAART療法に対する耐性を獲得する(以下、この感染細胞を潜伏感染細胞という。)。潜伏感染細胞においては、プロウイルスを有しているにもかかわらず、急性感染期で観察されたウイルスの生活環が休止し、ウイルスRNAが産生されない。HAART療法は、上述したようにウイルス増殖の各ステップを阻害するものであるため、HAART療法により潜伏感染細胞からウイルスを除くことは困難である。しかし、HAART療法を中断すると、潜伏感染細胞におけるウイルスの生活環が再始動する。

従って、潜伏感染細胞からウイルスを除去できないことが、HIV患者のQOL(Quality of Life)に悪影響を与えている。





これに対して、本発明者らは、モデル細胞株を構築し、該モデル細胞株を用いて、潜伏感染細胞の表現型を解析したところ、潜伏感染細胞は、約60塩基の短鎖RNAを産出していることを見出した(非特許文献1参照。)。





HIV感染の診断方法において、感染者の血液中のウイルス量を定量することは、病態の程度や治癒経過を把握する指標として重要である。

現在、リアルタイムPCR法を標的核酸の増幅・検出の原理とするHIVのRNA定量法は、HIV感染の迅速な診断方法の一つとして知られている。





リアルタイムPCR法を用いたHIVのRNA定量法としては、例えば特許文献1に記載された方法が挙げられる。特許文献1に記載された方法は、HIV-1の各種サブタイプを認識できるように設計された縮重プライマーを用いて、ゲノムに挿入されたHIV-1プロウイルスを増幅・定量する方法である。かかる方法は、日本人感染者の主な感染源であるサブタイプBのみならず、それ以外の各種サブタイプにも対応できる点で優れている。

産業上の利用分野



本発明は、ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus;以下、HIVという。)検出用オリゴヌクレオチド、HIV検出キット、及びHIV検出方法に関する。

本願は、2012年1月25日に、日本に出願された特願2012-013087号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

特許請求の範囲 【請求項1】
HIV感染細胞が産生する短鎖RNAを検出するためのHIV検出キットであって、
配列番号5で表される塩基配列と、95%以上の同一性を有するHIV検出用プライマーを含むことを特徴とするHIV検出キット。

【請求項2】
前記HIV検出用プライマーは、配列番号5で表される塩基配列を有する請求項1に記載のHIV検出キット。

【請求項3】
更に、配列番号2で表される塩基配列を有するプローブを含む請求項1又は2に記載のHIV検出キット。

【請求項4】
請求項1~のいずれか一項に記載のHIV検出キットを用いることを特徴とするHIV検出方法。

【請求項5】
HIV感染細胞が産生する短鎖RNAを検出するためのHIV検出方法あって、
(a)核酸試料中のmRNAの3’末端にpolyAを付加する工程と、
(b)polyTと、該polyTの5’側にアダプター配列に相補的な塩基配列を有するプライマーを用いて、逆転写反応により、前記mRNAから該mRNAに相補するcDNAを合成する工程と、
(c)配列番号5で表される塩基配列と、95%以上の同一性を有するHIV検出用プライマーと、前記アダプター配列に相補的な塩基配列を有するプライマーを用いて、前記cDNAから、HIVのcDNAの配列を有する標的塩基配列を増幅する工程と、
(d)前記標的塩基配列の増幅産物を検出する工程と、
を有することを特徴とするHIV検出方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、問合せボタンを押してください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close