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分析用試薬組成物及び分析方法

国内特許コード P150011347
整理番号 S2012-1168-N0
掲載日 2015年2月18日
出願番号 特願2012-197182
公開番号 特開2014-052295
出願日 平成24年9月7日(2012.9.7)
公開日 平成26年3月20日(2014.3.20)
発明者
  • 藤野 竜也
出願人
  • 公立大学法人首都大学東京
発明の名称 分析用試薬組成物及び分析方法
発明の概要 【課題】 従来は測定不可能であった微量成分であっても測定することができる分析用試薬組成物及び分析方法を提供すること。
【解決手段】 微量成分の分析測定に用いられる、有機酸化合物と酸化物固体とを含有してなる分析用試薬組成物であって、上記有機酸化合物は、分子内水素結合構造を形成する水酸基を有し、上記酸化物固体は、ゼオライトなどの固体酸化物とアルカリ金属塩などのアルカリ金属化合物とを反応させて得られるアルカリ金属置換物であることを特徴とする微量成分の分析用試薬組成物。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



質量分析は物質の質量を測定する手法で、化学分野をはじめとするさまざまな分野で重要な技術である。その質量分析の中でも、MALDI―MS法(マトリックス支援レーザー脱離-質量分析)は、試料をマトリックス(芳香族有機化合物など)中に混ぜて結晶を作り、これにレーザーを照射することでイオン化する方法で、タンパク質などの高分子化合物であっても安定にイオン化することができる重要な技術であり、さまざまな手法が提案されている。

このような質量分析法においては、マトリックスを工夫することにより各種微量成分の分析を可能にすべく種々検討が施されている。

たとえば、特許文献1には、ゼオライトをマトリックスとして用いることが提案されている。具体的には、ゼオライトからなるミクロ構造体がミクロ構造体のアドレス指定を可能にする分子特異的認識部位を有するナノ粒子からなる質量分析用のマトリックスが提案されている。

また、特許文献2には、有機酸化物をマトリックスとして用いることが提案されている。具体的には、有機酸のアンモニウム塩と、脂肪族炭化水素基含有化合物とポリヌクレオチド、オリゴ糖、蛋白質などとを含有する組成物をマトリックスとして用いることが提案されている。

産業上の利用分野



本発明は、分析用試薬組成物及び分析方法に関し、さらに詳しくは、質量分析の際のマトリックスの開裂を抑制し、かつ、効率的に試料のイオン化を行うことで、従来方法で検出できなかった微量試料の質量分析、マトリックス開裂産物の由来のシグナル夾雑物により測定が困難であった低分子の試料の質量分析、及び、イオン化が困難な試料の質量分析を可能にする分析用試薬組成物及び分析方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
微量成分の分析測定に用いられる、有機酸化合物と酸化物固体とを含有してなる分析用試薬組成物であって、
上記有機酸化合物は、分子内水素結合構造を形成する水酸基を有し、
上記酸化物固体は、固体酸化物とアルカリ金属化合物とを反応させて得られるアルカリ金属置換物である
ことを特徴とする微量成分の分析用試薬組成物。

【請求項2】
上記固体酸化物がゼオライトであり、上記酸化物固体が、該ゼオライトにアルカリ金属塩を反応させて得られるゼオライトのアルカリ金属置換物である
ことを特徴とする請求項1記載の分析用試薬組成物。

【請求項3】
上記有機酸化合物と上記酸化物固体との配合比が、重量比で、1:0.1~5である
ことを特徴とする請求項1記載の分析用試薬組成物。

【請求項4】
請求項1記載の分析用試薬組成物を未知試料に混合し、得られた混合物を質量分析法により分析することを特徴とする、
微量成分の分析方法

【請求項5】
上記分析用試薬組成物の使用量をモル比で、未知試料1に対して20以上150以下とする
ことを特徴とする請求項4記載の分析方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2012197182thum.jpg
出願権利状態 公開
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