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L10型FeNi規則合金の製造方法、及びL10型FeNi規則合金

国内特許コード P150011359
整理番号 S2013-0241-N0
掲載日 2015年2月19日
出願番号 特願2012-261373
公開番号 特開2014-105376
出願日 平成24年11月29日(2012.11.29)
公開日 平成26年6月9日(2014.6.9)
発明者
  • 堀田 善治
  • 李 昇原
  • 高梨 弘毅
  • 水口 将輝
  • 小嗣 真人
  • 大河内 拓雄
  • 大槻 匠
出願人
  • 国立大学法人九州大学
  • 国立大学法人東北大学
  • 公益財団法人高輝度光科学研究センター
発明の名称 L10型FeNi規則合金の製造方法、及びL10型FeNi規則合金
発明の概要 【課題】L1型FeNi規則合金の製造方法、及びL1型FeNi規則合金を提供する。
【解決手段】鉄とニッケルとを含有する金属組成物に対して約50以上の相当歪を付与する第1工程を行う。前記金属組成物とは、インゴット等の塊(バルク)の金属、もしくは異なる種類の金属粉末を混ぜ合わせた混合粉末を含む。前記金属組成物は、44~56at%の前記鉄と44~56at%の前記ニッケルを含有する。さらに、0~20at%のコバルトを含んでもよい。必要に応じて、前記第1工程の後に、もしくは第1工程と同時に、L1型FeNi規則合金の規則化温度未満の温度で前記金属組成物に対して熱処理を行う。
【選択図】図4
従来技術、競合技術の概要



超高密度磁気記録媒体の実現には、高い磁気異方性を有する材料が必要であり、そのような材料としてL1型の規則合金であるFePtやFeAuが挙げられる。しかしながら、貴金属であるプラチナや金は、埋蔵量や生産量が少なく高価であるため、安定した入手が困難であるという問題がある。





また、現在の磁気記録材料、光磁気材料、光通信材料、磁石材料などに使用される高性能磁性材料の製造においては、レアアースの存在が必要不可欠となっている。しかしながら、レアアースは、地球上に一様に分布しているわけではなく、安定した入手が困難な場合があるため、レアアースを必要としない磁性材料の開発が強く望まれている。





ここで、FePt合金やFeAu合金と同様にL1型結晶構造を有し、優れた磁気特性を示す材料として隕石に含まれるFeNi合金が知られている。隕石に含まれるFeNi合金は、地球上に存在するFeNi合金とは大きく異なる磁気ヒステリシスや磁気異方性を有している。





非特許文献1においては、隕石の磁気特性と金属組織との相関について解析されており、隕石の有する特異な磁気特性は、ウィドマンシュテッテン構造に由来すると報告されている。





ウィドマンシュテッテン構造においては、鉄が豊富なα相(bcc-FeNi、カマサイト)とニッケルが豊富なγ相(fcc-FeNi、テーナイト)とに明確に分離しており、これらα相とγ相の界面のごく近傍において、隕石特有の薄膜状の層(テトラテーナイト)が形成されている。テトラテーナイトは、50%鉄-50%ニッケルの組成比で構成されたL1型FeNi規則合金である。

産業上の利用分野



本発明は、L1型FeNi規則合金の製造方法、及びL1型FeNi規則合金に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
鉄とニッケルとを含有する金属組成物に対して50以上の相当歪みを付与する第1工程を含むことを特徴とするL1型FeNi規則合金の製造方法。

【請求項2】
前記鉄および前記ニッケルが粉末状であることを特徴とする請求項1に記載のL1型FeNi規則合金の製造方法。

【請求項3】
前記金属組成物は、44~56at%の前記鉄と44~56at%の前記ニッケルを、前記鉄と前記ニッケルの合計が100at%を超えない範囲で、含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のL1型FeNi規則合金の製造方法。

【請求項4】
前記金属組成物は、コバルトを含有することを特徴とする請求項1~請求項3の何れか1項に記載のL1型FeNi規則合金の製造方法。

【請求項5】
前記金属組成物は、0~20at%のコバルトを、前記鉄と前記ニッケルと前記コバルトの合計が100at%を超えない範囲で、含有することを特徴とする請求項1~請求項4何れか1項に記載のL1型FeNi規則合金の製造方法。

【請求項6】
前記金属組成物に対してL1型FeNi規則合金の規則化温度未満の温度で熱処理を行う第2工程を、前記第1工程を行った後に行うことを特徴とする請求項1~請求項5の何れか1項に記載のL1型FeNi規則合金の製造方法。

【請求項7】
前記第1工程においては、前記金属組成物を室温以上L1型FeNi規則合金の規則化温度未満に加熱しつつ、前記金属組成物に対して50以上の相当歪みを付与することを特徴とする請求項1~請求項6の何れか1項に記載のL1型FeNi規則合金の製造方法。

【請求項8】
FeNi合金中に非ウィドマンシュテッテン構造で形成されていることを特徴とするL1型FeNi規則合金。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2012261373thum.jpg
出願権利状態 公開
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