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DNAカセット、ベクター、形質転換細胞、形質転換動物、機能性遺伝子発現動物及び解析装置 UPDATE 新技術説明会

国内特許コード P150011381
整理番号 S2013-0458-N0
掲載日 2015年2月20日
出願番号 特願2013-015113
公開番号 特開2014-143962
登録番号 特許第6124442号
出願日 平成25年1月30日(2013.1.30)
公開日 平成26年8月14日(2014.8.14)
登録日 平成29年4月14日(2017.4.14)
発明者
  • 相垣 敏郎
  • 金内 太郎
出願人
  • 公立大学法人首都大学東京
発明の名称 DNAカセット、ベクター、形質転換細胞、形質転換動物、機能性遺伝子発現動物及び解析装置 UPDATE 新技術説明会
発明の概要 【課題】所望の細胞や臓器中で標的遺伝子を可視化することができ、さらには可視化した遺伝子改変動物を生きたままの状態で精度よく解析することができるように動物の改質を行うことができるDNAカセットを提供すること。
【解決手段】所定の標的DNAと相同組み換えを起こして染色体に導入可能なDNAカセットであって、上記標的DNAの配列の5’側と相同な配列と、上記標的DNAの配列の3’側と相同な配列と、を有し、且つ上記5’側と相同な配列と上記3’側と相同な配列とに挟まれた部分に位置し、染色体導入時に機能を発現する初期機能配列及び一対の組み換え酵素認識配列を具備する保護配列と、上記保護配列及び上記3’側と相同な配列の間に位置し、上記保護配列における少なくとも上記初期機能配列が除去された場合に初めて機能を発現する機能性遺伝子の配列と、を有することを特徴とするDNAカセット。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



生理活性物質、薬剤、毒素、食品など化学物質の生体への影響の評価解析は、さまざまな分野で利用される重要な解析であり、分子生物学的手法を用いた解析により遺伝子レベルでの解析を行うことが可能になってきている。

例えば、特許文献1では、化合物をスクリーニングする方法及び有毒化合物を示す代謝反応の治療法に関連するマイクロアレイを用いて解析する手段が提案されている。

また、他の遺伝子レベルの解析手段としては、トランスジェニック動物などの遺伝子改変動物を用い遺伝子の発現を解析する手段が挙げられ、これらの中でも遺伝子の発現を蛍光タンパク質などで可視化することにより解析する手段は動物が生きたままの状態で遺伝子の発現を解析できる。

このため、例えば、特許文献2では、個体を構成する全ての細胞種でのイノシトールリン脂質(PIs)代謝解析を可能とし、様々な内在性あるいは外来性の物質がPIs動態に与える作用を、非侵襲的な条件下で量的、時間的・空間的な側面から明らかにするために、PIs可視化プローブを発現するトランスジェニック動物(PIs可視化動物)を作製する。PIs可視化プローブ遺伝子としては、PI(3,4,5)P3やPI(3,4)P2を可視化するAktプロテインキナーゼPHドメインとGFPとの融合タンパク質をコードするcDNAや、PI(3,4,5)P3を可視化するBtk-PHドメインとGFPとの融合タンパク質をコードするcDNAや、PI(4,5)P2を可視化する配列番号5で示される塩基配列からなる、ホスフォリパーゼCδPHドメインとGFPとの融合タンパク質をコードするcDNA等を発現するトランスジェニック動物が提案されている。

また、遺伝子発現を可視化した形質転換動物の解析に用いる装置としては、例えば、特許文献3のような、主要部が、レーザ走査型顕微鏡検査のための励起光を生成する光源モジュール、励起光をコリメートして偏向を行う走査モジュール、走査モジュールによって用意された走査ビームを顕微鏡光路内で試料の方向に向ける顕微鏡モジュールおよび試料からの光線を受け止め検出する検出モジュールから成るレーザ走査型顕微鏡において、試料が第1および第2の照明光によって照明され、その場合第1照明光LQ1が試料の励起を誘起し、第2照明光LQ2が周期性構造におけるコヒーレント光の回折によって生成され、それが照射横方向および照射軸方向に周期性構造を有している、高度な分解能を持つレーザ走査型顕微鏡が提案されている。

産業上の利用分野



本発明は、相同組み換えのためのDNAカセット、ベクター、形質転換細胞、形質転換動物、機能性遺伝子発現動物及び解析装置、さらに詳しくは、標的遺伝子の発現制御領域により発現制御を受け所望の細胞や臓器でのみ特定機能を有する遺伝子を発現させることができるDNAカセット、ベクター、形質転換細胞、及び、機能性遺伝子発現動物と、機能性遺伝子発現動物を大量に精度よく解析することが可能な解析装置と、に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
所定の標的DNAと相同組み換えを起こして染色体に導入可能なDNAカセットであって、
上記標的DNAの配列の5’側と相同な配列と、
上記標的DNAの配列の3’側と相同な配列と、を有し、
且つ
上記5’側と相同な配列と上記3’側と相同な配列とに挟まれた部分に位置し、染色体導入時に機能を発現する初期機能配列及び一対の組み換え酵素認識配列を具備する保護配列と、
上記保護配列及び上記3’側と相同な配列の間に位置し、上記保護配列における少なくとも上記初期機能配列が除去された場合に初めて機能を発現する機能性遺伝子の配列とを有し、
上記保護配列において、
上記の組み換え酵素の認識配列は人工イントロン配列内に配置されており、
上記組み換え酵素により一対の組み換え酵素認識配列の間のスタッファー配列が除去された後に5’側と3’側との両人工イントロン配列が融合して、融合配列が形成されるようになされている、
NAカセット。

【請求項2】
上記初期機能配列が、緑色蛍光タンパク質(GFP)を具備する、請求項記載のDNAカセット。

【請求項3】
上記初期機能配列が、
さらに選択マーカーの配列を具備する、
請求項1又は2に記載のDNAカセット。

【請求項4】
上記選択マーカーの配列が、GMR-w+、mini-white+、hsp70-white+である請求項記載のDNAカセット。

【請求項5】
上記機能性遺伝子が、ルシフェラーゼである請求項1~のいずれかに記載のDNAカセット。

【請求項6】
上記組み換え酵素の認識配列がloxPである請求項1~のいずれかに記載のDNAカセット。

【請求項7】
3’側の上記人工イントロン配列が、さらに、上記組み換え酵素認識配列の3’側にCreに認識されるがloxP配列とは相同組み換えを起こさない変異型loxP配列を具備する請求項に記載のDNAカセット。

【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載のDNAカセットを具備してなるベクター。

【請求項9】
請求項1~のいずれかに記載のDNAカセットが染色体上に存在する形質転換細胞。

【請求項10】
請求項記載の形質転換細胞を具備する形質転換動物。

【請求項11】
請求項1記載の形質転換動物にさらに上記組み換え酵素認識配列を認識する組み換え酵素が導入されてなる機能性遺伝子発現動物。

【請求項12】
上記組み換え酵素が組織特異的に発現する酵素である請求項1記載の機能性遺伝子発現動物。

【請求項13】
上記組み換え酵素がCreである請求項11または12に記載の機能性遺伝子発現動物。

【請求項14】
上記機能性遺伝子発現動物が、ショウジョウバエである請求項11~13のいずれかに記載の機能性遺伝子発現動物。

【請求項15】
請求項11~14のいずれかに記載の機能性遺伝子発現動物の解析を行う解析装置であって、
動物の保持部と、
画像を取得するための撮像部と、
情報処理を行う情報処理部と、
を具備する解析装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2013015113thum.jpg
出願権利状態 登録
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