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耐熱性微生物の作製方法 新技術説明会

国内特許コード P150011388
整理番号 S2014-1219-N0
掲載日 2015年2月23日
出願番号 特願2014-159048
公開番号 特開2016-034259
出願日 平成26年8月4日(2014.8.4)
公開日 平成28年3月17日(2016.3.17)
発明者
  • 赤田 倫治
  • 星田 尚司
  • 山田 守
  • 村田 正之
  • 高坂 智之
  • 松下 一信
  • 薬師 寿治
  • ナンタポン ナワラート
  • 東 慶直
出願人
  • 国立大学法人山口大学
  • 学校法人近畿大学
発明の名称 耐熱性微生物の作製方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】高温において増殖能力が向上した微生物、又は生育限界温度が上昇した微生物の作製方法を提供すること。
【解決手段】活性酸素消去酵素をコードする遺伝子を微生物に導入し、前記遺伝子を前記微生物内で発現させて耐熱性微生物を作製する。活性酸素消去酵素をコードする遺伝子が、スーパーオキシドディスムターゼ、細胞質カタラーゼ、ペルオキシゾームカタラーゼ、チトクロムcペルオキシダーゼ、アルキルヒドロペルオキシダーゼ、鉄依存性ペルオキシダーゼ、アルキルヒドロペルオキシダーゼ、ペルオキシレドキシン、ペルオキシレドキシン レダクターゼ、チオレドキシンからなる群から選択される少なくとも1つの酵素をコードする遺伝子であることが好ましい。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


人類は、古来より、お酒、酢、醤油など、近年ではクエン酸やアミノ酸の工業的な発酵生産などにおいて、身近に存在する非常に多くの常温生育微生物を利用してきた。かかる微生物を培養して発酵を行った場合には発酵熱により培地の温度が上昇し、発酵生産能が損なわれる。そのため、工業的な発酵生産においては発酵槽の温度を30℃以下に維持することが必要となるが、そのために多大な水道代や光熱費、冷却のための設備などの冷却コストが必要となる。



そこで、高温適応能力を有する変異株の開発が進められている。発明者らは、タイで耐熱性発酵微生物を分離し、段階的に培養温度を繰り返し培養することにより39~41℃での適応能力が付与された、酢酸発酵能力を有する酢酸菌(特許文献1、非特許文献1参照)や、FAD-グルコン酸脱水素酵素遺伝子を破壊し、30~38℃で5-ケト-D-グルコン酸生産能を有するグルコノバクター属の変異株(特許文献2参照)やmarR遺伝子又はpermease遺伝子を破壊し、高温下での生育能力や酢酸発酵能力を備えた、酢酸生産能が向上した酢酸菌の育種方法(特許文献3参照)を提案した。



これらの高温適用能力を有する変異株により、高温下又は非温度制御条件で発酵生産を行うことが可能となるが、特定の株における変異株であり、かかる技術を他の発酵微生物において適用できるか明らかでなく、応用面で満足のいくものではなかった。

産業上の利用分野


本発明は、耐熱性微生物の作製方法に関し、より詳しくは、活性酸素消去酵素をコードする遺伝子を微生物に導入し、前記遺伝子を前記微生物内で発現させることを特徴とする耐熱性微生物の作製方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
活性酸素消去酵素をコードする遺伝子を微生物に導入し、前記遺伝子を前記微生物内で発現させることを特徴とする耐熱性微生物の作製方法。

【請求項2】
活性酸素消去酵素をコードする遺伝子が、スーパーオキシドディスムターゼ、細胞質カタラーゼ、ペルオキシゾームカタラーゼ、チトクロムcペルオキシダーゼ、アルキルヒドロペルオキシダーゼ、鉄依存性ペルオキシダーゼ、ペルオキシレドキシン、ペルオキシレドキシン レダクターゼ、チオレドキシンからなる群から選択される少なくとも1つの酵素をコードする遺伝子であることを特徴とする請求項1記載の方法。

【請求項3】
活性酸素消去酵素をコードする遺伝子が、次の(a)~(e)に示される酵素から選択される少なくとも1つの酵素をコードする遺伝子であることを特徴とする請求項2記載の方法。
(a)コリネ型細菌由来のスーパーオキシドディスムターゼ;
(b)酵母由来の細胞質カタラーゼ、ペルオキシゾームカタラーゼ、又はチトクロムcペルオキシダーゼ;
(c)ザイモモナス属細菌由来のアルキルヒドロペルオキシダーゼ、スーパーオキシドディスムターゼ、又は鉄依存性ペルオキシダーゼ;
(d)大腸菌由来のカタラーゼ、又はスーパーオキシドディスムターゼ;
(e)酢酸菌由来のアルキルヒドロペルオキシダーゼ、ペルオキシレドキシン、ペルオキシレドキシン レダクターゼ、スーパーオキシドディスムターゼ、又はチオレドキシン;

【請求項4】
活性酸素消去酵素をコードする遺伝子を、前記遺伝子の由来源となる微生物に導入することを特徴とする請求項3記載の方法。

【請求項5】
活性酸素消去酵素をコードする遺伝子を含む発現ベクターを微生物に導入することを特徴とする請求項1~4のいずれか記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開


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