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移植用靱帯の固定具および移植用靱帯の固定方法 UPDATE

国内特許コード P150011449
整理番号 S2013-0903-N0
掲載日 2015年2月27日
出願番号 特願2013-094700
公開番号 特開2014-213093
登録番号 特許第6090747号
出願日 平成25年4月26日(2013.4.26)
公開日 平成26年11月17日(2014.11.17)
登録日 平成29年2月17日(2017.2.17)
発明者
  • 高橋 学
  • 高橋 敏明
  • 田中 宏文
出願人
  • 国立大学法人愛媛大学
  • 田中技研株式会社
発明の名称 移植用靱帯の固定具および移植用靱帯の固定方法 UPDATE
発明の概要 【課題】構造が簡単で、かつ、移植用靱帯を骨貫通孔内に安定に固定できる固定具を提供する。
【解決手段】骨貫通孔内に固定される移植用靱帯を、前記骨貫通孔の開口部で固定するための固定具であって、前記骨貫通孔開口部との接触面に垂直な方向から傾斜している傾斜貫通孔21を、一対以上有し、一つの傾斜貫通孔21と、対となるもう一つの傾斜貫通孔21とは、傾斜方向が互いに逆向きであり、かつ、互いに異なる平面内に存在する状態で交差していることを特徴とする固定具20。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要



靱帯は、複数の骨を互いに結合して関節を形作る組織である。靱帯が事故等により断裂した場合、靱帯の種類によっては自然治癒することもあるが、膝の前十字靱帯等では、自然治癒することはほとんどない。このような場合、断裂した靱帯に代わる新たな靱帯を、断裂した靱帯がもとあった場所またはその付近に移植する手術(靱帯再建術)を行う必要がある(特許文献1~3等)。





移植用靱帯の関節(骨組織)への固定は、例えば、前記移植用靱帯に緊張をかけた状態で、前記移植用靱帯を、糸の縫合、ワイヤーの締結等により前記骨組織に固定することで行うことができる。しかし、関節の手術においてこれらの操作を行うことは、視野が狭いために、非常に困難である。そこで、前記移植用靱帯を関節(骨組織)に固定するための固定具が用いられる。





図16および17に、移植用靱帯(再建靱帯)を関節(骨組織)に固定するための固定具を用いた、膝の前十字靱帯の再建術の一例を、模式的に示す。図16は、前記固定具の構造を模式的に示す図である。図示のとおり、この固定具160は、貫通孔161を複数有する。図17は、固定具160により、移植用靱帯を膝関節に移植して固定した状態を表す正面図である。また、移植用靱帯は、図示のとおり、移植腱111と、その両端に接続された人工靱帯112とからなる。人工靱帯112は、例えば、縫合糸等により形成することができる。移植腱111は、例えば、患者自身から採取した腱を束ねて太くしたものを用いる。さらに、この膝関節には、図示のとおり、大腿骨121および脛骨122には、それぞれ、貫通孔が穿たれている。この2つの貫通孔は、それらの間に関節内部(大腿骨121と脛骨122との間隙)を介して同心に配置されている。大腿骨121の貫通孔は、人工靱帯112を収容する人工靱帯収容部124と、移植腱111を収容する移植腱収容部125とを有する。人工靱帯収容部124と移植腱収容部125とは、同心に配置されて連結され、大腿骨121の貫通孔を形成する。また、脛骨122の貫通孔は、人工靱帯112を収容する人工靱帯収容部123と、移植腱111を収容する移植腱収容部126とを有する。人工靱帯収容部123と移植腱収容部126とは、同心に配置されて連結され、脛骨122の貫通孔を形成する。移植腱111は、その一端が、大腿骨121の移植腱収容部125に挿入(収容)され、他端が脛骨122の移植腱収容部126に挿入(収容)されて、大腿骨121と脛骨122とを連結している。大腿骨121側の人工靱帯112の端は、それに接続された固定具160によって、人工靱帯収容部124の大腿骨外側開口部に固定されている。同様に、脛骨122側の人工靱帯112の端は、それに接続された固定具160によって、人工靱帯収容部123の脛骨外側開口部に固定されている。なお、図17においては、図示の簡略化のために、皮膚、筋肉、軟骨等は図示を省略している。また、移植腱111および人工靱帯112(移植用靱帯)は、実際は、大腿骨121および脛骨122に隠れているため見えないが、図示の明確化のために実線で示している。

産業上の利用分野



本発明は、移植用靱帯の固定具および移植用靱帯の固定方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
骨貫通孔内に固定される移植用靱帯を、前記骨貫通孔の開口部で固定するための固定具であって、
前記骨貫通孔開口部との接触面に垂直な方向から傾斜している傾斜貫通孔を、一対以上有し、
一つの前記傾斜貫通孔と、対となるもう一つの前記傾斜貫通孔とは、傾斜方向が互いに逆向きであり、かつ、互いに異なる平面内に存在する状態で交差していることを特徴とする固定具。

【請求項2】
前記傾斜貫通孔において、前記骨貫通孔開口部との接触面に垂直な方向からの傾斜角度が、10~80度の範囲である請求項1記載の固定具。

【請求項3】
前記傾斜貫通孔において、傾斜方向の幅が、前記骨貫通孔開口部との接触面に垂直な方向から見て、3mm以下である請求項1または2記載の固定具。

【請求項4】
前記傾斜貫通孔の内径が、0.5~3mmの範囲である請求項1から3のいずれか一項に記載の固定具。

【請求項5】
一つの前記傾斜貫通孔と、対となるもう一つの前記傾斜貫通孔との間の距離が、前記傾斜貫通孔の内径に対して1.1~3倍の範囲である請求項1から4のいずれか一項に記載の固定具。

【請求項6】
前記傾斜貫通孔を、複数対有する請求項1から5のいずれか一項に記載の固定具。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2013094700thum.jpg
出願権利状態 登録
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