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免疫疲弊CD8+T細胞の機能改善薬、がん治療薬及びメタボリック症候群の予防または治療薬

国内特許コード P150011451
整理番号 S2013-0887-N0
掲載日 2015年2月27日
出願番号 特願2013-090431
公開番号 特開2014-214093
出願日 平成25年4月23日(2013.4.23)
公開日 平成26年11月17日(2014.11.17)
発明者
  • 鵜殿 平一郎
  • 榮川 伸吾
  • 西田 充香子
出願人
  • 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 免疫疲弊CD8+T細胞の機能改善薬、がん治療薬及びメタボリック症候群の予防または治療薬
発明の概要 【課題】免疫疲弊を改善し、がんを治療ならびにメタボリック症候群を予防又は治療する技術の提供。
【解決手段】フェンホルミン、ブホルミン及びメトホルミンからなる群から選ばれるビグアニド系抗糖尿病薬を含む、免疫疲弊CD8+T細胞の機能改善薬。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



一部のがん患者では、がんに対する免疫応答が著しく低下(免疫疲弊)している。がん抗原を認識・活性化されたT細胞はがん組織内に入った後、様々な抑制性の免疫チェックポイント分子を発現し、またがん細胞自身はチェックポイント分子のリガンドを発現しており、これらの相互作用ががん特異的T細胞を次第に疲弊に追い込むためである。T細胞疲弊の治療薬はこれまでに報告は無いが、昨今、免疫チェックポイント分子-リガンドの会合をブロックするモノクローナル抗体が脚光を浴びている。しかし、複数種類のチェックポイント分子-リガンドが存在し、且つ新たな分子の発見が相次いでいるため、何種類もの抗体投与が必要となり実際の医療現場では実用性に乏しい。





特許文献1は、メトホルミンが化学療法剤の効果増強作用を有することを開示しているが、メトホルミン自身は腫瘍の治療効果を有しないことが実施例で示されている。





非特許文献1は、2型糖尿病治療薬であるメトホルミンの作用メカニズムを開示する。





非特許文献2は、メトホルミンが抗腫瘍作用を有することを示唆している。

産業上の利用分野



本発明は、免疫疲弊CD8+T細胞の機能改善薬、がん治療薬及びメタボリック症候群の予防または治療薬に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
フェンホルミン、ブホルミン及びメトホルミンからなる群から選ばれるビグアニド系抗糖尿病薬を含む、免疫疲弊CD8+T細胞の機能改善薬。

【請求項2】
免疫疲弊CD8+T細胞のサイトカイン産生能を回復させる、請求項1に記載の機能改善薬。

【請求項3】
前記免疫疲弊T細胞が疲弊マーカーを発現しており、疲弊マーカーを発現した免疫疲弊CD8+T細胞のサイトカイン産生能を回復させる、請求項2に記載の機能改善薬。

【請求項4】
CD8+T細胞のアポトーシスを抑制する、請求項1~4のいずれかに記載の機能改善薬。

【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の機能改善薬を有効成分とする、免疫疲弊を有するがん患者に対するがん治療薬。

【請求項6】
CD8+T細胞の疲弊マーカーの発現により前記免疫疲弊が生じる、請求項5に記載の治療薬。

【請求項7】
前記疲弊マーカーがProgram cell death protein 1(PD-1)及びT cell membrane protein 3 (Tim-3)からなる群から選ばれる、請求項6に記載の治療薬。

【請求項8】
がんの化学療法及び放射線療法を受けていないがん患者に対して前記有効成分を投与する、請求項5~7のいずれかに記載の治療薬。

【請求項9】
有効成分がメトホルミンである、請求項5~8のいずれかに記載の治療薬。

【請求項10】
請求項1~4のいずれかに記載の機能改善薬を有効成分とする、メタボリック症候群の予防又は治療剤。

【請求項11】
メタボリック症候群による炎症を抑制する、請求項10に記載の予防又は治療剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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技術移転に関しては岡山TLOが窓口になります。


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