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非共有結合性エラストマー コモンズ

国内特許コード P150011472
整理番号 NU-0558
掲載日 2015年3月2日
出願番号 特願2014-227272
公開番号 特開2016-089099
出願日 平成26年11月7日(2014.11.7)
公開日 平成28年5月23日(2016.5.23)
発明者
  • 野呂 篤史
  • 林 幹大
  • 平松 竜輔
  • 松下 裕秀
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 非共有結合性エラストマー コモンズ
発明の概要 【課題】A鎖及びB鎖からなる2成分ブロック共重合体に非共有結合能を持たせたエラストマーを提供する。
【解決手段】本発明の非共有結合性エラストマーは、A鎖及びB鎖からなる2成分ブロック共重合体を主成分とするエラストマーであって、A鎖は、ガラス転位温度が35℃以上のポリマー鎖であり、B鎖は、平均重合度が前記A鎖より大きくガラス転位温度が35℃未満のポリマー鎖であり、非共有結合可能な官能基を有するモノマーが重合した部分を含むものである。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


室温付近においてガラス状の硬いポリマー成分と室温付近において溶融状態の柔らかいポリマー成分とを繋いで得られるポリマーは、流動しないものの特有の柔らかさと弾性を同時に発現する材料になり、これはエラストマーと呼ばれる。こうしたエラストマーは、温度を上げるとガラス状のポリマー成分も溶融成分となって流動するため、成形加工が容易な材料として広く利用されている。典型的なエラストマーとしては、分子量が数万~20万程度のABAブロック共重合体(A鎖:ガラス状のポリマー鎖、B鎖:溶融状態のポリマー鎖)が挙げられ、その合成法としては、アニオン重合をベースとした方法が提案されている。この種のエラストマーは、近年でも、A鎖やB鎖の種類を変更したものが多数検討されている(例えば特許文献1参照)。エラストマーと同様の分子構築を用いるポリマーゲルの調製において、本発明者らは、最近、A鎖と水素結合や配位結合などの非共有結合が可能な架橋剤(C)をABAブロック共重合体と混合することによりA/C混合物理架橋ドメインを形成させ、そのドメイン内での水素結合を形成・解離させることにより巨視的な物性を制御できることを報告した(非特許文献1参照)。

産業上の利用分野


本発明は、非共有結合性エラストマーに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
A鎖及びB鎖からなる2成分ブロック共重合体を主成分とするエラストマーであって、
前記A鎖は、ガラス転位温度が35℃以上のポリマー鎖であり、
前記B鎖は、平均重合度が前記A鎖より大きくガラス転位温度が35℃未満のポリマー鎖であり、非共有結合可能な官能基を有するモノマーが重合した部分を含む、
非共有結合性エラストマー。

【請求項2】
前記ブロック共重合体は、AB及び/又はABAブロック共重合体である、
請求項1に記載の非共有結合性エラストマー。

【請求項3】
前記非共有結合可能な官能基は、水素結合可能な官能基である、
請求項1又は2に記載の非共有結合性エラストマー。

【請求項4】
前記水素結合可能な官能基は、アミド基、カルボン酸基及びヒドロキシ基からなる群より選ばれた1種以上である、
請求項3に記載の非共有結合性エラストマー。

【請求項5】
前記A鎖は、ポリスチレン類、ポリアクリル酸エステル類、ポリメタクリル酸エステル類及びポリビニルピリジン類からなる群より選ばれた1種であり、
前記B鎖は、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類、アルケン類、アルキルスチレン類及びビニルエーテル類からなる群より選ばれたモノマーからなる主ポリマー鎖に、前記非共有結合可能な官能基を有するモノマーを重合により含有させたものである、
請求項1~4のいずれか1項に記載の非共有結合性エラストマー。

【請求項6】
前記A鎖同士が非共有結合している、
請求項1~5のいずれか1項に記載の非共有結合性エラストマー。

【請求項7】
前記A鎖は、ポリビニルピリジン類であり、隣合う前記ブロック共重合体中のA鎖のポリビニルピリジン類のN原子同士が金属イオンに配位している、
請求項6に記載の非共有結合性エラストマー。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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