TOP > 国内特許検索 > 鼻炎の予防治療装置

鼻炎の予防治療装置

国内特許コード P150011510
整理番号 S2013-1001-N0
掲載日 2015年3月9日
出願番号 特願2013-149012
公開番号 特開2015-019770
出願日 平成25年7月18日(2013.7.18)
公開日 平成27年2月2日(2015.2.2)
発明者
  • 武田 憲昭
  • 福井 裕行
  • 水口 博之
  • 久保 伸夫
出願人
  • 国立大学法人徳島大学
発明の名称 鼻炎の予防治療装置
発明の概要 【課題】花粉症やアレルギー性鼻炎などの症状を引き起こす物質の発生を抑制することができ、しかも、一般的家庭などにおいて予防的に使用することができる鼻炎の予防治療装置を提供する。
【解決手段】鼻孔内に挿入される挿入部12を有し、挿入部12に光源から放射される紫外線を外部に照射する光照射部13が設けられた光供給手段10を備えており、光照射部13は、中心波長が310nm±2nmに調整された紫外線を外部に照射するものである。鼻孔内に挿入部12を挿入すれば、中心波長が310nm±2nmに調整された紫外線を光照射部13から鼻腔内に照射することができる。すると、照射される紫外線の波長が上記範囲であるから、紫外線の強度が弱くても、花粉症などのアレルギー性鼻炎の症状を抑制することができる。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



乾癬、白班、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の治療おいて、狭帯域紫外線を使用した光線療法が行われている。狭帯域紫外線とは、308-313nmの非常に狭い波長域を持つ紫外線(狭帯域中波紫外線)であり、抗アレルギー作用を有しているので、上記のごとき皮膚疾患に使用されている(特許文献1、2参照)。





一方、花粉症として知られる季節性アレルギー性鼻炎や、通年性アレルギー性鼻炎などの鼻炎の患者が増えており、これらの鼻炎の予防や症状の軽減のための治療が行われている。例えば、坑ヒスタミン剤、抗ロイコトリエン薬、抗アレルギー薬のような薬剤の系統的使用や、ステロイドスプレー、D.S.C.G.、局所うっ血除去薬による局所療法などが行われている。





近年、アレルギー性鼻炎等の予防や症状軽減のための治療として、光線療法が試みられている。

例えば、特許文献3、4には、赤色光を発光する発光体を鼻腔に挿入して赤色光を鼻腔内に照射する器具が開示されており、赤色光によって鼻炎を治療することができる旨が記載されている。

また、特許文献5には、ペンシル状のケース体に、紫外線光を発する発光ダイオードを設けた花粉症治療器が開示されており、その紫外光を患部に照射することによって、紫外光の滅菌作用により症状が改善される旨の記載がある。

さらに、非特許文献1~3には、リノライト(Rhinolight)をアレルギー性鼻炎の治療に使用した例が開示されている。リノライトは、可視光線75%、長波紫外線(UVA)25%、中波紫外線(UVB)5%、を含む光を照射することができる器具である。そして、非特許文献1~3には、リノライトが放出する光を鼻粘膜に照射することによって、アレルギー性鼻炎を改善できる旨の記載もある。





しかるに、特許文献3~5には、赤色光や紫外光を患部に照射することにより鼻炎を治療することができる旨の記載はあるものの、かかる効果を実証する実験例は全く開示されておらず、赤色光やの紫外光を照射することによる鼻炎の治療効果は不明である。





一方、非特許文献1~3では、リノライトの照射によるアレルギー性鼻炎の治療効果を示した実験データは開示されているものの、リノライトでは、可視光線、長波紫外線、中波紫外線、を含む光を照射しているため、どの波長の光が作用しているかは明確ではない。とくに、リノライトには中波紫外線は5%しか含まれていないため、非特許文献1~3の実験結果から、中波紫外線や中波紫外線に含まれる狭帯域中波紫外線がアレルギー性鼻炎の治療効果に与える影響を把握することは困難である。





一方、特許文献6には、紫外線ビームを放射する紫外線源を備えた光線療法装置が開示されている。この特許文献6には、実験例として、raqweedによる枯草熱にかかっている患者の鼻腔内粘膜に塩化キセノン・レーザから供給される、308nm波長の紫外線ビーム(例1、2、4)または310~315nmの波長を含む紫外線ビーム(例3)、を照射した例が開示されている。そして、かかる紫外線ビームを照射することによって患者の症状が改善された旨の記載がある。

産業上の利用分野



本発明は、鼻炎の予防治療装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
鼻孔内に挿入される挿入部を有し、該挿入部に光源から放射される紫外線を外部に照射する光照射部が設けられた光供給手段を備えており、
前記光照射部は、
中心波長が310nm±2nmに調整された紫外線を外部に照射するものである
ことを特徴とする鼻炎の予紫外線防治療装置。

【請求項2】
前記光照射部は、
該光放出部から35mmの位置における強度が、100~400mJ/cm/hである紫外線を外部に照射するものであり、
一日の総照射量が、
10~800mJ/cmとなるように制御されている
ことを特徴とする請求項1記載の鼻炎の予防治療装置。

【請求項3】
前記光照射部は、
外部に照射する紫外線の照射角度が60度±5度となるように調整されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の鼻炎の予防治療装置。

【請求項4】
前記挿入部は、
その先端部に光検出器を備えており、
前記光照射部は、
鼻孔内に挿入されている状態よりも強い強度の光を検出すると、外部への紫外線の照射を停止するように制御されている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の鼻炎の予防治療装置。

【請求項5】
前記挿入部は、
該挿入部を鼻孔内に挿入する長さが10mm以下となるように規制する規制部を備えている
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のいずれかに記載の鼻炎の予防治療装置。

【請求項6】
前記光源が、LEDである
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の鼻炎の予防治療装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2013149012thum.jpg
出願権利状態 公開
ご興味のある方は、下記「問合せ先」へ電子メールまたはFAXでご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close