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光分解性組成物 コモンズ

国内特許コード P150011589
整理番号 N14087
掲載日 2015年3月24日
出願番号 特願2015-024925
公開番号 特開2016-147947
出願日 平成27年2月12日(2015.2.12)
公開日 平成28年8月18日(2016.8.18)
発明者
  • 荒木 潤
  • 本多 勇太
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 光分解性組成物 コモンズ
発明の概要 【課題】 ポリロタキサンを用いた光分解性組成物を提供する。
【解決手段】 環状分子と、環状分子の中空部を貫通する主鎖と、主鎖の両末端に配置され前記環状分子が前記主鎖から脱離することを防止する末端基とからなるポリロタキサンを含む光分解性組成物であって、前記末端基が光分解性基からなり、光照射により前記末端基のみが前記主鎖から分離し、ポリロタキサンを構成する前記環状分子と、主鎖と、末端基とに分解されることを特徴とする光分解性組成物
【選択図】 図7
従来技術、競合技術の概要


一分子内に幾何学的拘束構造を有する超分子材料、中でもポリロタキサンは、共有結合を介して結合形成された従来の分子とは異なり、複数の構成要素が分子内で回転やスライドといった運動の自由度を有しながら全体として一つの分子として振る舞う。このため、従来の分子には見られない特有の化学的及び力学的物性を示すことが知られ、数々の材料化学分野への応用が進められている(非特許文献1、2)。



ポリロタキサンは主鎖と環状分子と末端基とからなり、主鎖に多数個の環状分子を通し(糸にビーズを通した形態)、主鎖の両端に環状分子を抜け止めする末端基を結合した構成を備える。したがって、主鎖と末端基との結合を切断すると、ポリロタキサンは、主鎖、環状分子、末端基それぞれの単体に分離される。ポリロタキサンから主鎖、環状分子、末端基を分離した状態は、ポリロタキサンとは化学的な特性が異なるから、ポリロタキサンから末端基を分離する操作を利用することにより、新規な用途開発を行うことができる。



ポリロタキサンの末端基を外す従来方法には、芯物質(主鎖)の末端のかさ高い置換基をアルカリ処理することにより、芯物質からシクロデキストリンポリマーを分離する方法がある(特許文献1)。また、生分解(加水分解)可能な結合により末端基を主鎖に結合し、環状分子に薬物を担持したポリロタキサンを生体内で分解することにより薬剤を放出する方法が提案されている(特許文献2、特許文献3)。

産業上の利用分野


本発明は光分解性組成物に関し、より詳細にはポリロタキサンを含有する光分解性組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
環状分子と、環状分子の中空部を貫通する主鎖と、主鎖の両末端に配置され前記環状分子が前記主鎖から脱離することを防止する末端基とからなるポリロタキサンを含む光分解性組成物であって、
前記末端基が光分解性基からなり、光照射により前記末端基のみが前記主鎖から分離し、ポリロタキサンを構成する前記環状分子と、主鎖と、末端基とに分解されることを特徴とする光分解性組成物。

【請求項2】
前記ポリロタキサンは、前記環状分子に側鎖が結合されてなり、
光照射により、前記光分解性基のみが前記主鎖から分離し、側鎖が結合した環状分子と、主鎖と、末端基とに分解されることを特徴とする請求項1記載の光分解性組成物。

【請求項3】
前記末端基が、Ddz基(α,α-ジメチル-3,5-ジメトキシ-ベンジルカルボニル基)であることを特徴とする請求項1または2記載の光分解性組成物。

【請求項4】
前記主鎖がポリエチレングリコールからなり、前記環状分子がシクロデキストリンであることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載の光分解性組成物。

【請求項5】
UV光による光照射により、前記末端基のみが前記主鎖から分離することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項記載の光分解性組成物。


国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2015024925thum.jpg
出願権利状態 公開
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