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蛍光体 UPDATE

国内特許コード P150011868
掲載日 2015年4月8日
出願番号 特願2013-045024
公開番号 特開2014-172954
登録番号 特許第6103695号
出願日 平成25年3月7日(2013.3.7)
公開日 平成26年9月22日(2014.9.22)
登録日 平成29年3月10日(2017.3.10)
発明者
  • 小嶋 芳行
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 蛍光体 UPDATE
発明の概要 【課題】赤色の範囲において長時間の残光性能を有する蛍光体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】濃度0.2mol・dm-3の塩化ストロンチウム水溶液(A)にあらかじめ塩化プラセオジウム(III)七水和物(初期Pr/Sr原子比:0.003)と、塩化ユウロピウム(III)六水和物(初期Eu/Sr原子比:0.0001)を添加しておき、この混合溶液と濃度0.2mol・dm-3の硫酸アンモニウム(B)を攪拌混合し、塩化ストロンチウム水溶液(A)―硫酸アンモニウム(B)の混合溶液を生成する。合成温度を室温で、反応時間30分程度攪拌した後、該混合溶液をろ紙等でろ過する。こうして母体結晶SrSに対し、ユウロピウム(Eu)とプラセオジウム(Pr)を付活剤として添加し、液相反応により合成される蛍光体が製造可能となる。ここで付活剤としてのEuは0.001%~0.005%の範囲で,付活剤としてのPrは0.05%~0.20%の範囲で添加することが好ましい。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



残光性に優れた蛍光体としては、従来、青、緑色に光るものが知られており、光を照射することにより1000分以上の残光時間を示すものも存在した。これに対し、赤色に光る蛍光体に関しては残光時間が著しく短いものがほとんどとされ、例えばCaS:Tm,Euでは140分程度が最大とされていた。また、Y2O2S:Eu,Ti,Mgでは300分以上の残光性を示すものも存在したが、この蛍光体に関してはオレンジ色に近い領域での発色に留まり、しかもUV光の照射に基づく発光とされていた。というのも、RGBの三原色のうち、既に長残光を記録している他の青色蛍光体、緑色蛍光体が存在する中で、可視光照射により、同じような残光減衰傾向を示す赤色蛍光体が存在しないうちは、RGBの三原色を組み合わせた混合蛍光体や蓄光塗料を生成することができず、せっかく存在する青色蛍光体、緑色蛍光体の工業的用途も自ずと限界があった。





こうした中で、従来下記特許文献1に示す、硫酸ストロンチウム(SrS)系の赤色蛍光体及び赤色蛍光体の製造方法が提案されている。この赤色蛍光体及び赤色蛍光体の製造方法に関しては、残光時間や赤色発光の範囲、輝度に関して具体的な記述は存在しないものの、母材として硫酸ストロンチウム(SrS)を用いることが記載され、かつ複数の付活材を用いることが記載されている。しかしながら、この特許文献1には、RGBの三原色のうち、具体的な残光時間、残光減衰傾向、発光帯域(発光バンド)などの特性が示されている他の青色蛍光体、緑色蛍光体と比べ、発光に関するデータは一切示されておらず、付活材の種類や具体的な成分割合、製造方法が開示されていないため、他の蛍光体との混合など行う際における具体的な有用性が乏しいものであった。

産業上の利用分野



本発明は、蛍光体に係り、特に残光性に優れた蛍光体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
440ないし500nmの範囲の可視光を照射して617nmの近辺をピークとする帯域の発光を得る蛍光体の製造方法であって、
母体結晶SrSに対してEuを0.01mol%~0.04mol%,Prを0.3mol%~0.6mol%の範囲で添加し、
液相反応により合成したEu3+,Pr3+付活硫酸ストロンチウムを大気圧下の還元雰囲気において、1000~1500℃の範囲で所定時間焼成し、合成してなり、
上記還元雰囲気は、Ar-HあるいはHSのいずれかである蛍光体の製造方法。

【請求項2】
母体結晶SrSに対してPrを0.3mol%添加する請求項1に記載の蛍光体の製造方法。

【請求項3】
焼成時間を30分ないし2時間の範囲として合成してなる請求項1又は請求項2に記載の蛍光体の製造方法。

【請求項4】
上記可視光を励起光として1分以上照射する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の蛍光体の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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