TOP > 国内特許検索 > 有機物を含む懸濁汚水の処理方法

有機物を含む懸濁汚水の処理方法

国内特許コード P150011877
整理番号 4836
掲載日 2015年4月15日
出願番号 特願2014-263778
公開番号 特開2016-123891
出願日 平成26年12月26日(2014.12.26)
公開日 平成28年7月11日(2016.7.11)
発明者
  • 日下 英史
  • 石山 宏二
出願人
  • 国立大学法人京都大学
  • 西松建設株式会社
発明の名称 有機物を含む懸濁汚水の処理方法
発明の概要 【課題】有機物を含む懸濁汚水を処理する場合において、懸濁汚水中の浮遊物質を高効率で捕収して分離し除去することができ、捕収剤の使用量を低減させることができる方法を提供する。
【解決手段】処理しようとする懸濁汚水中に捕収剤としてドデシルアミン酢酸塩を添加するとともに、浮遊物質の粒子表面を改質する改質剤としてポリ塩化アルミニウムを懸濁汚水中に添加し、浮遊物質の粒子表面が負に帯電した状態で浮選を行う。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


湖沼や溜め池の浚渫土などの底質スラリーには、落ち葉や生物の死骸等の有機物が含まれており、このような底質スラリーの固液分離には、従来、凝集沈殿法が多く用いられている。例えば、放射能汚染土壌の除染・減容化のための方法において、放射能汚染土壌を水で洗浄して粗粒土壌の表面に付着した放射性セシウムを粗粒土壌表面から水中に分離させたときの洗浄水を凝集沈殿槽に導入し、凝集剤としてポリ塩化アルミニウム(PAC)等の無機凝集剤や磁性体ポリマー凝集剤などを使用し、吸着剤としてフェロシアン化合物、ゼオライトスラリーなどを使用して、それらを前記凝集沈殿槽に導入し、凝集沈殿法により放射性セシウムを含んだ沈殿物と放射性セシウムを除いた処理水とに分離し、沈殿物を脱水して放射性セシウム濃縮粘土にする、といった技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。



また、浮選法を用いてスラリーを固液分離することも行われている。例えば、放射性セシウムで汚染されたスラリーの除染方法において、雨水、河川、下水あるいは農地等の汚染土を前処理した汚染スラリーと、添加剤としてアルキルアミン塩型カチオン界面活性剤、第四級アルキルアンモニウム塩型カチオン界面活性剤等の捕収剤、ゼオライト、ベントナイト等の吸着剤などとを浮選機に供給するとともに、浮選機の下部からマイクロバブルを供給することにより、浮選機の上部から放射性セシウムが濃縮された浮上物を浮上回収し、浮選機の下部から除染されたアンダーフロー水を回収する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。また、上記特許文献1には、スラリー状の細粒土壌および微細な粘土質土壌を、油脂類、アミン系浮選剤、ドデシルアミン酢酸塩(DAA)等の浮選剤と共に高速剪断ミキサーに導入して浮選性を向上させた後、細粒土壌を回収する一方、粘土質土壌および浮選剤に起泡剤を添加したスラリーを浮選機に導入して、浮選法により放射性セシウムが吸着した粘土質スラリーを選択分離して回収し、これを脱水機で脱水し、放射性セシウム濃縮粘土にする、といった事項が開示されている。

産業上の利用分野


この発明は、底質スラリーや土壌洗浄スラリー、食品工場排水等の有機物を含む懸濁汚水を、マイクロバブル等の泡沫を利用した浮選法(浮遊選別法)により処理する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
有機物を含む懸濁汚水を浮選法により処理して懸濁汚水中から浮遊物質を分離し除去する、有機物を含む懸濁汚水の処理方法において、
処理しようとする懸濁汚水中に捕収剤としてドデシルアミン酢酸塩を添加するとともに、浮遊物質の粒子表面を改質する改質剤としてポリ塩化アルミニウムを懸濁汚水中に添加し、浮遊物質の粒子表面が負に帯電した状態で浮選を行うことを特徴とする、有機物を含む懸濁汚水の処理方法。

【請求項2】
懸濁汚水が放射性セシウムイオンを含有し、放射性セシウムイオンの吸着剤としてゼオライトを添加する請求項1に記載の、有機物を含む懸濁汚水の処理方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close