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有精卵の検査方法及び検査装置

国内特許コード P150011942
整理番号 S2014-1506-N0
掲載日 2015年4月27日
出願番号 特願2014-190515
公開番号 特開2016-061700
出願日 平成26年9月18日(2014.9.18)
公開日 平成28年4月25日(2016.4.25)
発明者
  • 中野 和弘
  • 大橋 慎太郎
  • 木村 孝平
  • 滝沢 憲一
出願人
  • 国立大学法人 新潟大学
発明の名称 有精卵の検査方法及び検査装置
発明の概要 【課題】インフルエンザワクチンの原料などに適さない成育不良卵を高速且つ高精度に検出することができる有精卵の検査方法を提案する。
【解決手段】本発明に係る有精卵の検査方法は、LED光を有精卵に照射して、該有精卵からの透過光の光強度を測定する透過光強度測定工程と、前記透過光強度測定工程で測定された透過光強度測定値を用いる判定基準に基づき、前記有精卵が成育不良卵であるか正常卵であるかを判定する判定工程とを備え、前記判定基準は、複数の成育不良卵から得られた前記透過光強度測定値と、複数の正常卵から得られた前記透過光強度測定値とに基づいて設定されることを特徴とするものである。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


従来、特に食材として供給される特に鶏の無精卵については、血液が混入した血卵などの異常卵を非破壊的に自動検出する検査が行われており、そのような検査方法についても、多数の文献が存在する(例えば、非特許文献1、特許文献1~2参照)。一方、有精卵については、特にインフルエンザワクチンの製造分野において、成育不良卵を非破壊的に自動検出する検査方法が、例えば特許文献3~4などに開示されている。

産業上の利用分野


本発明は、有精卵の検査方法及び検査装置に関し、特に、高速且つ高精度な検査を実現しようとするものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
有精卵が成育不良卵であるか正常卵であるかを判定する有精卵の検査方法において、
LED光を有精卵に照射して、該有精卵からの透過光の光強度を測定する透過光強度測定工程と、
前記透過光強度測定工程で測定された透過光強度測定値を用いる判定基準に基づき、前記有精卵が成育不良卵であるか正常卵であるかを判定する判定工程とを備え、
前記判定基準は、複数の成育不良卵から得られた前記透過光強度測定値と、複数の正常卵から得られた前記透過光強度測定値とに基づいて設定されることを特徴とする有精卵の検査方法。

【請求項2】
前記LED光の光強度を前記有精卵への照射なしに測定する参照光強度測定工程を備え、
前記判定工程においては、前記参照光強度測定工程で測定された参照光強度測定値と、前記透過光強度測定工程で測定された前記透過光強度測定値とを用いる判定基準に基づき、前記有精卵が成育不良卵であるか正常卵であるかを判定し、
前記判定基準は、複数の成育不良卵から得られた前記参照光強度測定値及び前記透過光強度測定値と、複数の正常卵から得られた前記参照光強度測定値及び前記透過光強度測定値とに基づいて設定される、請求項1に記載の有精卵の検査方法。

【請求項3】
前記参照光強度測定工程においては、ピーク波長の異なる第1及び第2のLED光の光強度を個別に前記有精卵への照射なしに測定し、
前記透過光強度測定工程においては、前記第1及び第2のLED光を個別に有精卵に照射して、該有精卵からの透過光の光強度を測定し、
前記判定工程においては、前記参照光強度測定工程で測定された前記第1のLED光の参照光強度測定値をI1refとし、前記透過光強度測定工程で測定された前記第1のLED光の透過光強度測定値をI1trとし、式T1=I1tr/I1refによる算出値を透過率T1とし、式A1=log10(1/T1)による算出値を吸光度A1とし、前記参照光強度測定工程で測定された前記第2のLED光の参照光強度測定値をI2refとし、前記透過光強度測定工程で測定された前記第2のLED光の透過光強度測定値をI2trとし、式T2=I2tr/I2refによる算出値を透過率T2とし、式A2=log10(1/T2)による算出値を吸光度A2とし、a及びbを変数としたとき、式A1<a・A2+bが成立した場合には前記有精卵が成育不良卵であると判定し、式A1>a・A2+bが成立した場合には前記有精卵が正常卵であると判定し、
前記変数a及びbは、複数の成育不良卵から得られた前記第1及び第2のLED光の吸光度A1及びA2と、複数の正常卵から得られた前記第1及び第2のLED光の吸光度A1及びA2とに基づいて設定される、請求項2に記載の有精卵の検査方法。

【請求項4】
前記参照光強度測定工程においては、ピーク波長の異なる第1及び第2のLED光の光強度を個別に前記有精卵への照射なしに測定し、
前記透過光強度測定工程においては、前記第1及び第2のLED光を個別に有精卵に照射して、該有精卵からの透過光の光強度を測定し、
前記判定工程においては、前記参照光強度測定工程で測定された前記第1のLED光の参照光強度測定値をI1refとし、前記透過光強度測定工程で測定された前記第1のLED光の透過光強度測定値をI1trとし、式T1=I1tr/I1refによる算出値を透過率T1とし、前記参照光強度測定工程で測定された前記第2のLED光の参照光強度測定値をI2refとし、前記透過光強度測定工程で測定された前記第2のLED光の透過光強度測定値をI2trとし、式T2=I2tr/I2refによる算出値を透過率T2としたとき、式Y=(T2-T1+1)/(T2+T1)による算出値Yが閾値TY未満である場合に前記有精卵が成育不良卵であると判定し、算出値Yが閾値TYを超える場合に前記有精卵が正常卵であると判定し、
前記閾値TYは、複数の成育不良卵から得られた算出値Yと、複数の正常卵から得られた算出値Yとに基づいて設定される、請求項2に記載の有精卵の検査方法。

【請求項5】
前記参照光強度測定工程においては、ピーク波長の異なる第1、第2及び第3のLED光の光強度を個別に前記有精卵への照射なしに測定し、
前記透過光強度測定工程においては、前記第1、第2及び第3のLED光を個別に有精卵に照射して、該有精卵からの透過光の光強度を測定し、
前記判定工程においては、前記参照光強度測定工程で測定された前記第1のLED光の参照光強度測定値をI1refとし、前記透過光強度測定工程で測定された前記第1のLED光の透過光強度測定値をI1trとし、式T1=I1tr/I1refによる算出値を透過率T1とし、式A1=log10(1/T1)による算出値を吸光度A1とし、前記参照光強度測定工程で測定された前記第2のLED光の参照光強度測定値をI2refとし、前記透過光強度測定工程で測定された前記第2のLED光の透過光強度測定値をI2trとし、式T2=I2tr/I2refによる算出値を透過率T2とし、式A2=log10(1/T2)による算出値を吸光度A2とし、前記参照光強度測定工程で測定された前記第3のLED光の参照光強度測定値をI3refとし、前記透過光強度測定工程で測定された前記第3のLED光の透過光強度測定値をI3trとし、式T3=I3tr/I3refによる算出値を透過率T3とし、式A3=log10(1/T3)による算出値を吸光度A3とし、p、q、r及びsを変数としたとき、式Z=p・A1+q・A2+r・A3+sによる算出値Zが閾値TZを超える場合に前記有精卵が成育不良卵であると判定し、算出値Zが閾値TZ未満である場合に前記有精卵が正常卵であると判定し、
前記変数p、q、r及びs並びに前記閾値TZは、複数の成育不良卵から得られた算出値Zと、複数の正常卵から得られた算出値Zとに基づいて設定される、請求項2に記載の有精卵の検査方法。

【請求項6】
複数の有精卵のそれぞれに対して同時に前記の各工程を適用する、請求項1~5のいずれか一項に記載の有精卵の検査方法。

【請求項7】
前記LED光のピーク波長は550nm~900nmの範囲内にある、請求項1~6のいずれか一項に記載の有精卵の検査方法。

【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の有精卵の検査方法に用いられる有精卵の検査装置において、
前記LED光を照射する照射部と、
前記照射部から受光した前記LED光の光強度を測定する測定部と、
前記照射部と前記測定部との間に前記有精卵を搬送する搬送部と、
前記測定部での測定値を用いる前記判定基準に基づき、前記有精卵が成育不良卵であるか正常卵であるかを判定する判定部と、
前記判定基準を設定するためのインタフェース部とを備えることを特徴とする有精卵の検査装置。

【請求項9】
前記判定部で成育不良卵であると判定された前記有精卵を、前記搬送部から取除く成育不良卵除去部を備える、請求項8に記載の有精卵の検査装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014190515thum.jpg
出願権利状態 公開
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