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医療用組織マーカー及びその製造方法

国内特許コード P150011948
掲載日 2015年4月28日
出願番号 特願2013-520507
登録番号 特許第5959118号
出願日 平成24年5月31日(2012.5.31)
登録日 平成28年7月1日(2016.7.1)
国際出願番号 JP2012064235
国際公開番号 WO2012173003
国際出願日 平成24年5月31日(2012.5.31)
国際公開日 平成24年12月20日(2012.12.20)
優先権データ
  • 特願2011-130901 (2011.6.13) JP
発明者
  • 林 秀樹
  • 畑山 博哉
  • 藤浪 眞紀
  • 豊田 太郎
出願人
  • 国立大学法人 千葉大学
発明の名称 医療用組織マーカー及びその製造方法
発明の概要 臓器外側からでも位置の認識が可能であり、長時間局所的に留まることが可能であって、かつ、マーキングした位置の臓器全体の中での位置の把握が容易となる医療用組織マーカー及びその製造方法を提供する。
そのため、本発明にかかる医療用組織マーカーは、リン脂質及び近赤外蛍光色素が複合して形成されたベシクルと、前記リン脂質及びX線造影剤が複合して形成されたエマルションを含み、前記ベシクルと前記エマルションを親水性溶媒に内包させ、乳化剤により複数のカプセルを形成、凝集させたクラスターを有する。
従来技術、競合技術の概要


近年、内視鏡を用いた手術が発展し、診断・治療の手法として多く利用されるようになってきている。上記手術において、組織マーカーは極めて有用である。組織マーカーとは、診断・治療するために必要な部位にマーキングを施すものであり、マーキングを施すことで診断・治療するための部位を簡便に特定することができるようになる。



公知の組織マーカーに関する技術としては、例えば、インドシアニングリーンに関する技術が、例えば下記非特許文献1乃至6、特許文献1及び2(以下これらを「文献」という。)に記載されている。下記文献には、インドシアニングリーンとゼラチンとを混合して作製した組織マーカーを用い、内視鏡カメラによって可視領域の吸収を観察したことが開示されている。



X線造影剤を組織マーカーとして用いる技術としては、例えば、ヨード化ケシ油エチルエステルに関する技術が、下記非特許文献7に記載されている。下記文献には、ヨード化ケシ油エチルエステルとリン脂質とを混合して作製した組織マーカーの安定性が、リン脂質を用いない場合に比べて向上したことが開示されている。



また、下記特許文献3には、リン脂質と近赤外蛍光色素が複合して形成されたベシクルを親水性溶媒に内包させ、乳化剤により複数のカプセルを形成、凝集させたベシクルクラスターを有する医療用組織マーカーが開示されている。



【非特許文献1】
草野満夫編著,ICG 蛍光Navigation Surgeryのすべて,インターメディカ,2008.
【非特許文献2】
S.Yoneyaet al,Investigative Ophtalmolgyand Visual Science1998;39:1286-1290.
【非特許文献3】
S.Itoet al,Endoscopy 2001;33:849-853
【非特許文献4】
R.Ashidaet al,Endoscopy 2006;38:190-192.
【非特許文献5】
S.Taokaet al,Digestive Endoscopy1999;11:321-326.
【非特許文献6】
J.V.Frangioni,CurrentOpinion inChemical Biology 2003;7:626-634.
【非特許文献7】
安康晴博、Lecithin配合lipiodol emulsionを用いた肝動脈化学塞栓療法の基礎的研究、東京女子医大誌、1990;60:999-1010.
【特許文献1】
特開2007-262062号公報
【特許文献2】
特開2008-69107号公報
【特許文献3】
特開2010-266295号公報

産業上の利用分野



本発明は、医療用組織マーカー及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
リン脂質及び近赤外蛍光色素が複合して形成されたベシクル前記リン脂質及びX線造影剤が複合して形成されたエマルションを含み乳化剤によって前記ベシクルと前記エマルションを親水性溶媒に内包させカプセルが複数凝集したクラスターを有する医療用組織マーカー。

【請求項2】
前記X線造影剤は、ヨード化ケシ油エチルエステルを含む請求項1記載の医療用組織マーカー。

【請求項3】
前記リン脂質は、レシチン及びフォスファチジルコリンの少なくともいずれかである請求項1記載の医療用組織マーカー。

【請求項4】
前記親水性溶媒は、水と食用増粘剤を含む、請求項1記載の医療用組織マーカー。

【請求項5】
第一の親水性溶媒に近赤外蛍光色素、X線造影剤及びリン脂質を加えて攪拌し、
疎水性溶媒に、前記第一の親水性溶媒、乳化剤を加えて懸濁液を形成し、
前記懸濁液と第二の親水性溶媒とを用いて遠心分離する、医療用組織マーカーの製造方法。

【請求項6】
前記疎水性溶媒に、前記第一の親水性溶媒、乳化剤を加えて懸濁液を形成する際、X線造影剤も加える請求項5記載の医療用組織マーカーの製造方法。

【請求項7】
前記X線造影剤は、ヨード化ケシ油エチルエステルを含む請求項5記載の医療用組織マーカーの製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2013520507thum.jpg
出願権利状態 登録
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