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磁気ディスク及び磁気記憶装置の復旧方法 コモンズ

国内特許コード P150012000
整理番号 429
掲載日 2015年6月1日
出願番号 特願2013-102816
公開番号 特開2014-225308
出願日 平成25年5月15日(2013.5.15)
公開日 平成26年12月4日(2014.12.4)
発明者
  • 谷 弘詞
出願人
  • 学校法人 関西大学
発明の名称 磁気ディスク及び磁気記憶装置の復旧方法 コモンズ
発明の概要 【課題】損傷が生じた磁気ディスクの読み出しを可能とする磁気ディスクの復旧方法等を提供する。
【解決手段】最表面側に配された潤滑層と、該潤滑層よりも内側に配された磁気層とを有する磁気ディスクの復旧方法であって、前記潤滑層に異物が形成されることによって損傷が生じたとき、該潤滑層の表面にクリーニング処理を施すことによって前記異物を除去する異物除去工程を備え、前記クリーニング処理は、前記潤滑層の表面を研磨可能なシート材を用い、前記磁気ディスクを回転させつつ前記潤滑層の表面に前記シート材を押し当てることによって、前記潤滑層の表面を清掃する処理である磁気ディスクの復旧方法。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要



従来、磁気記憶装置として、最表面側に配された潤滑層と、該潤滑層よりも内側に配された磁気層とを有する磁気ディスクを備えたものが、コンピューターに搭載されたり、コンピューターの外部に配され、該コンピューターに電気的に接続されたりして使用されている。このような磁気記憶装置は、ハードディスク装置と呼ばれている。





前記磁気層は、情報を磁気データとして記憶することができるようになっており、前記磁気ディスクは、毎分5400~10000回転といった高速で回転するようになっている。また、前記磁気記憶装置は、前記磁気層に情報を書き込み、及び、該磁気層に記憶された情報を読み出す磁気ヘッドをさらに備えている。該磁気ヘッドは、磁気ディスクが高速回転すると、流体潤滑(気体潤滑)効果によって磁気ディスクの表面(潤滑層の表面)から数nm程度浮上するようになっている。このように、該磁気ヘッドと磁気ディスクの表面との間に隙間が形成された状態で、磁気ディスクの表面上を磁気ヘッドが非接触に走査しながら、上記読み書きを行うようになっている。





この種の磁気記憶装置においては、コンピューターや、磁気記憶装置が不意に落下したり、磁気ディスクと磁気ヘッドとが不意に接触したりして、磁気ディスク表面に、引っ掻き傷(スクラッチ)等の物理的な傷が発生する場合がある。この場合、さらに、磁気ディスク表面が引っ掻かれることによって発生した粉が異物として磁気ディスク表面に付着したり、引っ掻き傷の端縁が隆起して潤滑層よりも外側に突出した突起が異物として形成されたりする場合がある。また、磁気記憶装置が海水や汚水中に落下し、磁気記憶装置内に海水等が浸入し、該海水等に含まれる成分が乾燥して、磁気ディスク表面に異物が付着する場合もある。このように磁気ディスク表面に存在する異物を、布等を用いて拭き取ろうとしても、比較的大きな異物は除去できても、磁気ヘッドと磁気ディスクとの微細な隙間程度といった微細な異物は十分に除去することが困難である。





このように、磁気ディスクの表面に異物が形成された状態、または、形成された異物が十分に除去されていない状態で磁気ディスク表面上を磁気ヘッドが走査すると、該磁気ヘッドが異物と衝突し、磁気ディスクに記憶された情報を読み出すことが困難となる。





ここで、磁気ディスクが損傷した場合に、記憶された情報を1回だけでも読み出すことができれば、読み出した情報を別の磁気ディスク等に記憶させることが可能となる。また、磁気ディスクに記憶された情報のうち、一部分でも読み出すことが可能であれば、情報消失の被害は軽減される。

産業上の利用分野



本発明は、磁気ディスク及び磁気記憶装置の復旧方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
最表面側に配された潤滑層と、該潤滑層よりも内側に配された磁気層とを有する磁気ディスクの復旧方法であって、
前記潤滑層に異物が存在することによって損傷が生じたとき、該潤滑層の表面にクリーニング処理を施すことによって前記異物を除去する異物除去工程を備え、
前記クリーニング処理は、前記潤滑層の表面を研磨可能なシート材を用い、前記磁気ディスクを回転させつつ前記潤滑層の表面に前記シート材を押し当てることによって、前記潤滑層の表面をクリーニングする処理である磁気ディスクの復旧方法。

【請求項2】
前記異物除去工程を行った後、前記磁気ディスクから前記潤滑層を除去し、該磁気ディスクの最表面側に新たな潤滑層を形成する潤滑層形成工程と、
該潤滑層形成工程で形成された前記新たな潤滑層の表面に前記クリーニング処理を施すことによって前記潤滑層を平滑化する平滑化工程とをさらに備えた請求項1に記載の磁気ディスクの復旧方法。

【請求項3】
請求項1または2に記載の磁気ディスクの復旧方法を備えた磁気記憶装置の復旧方法。

【請求項4】
前記磁気記憶装置は、その内部に前記磁気ディスクを収容する容器と、ヘリウムガスが充填された状態で前記容器を密封した蓋部とを備えており、
前記蓋部を開け、請求項1または2に記載の磁気ディスクの復旧方法を実施した後、ヘリウムガスが再充填された状態で前記蓋部を閉めて前記容器を密封する請求項3に記載の磁気記憶装置の復旧方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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