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足付き車いす

国内特許コード P150012016
掲載日 2015年6月12日
出願番号 特願2013-531217
出願日 平成24年8月20日(2012.8.20)
国際出願番号 JP2012070972
国際公開番号 WO2013031566
国際出願日 平成24年8月20日(2012.8.20)
国際公開日 平成25年3月7日(2013.3.7)
優先権データ
  • 特願2011-185522 (2011.8.29) JP
発明者
  • 岡田 徳次
出願人
  • 国立大学法人 新潟大学
発明の名称 足付き車いす
発明の概要 簡単な手動操作によって複数の足を任意の向きに制御でき、滑り易い路面、軟弱な路面、障害物に対応して、自由に移動することを可能にする足付き車いすを提供する。車いす本体11と、車いす本体11に大輪軸12を介して軸支される大輪2と、大輪2に回転軸23を介して軸支される複数の足24と、大輪軸12に軸支されたプーリ31と、回転軸23に軸支され足24が固定された複数のプーリ33と、大輪軸12に軸支されたプーリ31から複数のプーリ33へ動力を伝達するワイヤ36と、回転ハンドル41とを備えた。複数のプーリ33をワイヤ36により大輪軸12に軸支されたプーリ31と同一の角度変化をするように結合し、プーリ31の角度変化を大輪2の回転に関係しない回転ハンドル41の回転操作により制御可能に構成した。
従来技術、競合技術の概要



車いすの車輪は、前後方向に自由に回転できる構造になっている。しかし、路上の接触面積が小さいことから、雪道や凍結路のように屋外の滑り易い路面においては、車輪が滑って思うように漕ぎ進まなかったり、急に止まれずに物に衝突する虞があったりして、車いすの利用は非常に危険である。また、砂道や農道のように軟弱な地面においては、車輪が地中に潜り易く、車輪を漕ぐ利用者の負担は大きい。さらに、車輪が乗り上げられる瓦礫等の障害物の高さは、大輪半径の20%程度が限度である。





これまで、滑り易い路面での対策として、車輪にチェーンを巻く、スパイクをつける、深溝を施す、などの方法があった。しかし、車輪にチェーンを巻く方法ではチェーンの取り付け取り外しの手間を要するという欠点があり、スパイクをつける、深溝を施すといった方法では車輪そのものを専用的に設計する必要があるという欠点があった。





また、軟弱な地面などの不整地上での車いす移動の走破性を高めるために、車輪に足をつけた4輪の車両が提案されている(特許文献1)。しかし、この車両は、4つの車輪が同サイズのときにのみ足が有効に動作し、手漕ぎや足漕ぎ車いすのように自由輪を含む場合には、動力不足のため足を指定する向きに変えることができないという問題があった。また、弓状リンクを伸縮させる車両が提案されている(特許文献2)が、足となるリンクの向きを構造上の制約から時計回り、或いは反時計回りのいずれかにせざるを得ないという問題があった。同サイズの2つの車輪をわずかに離し、これらを結ぶリンクの一端を足とする車両(非特許文献1)は、足を任意の向きに変えられないという問題があった。偏心軸周りの回転により車輪外周の一方向に爪を出す車輪機構を有する車両(非特許文献2、3)は、爪の向きが車体直下に制限されるという問題があった。さらには、スポークの先端に装備した円板により着地面積を増やした車両が提案されている(特許文献3)が、大きな動力エネルギーを必要とする上に、変更できる足の向きが狭い範囲に限定されるという問題があった。

産業上の利用分野



本発明は、滑り易い路面や軟弱な地面、或いは瓦礫の散在する路面における車いすの移動困難性を解決するための足を備えた足付き車いすに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
車いす本体と、この車いす本体に大輪軸を介して軸支される大輪と、この大輪に回転軸を介して軸支される複数の足と、前記大輪軸に軸支されたプーリ又はスプロケットと、前記回転軸に軸支され前記足が固定された複数のプーリ又はスプロケットと、前記大輪軸に軸支されたプーリ又はスプロケットから前記回転軸に軸支された複数のプーリ又はスプロケットへ動力を伝達する動力伝達手段と、回転ハンドルとを備え、前記回転軸に軸支された複数のプーリ又はスプロケットは前記動力伝達手段により前記大輪軸に軸支されたプーリ又はスプロケットと同一の角度変化をするように結合され、前記大輪軸に軸支されたプーリ又はスプロケットの角度変化は前記回転ハンドルの回転操作により前記大輪の回転角に関係なく制御可能に構成されたことを特徴とする足付き車いす。

【請求項2】
前記回転ハンドルの回転力はウォームホイールを介して前記大輪軸に軸支されたプーリ又はスプロケットに伝達されるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の足付き車いす。

【請求項3】
前記回転ハンドルの回転力は遊星歯車機構を介して前記大輪軸に軸支されたプーリ又はスプロケットに伝達されるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の足付き車いす。

【請求項4】
前記大輪に中継軸を介して軸支されたプーリ又はスプロケットを備え、前記動力伝達手段は前記大輪軸に軸支されたプーリ又はスプロケットから前記中継軸を介して軸支されたプーリ又はスプロケットを介して前記回転軸に軸支された複数のプーリ又はスプロケットへ動力を伝達するように構成されるとともに、前記回転軸に軸支された複数のプーリ又はスプロケットの外径は前記大輪軸に軸支されたプーリ又はスプロケットの外径よりも小さく形成されたことを特徴とする請求項1記載の足付き車いす。

【請求項5】
1つの前記回転ハンドルにより左右の前記大輪軸に軸支されたプーリ又はスプロケットの角度変化を連動させて制御可能に構成されたことを特徴とする請求項1記載の足付き車いす。

【請求項6】
自由輪を備え、前記車いす本体の下部の左右に前記大輪軸側から前記自由輪側に斜めに落ちるスカートを備えたことを特徴とする請求項1記載の足付き車いす。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2013531217thum.jpg
出願権利状態 公開
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