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細菌または真菌の抗菌薬感受性の検査方法およびそれに用いるシステム コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P150012022
掲載日 2015年6月12日
出願番号 特願2013-533608
登録番号 特許第5828177号
出願日 平成24年8月31日(2012.8.31)
登録日 平成27年10月30日(2015.10.30)
国際出願番号 JP2012072181
国際公開番号 WO2013038925
国際出願日 平成24年8月31日(2012.8.31)
国際公開日 平成25年3月21日(2013.3.21)
優先権データ
  • 特願2011-200036 (2011.9.13) JP
発明者
  • 松本 佳巳
  • 葉山 浩平
  • 榊原 昇一
  • 西野 邦彦
  • 山口 明人
  • 野地 博行
  • 飯野 亮太
出願人
  • 国立大学法人大阪大学
  • 株式会社フコク
発明の名称 細菌または真菌の抗菌薬感受性の検査方法およびそれに用いるシステム コモンズ 新技術説明会
発明の概要 簡便且つ迅速に、抗菌薬に対する細菌または真菌の感受性を検査できる新たな方法およびそれに用いる検査システムを提供する。
本発明の検査方法は、細菌または真菌の抗菌薬感受性の検査方法であり、流路を有するマイクロデバイスを使用し、前記マイクロデバイスの前記流路内で、抗菌薬と被検菌液との混合液をインキュベートする工程、および、前記マイクロデバイスの前記流路の観察エリアにおける、前記被検菌液由来の細菌または真菌を検出する検出工程を含むことを特徴とする。前記検出工程は、例えば、前記観察エリアにおける、前記被検菌液由来の細菌または真菌の増減や形態変化を、顕微鏡等により検出することにより行える。
従来技術、競合技術の概要



近年、薬剤耐性菌が増加していることから、有効な抗菌薬を選択するために、細菌または真菌の抗菌薬に対する感受性を確認することは、極めて重要となっている。





細菌および真菌の感受性検査のため、簡易迅速化を目的とした機器が発売されている(非特許文献1)。しかしながら、これらの大型機器は高価である。また、前記機器は、濁度判定を行うために、判定可能な濁度にまで菌を増殖させなければならない。例えば、緑膿菌のように増殖の遅い菌の場合、最短でも8時間以上を要する。また、前記機器を必要としない方法として、一般的に、微量液体希釈法、濃度勾配をつけたディスクにより、寒天培地に形成される培養後の阻止円からMIC(最少発育阻止濃度)を決定する方法、Kirby-Bauer法(K-B法)に基づくディスク法等があげられる(非特許文献2)。しかしながら、これらの方法についても、検査開始から感受性の判定まで、例えば、18時間程度を要するため、さらなる迅速化が求められている。

産業上の利用分野



本発明は、細菌または真菌の抗菌薬感受性の検査方法およびそれに用いるシステムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
複数の流路を有するマイクロデバイスを使用し、
前記マイクロデバイスの前記複数の流路内で、抗菌薬と被検菌液との混合液をインキュベートする工程、および、
前記マイクロデバイスの前記複数の流路の各観察エリアにおける、前記被検菌液由来の細菌または真菌を、顕微鏡により検出する検出工程を含み、
前記マイクロデバイスにおいて、
前記複数の流路に、予め、抗菌薬が配置され、
前記複数の流路は、同一の導入口を有し、
各流路は、前記同一の導入口、前記観察エリア、および排気部を、この順序で有し、
前記複数の流路の各観察エリアが全て、顕微鏡の視野内に収まるように、収束して並列に配列されており、
前記複数の流路は、それぞれ、前記観察エリアにおける流路幅および長さが同じであり、
前記各流路において、前記観察エリアの排気部側端から前記排気部までの流路の長さが、前記観察エリアの同一の導入口側端から前記同一の導入口までの流路の長さより短く、
インキュベート工程前またはインキュベート工程において、前記マイクロデバイスの前記同一の導入口から前記複数の流路に、前記被検菌液を導入することを特徴とする、細菌または真菌の抗菌薬感受性の検査方法。

【請求項2】
前記各流路に配置された抗菌薬が、複数種の抗菌薬および複数濃度の抗菌薬の少なくとも一方である、請求項1記載の検査方法。

【請求項3】
前記各流路において、前記観察エリアの排気部側端から前記排気部まで流路の長さが、同じである、請求項1または2記載の検査方法。

【請求項4】
前記各流路において、前記観察エリアの流路幅が、前記観察エリアの同一の導入口側端から前記同一の導入口までの流路および前記観察エリアの排気部側端から前記排気部までの流路の流路幅より小さい、請求項1から3のいずれか一項に記載の検査方法。

【請求項5】
前記抗菌薬は、前記排気部から前記流路に配置した、請求項1から4のいずれか一項に記載の検査方法。

【請求項6】
前記複数の流路において、1つの流路が、前記抗菌薬を配置しないコントロールの流路である、請求項1から5のいずれか一項に記載の検査方法。

【請求項7】
前記検出工程において、前記被検菌液由来の細菌または真菌について、前記コントロールの流路の観察エリアにおける数および形態の少なくとも一方と、前記抗菌薬が配置された流路の観察エリアにおける数および形態の少なくとも一方とを観察する、請求項6記載の検査方法。

【請求項8】
前記検出工程において、前記被検菌液由来の細菌または真菌について、
前記観察エリアにおける、数および形態の少なくとも一方を観察する、請求項1から5のいずれか一項に記載の検査方法。

【請求項9】
前記流路の深さが、10~25μmである、請求項1から8のいずれか一項に記載の検査方法。

【請求項10】
前記インキュベート工程の前後に、前記検出工程を行う、請求項1からのいずれか一項に記載の検査方法。

【請求項11】
請求項1から10のいずれか一項に記載の検査方法により細菌または真菌の抗菌薬感受性を検査するための検査システムであって、
被検菌液と抗菌薬との混合液複数の流路有するマイクロデバイスをインキュベートすることにより前記複数の流路内の混合液をインキュベートするインキュベート手段、
前記マイクロデバイスの前記複数の流路の各観察エリアの顕微鏡観察による画像を取得する画像取得手段、
前記画像における細菌または真菌の数および形態の少なくとも一方の情報を取得する情報取得手段、および、
前記情報に基づいて、前記被検菌液由来の細菌または真菌の抗菌薬感受性を決定する決定手段を有し、
前記マイクロデバイスにおいて、
前記複数の流路に、予め、前記抗菌薬が配置され、
前記複数の流路は、同一の導入口を有し、
各流路は、前記同一の導入口、前記観察エリア、および排気部を、この順序で有し、
前記複数の流路の各観察エリアが全て、顕微鏡の視野内に収まるように、収束して並列に配置されており、
前記複数の流路は、それぞれ、前記観察エリアにおける流路幅および長さが同じであり、
各流路において、前記観察エリアの排気部側端から前記排気部までの流路の長さが、前記観察エリアの同一の導入口側端から前記同一の導入口までの流路より短いことを特徴とする、検査システム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2013533608thum.jpg
出願権利状態 登録


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