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動脈可視化装置、および動脈撮像装置

国内特許コード P150012104
掲載日 2015年6月26日
出願番号 特願2014-518679
登録番号 特許第5626943号
出願日 平成25年5月28日(2013.5.28)
登録日 平成26年10月10日(2014.10.10)
国際出願番号 JP2013064763
国際公開番号 WO2013180126
国際出願日 平成25年5月28日(2013.5.28)
国際公開日 平成25年12月5日(2013.12.5)
優先権データ
  • 特願2012-121700 (2012.5.29) JP
発明者
  • 佐藤 隆幸
  • 池 龍美
出願人
  • 国立大学法人高知大学
発明の名称 動脈可視化装置、および動脈撮像装置
発明の概要 穿刺する動脈を好適に可視化し得る動脈可視化装置(10)、およびその動脈可視化装置に用いられる動脈撮像装置(60)を提供するものであって、該動脈可視化装置(10)は、穿刺する動脈(21)が走行している可視化部位(20)における背側の皮膚面(22)に向けて光源(32)から出射された近赤外光を照射する照射部(30)と、光源を封止するとともに背側の皮膚面に押し付けられ光源から出射された近赤外光を透過させるとともに背側の皮膚面の表面における近赤外光の反射を抑える材料から形成された導光部(40)と、可視光を遮断するとともに可視化部位における表側の皮膚面(23)を透過した近赤外光を透過させる光学フィルター(50)と、光学フィルターを透過した近赤外光を受光し可視化部位を撮影するカメラ(60)と、カメラによって撮影した画像を表示するモニター(70)と、を有している。
従来技術、競合技術の概要

カテーテルを用いた検査あるいは治療、例えば、心臓カテーテル検査においては、動脈を穿刺し、ガイドワイヤーの挿入、カテーテルの挿入が行われる。穿刺する部位は、橈骨動脈、上腕動脈、あるいは大腿動脈などである。これら動脈のうち橈骨動脈が、検査後の止血安静が確保しやすく、かつ、患者の行動拘束を必要としないことから、穿刺部位として適している。



その一方、橈骨動脈の穿刺には、高い技術が求められる。橈骨動脈の穿刺は、一般的に、触診によって橈骨動脈の走行を推定して行われる。穿刺が困難な場合に、超音波診断装置を用いながら穿刺を行うこともあるが、プローブを走査しながらの手技は煩雑であり、また超音波診断装置は比較的高コストである。このような臨床的背景から、簡単かつ比較的低コストで、種々の動脈を可視化する技術、特に、橈骨動脈を可視化する技術が待望されている。



ところで、近赤外光は、皮膚・脂肪・筋肉などの人体組織の透過性が高いことが知られている。血液中のへモグロビンは近赤外線を吸収するという性質を利用した血管の可視化装置が提案されている(特許文献1を参照)。特許文献1は、生体認証を行うために、指の血管を可視化する技術を開示している。



近赤外光および近赤外カメラを用いた血管の可視化装置であって、製品化された装置として、クリスティー メディカル ホールディングス インコーポレイテッド製の血管可視化装置「VeinViewer」(登録商標)や、株式会社テクノメディカ製の非接触型静脈可視化装置「StatVein」(登録商標)などが知られている。

産業上の利用分野

本発明は、動脈可視化装置、および動脈撮像装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
近赤外光を出射する光源を備え、穿刺する動脈が走行している可視化部位における背側の皮膚面に向けて前記光源から出射された近赤外光を照射する照射部と、
前記光源を封止するとともに前記背側の皮膚面に押し付けられ、前記光源から出射された近赤外光を透過させるとともに前記背側の皮膚面の表面における近赤外光の反射を抑える材料から形成された導光部と、
可視光を遮断するとともに前記可視化部位における表側の皮膚面を透過した近赤外光を透過させる光学フィルターと、
前記光学フィルターを透過した近赤外光を受光し前記可視化部位を撮影する撮像部と、
前記撮像部によって撮影した画像を表示する表示部と、
前記導光部を前記背側の皮膚面に押し付ける圧力を検出する圧力センサーと、を有し、
前記導光部は、前記背側の皮膚面に向けて突出して前記背側の皮膚面を圧迫する圧迫部を有し、前記圧力センサーを前記圧迫部の背面側に配置してなる、動脈可視化装置。

【請求項2】
前記表側の皮膚面と前記撮像部とを離間して配置し、前記表側の皮膚面と前記撮像部との間に穿刺を行う作業空間を設けてなる、請求項1に記載の動脈可視化装置。

【請求項4】
前記導光部を前記背側の皮膚面に押し付ける圧力を調整自在な圧力調整部をさらに有する、請求項1または2に記載の動脈可視化装置。

【請求項5】
近赤外光を遮断する材料から形成された遮光部と、前記可視化部位を撮影する開口された観察窓とが設けられ、前記表側の皮膚面に被せられる遮光部材をさらに有する、請求項1、2、4のいずれか1つに記載の動脈可視化装置。

【請求項6】
前記遮光部材は、前記観察窓の周囲に設けられるとともに前記遮光部から突出する突出部を備え、前記突出部を前記表側の皮膚面に当接させることによって、前記表側の皮膚面のうち前記観察窓に臨む部位以外を透過した近赤外光が前記観察窓に混入することを遮断してなる、請求項5に記載の動脈可視化装置。

【請求項7】
前記近赤外光は、波長840-950nmである、請求項1、2、4~6のいずれか1つに記載の動脈可視化装置。

【請求項8】
前記導光部を形成する材料は、近赤外光透過率が高く、かつ、屈折率が生体に近いシリコーンゴムであり、その屈折率が1.33-1.44である、請求項1、2、4~7のいずれか1つに記載の動脈可視化装置。

【請求項9】
前記導光部を前記背側の皮膚面に押し付ける圧力は、20-40mmHgである、請求項1、2、4~8のいずれか1つに記載の動脈可視化装置。

【請求項10】
可視化する動脈が橈骨動脈、または上腕動脈である、請求項1、2、4~9のいずれか1つに記載の動脈可視化装置。

【請求項11】
近赤外光を出射する光源を備え、穿刺する動脈が走行している可視化部位における背側の皮膚面に向けて前記光源から出射された近赤外光を照射する照射部と、
前記光源を封止するとともに前記背側の皮膚面に押し付けられ、前記光源から出射された近赤外光を透過させるとともに前記背側の皮膚面の表面における近赤外光の反射を抑える材料から形成された導光部と、
可視光を遮断するとともに前記可視化部位における表側の皮膚面を透過した近赤外光を透過させる光学フィルターと、
前記光学フィルターを透過した近赤外光を受光し前記可視化部位を撮影する撮像部と、
前記導光部を前記背側の皮膚面に押し付ける圧力を検出する圧力センサーと、を有し、
前記導光部は、前記背側の皮膚面に向けて突出して前記背側の皮膚面を圧迫する圧迫部を有し、前記圧力センサーを前記圧迫部の背面側に配置してなる、動脈撮像装置。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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