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拭き取り装置、放射線検出装置、拭き取り方法および放射線検出方法 新技術説明会

国内特許コード P150012176
整理番号 S2015-0215-N0
掲載日 2015年8月3日
出願番号 特願2014-244466
公開番号 特開2016-109459
出願日 平成26年12月2日(2014.12.2)
公開日 平成28年6月20日(2016.6.20)
発明者
  • 古 田 悦 子
  • 上 島 良 司
出願人
  • 国立大学法人お茶の水女子大学
  • 株式会社プラケン
発明の名称 拭き取り装置、放射線検出装置、拭き取り方法および放射線検出方法 新技術説明会
発明の概要
【課題】拭き取りにより放射線検出を行う際に、コストをかけることなく、また廃液を生じさせることなく、高精度に放射線の検出を行う。
【解決手段】拭き取り装置1は、円筒形の芯材3と、芯材の外周面側に周状に配置される拭き取り材4と、芯材の外周面側に周状に拭き取り材を配置した状態で、芯材を回転させながら拭き取り材にて対象領域の拭き取りを行う拭き取り具5と、対象領域の拭き取り後に拭き取り材の外周面に着脱自在に密着配置されるプラスチックシンチレータの第1薄膜6と、を備える。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


非密封放射性物質取扱施設や原子力発電所などでは、施設の法定汚染検査を行う義務がある。このため、スメア濾紙を用いた拭き取り検査が行われており、スメア濾紙の汚染度を評価するための測定には、液体シンチレーションカウンタ(LSC:Liquid Scintillation Counter)を使用するのが一般的である。この測定法は、すべての放射性核種に対して測定効率が優れているが、スメア濾紙に拭き取られた放射性汚染物質を溶かすために使用される液体シンチレータが測定後に放射性の有機廃液となり、廃棄処理にコストがかかるという問題がある。実際、放射能汚染が見つかる試料数は全検査試料の1割以下であり、無駄な廃液を多く発生させる結果となっていた。



また、液体シンチレータは、発がん性のある有機溶媒を用いており、放射線検出を行う作業者に健康被害を生じさせるおそれがある。このように、液体シンチレータを用いることは、環境負荷が大きく、また、その廃液処理には時間やコストがかかるという問題がある。



そこで、本発明者は、無駄な廃液を生じさせない手法として、プラスチックシンチレータを用いた放射線検出手法を提案した(非特許文献1、2参照)。

産業上の利用分野


本発明は、放射線を検出するために対象領域を拭き取る拭き取り装置および拭き取り方法と、拭き取った後に放射線検出を行う放射線検出装置および放射線検出方法とに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
円筒形の芯材と、
前記芯材の外周面側に周状に配置される拭き取り材と、
前記芯材の外周面側に周状に前記拭き取り材を配置した状態で、前記芯材を回転させながら前記拭き取り材にて対象領域の拭き取りを行う拭き取り具と、
前記対象領域の拭き取り後に前記拭き取り材の外周面に着脱自在に密着配置されるプラスチックシンチレータの第1薄膜と、を備える拭き取り装置。

【請求項2】
前記第1薄膜は、周状に配置された前記拭き取り材の外周面の形状に準じた形状を記憶した形状記憶部材であり、
前記第1薄膜は、前記拭き取り材の外周面に嵌めこまれると、記憶した形状に従って、前記拭き取り材の外周面に密着配置される請求項1に記載の拭き取り装置。

【請求項3】
前記芯材は、中空または中実の円筒状樹脂またはガラス部材である請求項1または2に記載の拭き取り装置。

【請求項4】
前記第1薄膜の外周面側は粗面化されている請求項1乃至3のいずれかに記載の拭き取り装置。

【請求項5】
前記芯材の外周面の少なくとも一部は粗面化されている請求項1乃至4のいずれかに記載の拭き取り装置。

【請求項6】
前記芯材の外周面と前記拭き取り材との間に周状に配置されるプラスチックシンチレータの第2薄膜を備える請求項1乃至5のいずれかに記載の拭き取り装置。

【請求項7】
前記第2薄膜は、前記芯材の外周面の形状に準じた形状を記憶した形状記憶部材であり、
前記第2薄膜は、前記芯材の外周面に嵌めこまれると、記憶した形状に従って、前記芯材の外周面に密着配置される請求項6に記載の拭き取り装置。

【請求項8】
前記芯材の長手方向両端面側に配置され、前記プラスチックシンチレータで発生した蛍光を乱反射させる反射部材を備える請求項1乃至7のいずれかに記載の拭き取り装置。

【請求項9】
前記拭き取り具は、
前記芯材の回転軸方向と交差する方向に延在する柄と、
前記柄の一端部側に設けられ、前記対象領域の拭き取りを行う際に人間によって把持される把持部と、
前記柄の他端側に設けられ、前記芯材の両端面側を支持する2つの支持部と、
前記柄から延びる軸部材と前記2つの支持部とを接続する連結部と、
前記連結部と前記柄の他端部との間に設けられ、前記連結部の前記軸部材方向への移動に応じて伸縮する伸縮部材と、を有する請求項1乃至8のいずれかに記載の拭き取り装置。

【請求項10】
円筒形の芯材と、
前記芯材の外周面側に配置される拭き取り材と、
前記芯材の外周面側に周状に前記拭き取り材を配置した状態で、前記芯材を回転させながら前記拭き取り材にて対象領域の拭き取りを行う拭き取り具と、
前記対象領域の拭き取り後に前記拭き取り材の外周面に着脱自在に密着配置されるプラスチックシンチレータの第1薄膜と、
前記第1薄膜を前記拭き取り材の外周面に密着配置させた前記芯材を収納する容器と、
前記容器内の前記第1薄膜から発光された蛍光を測定する光電子増倍管と、を備える放射線検出装置。

【請求項11】
円筒形の芯材の外周面側に拭き取り材を配置する工程と、
前記芯材の外周面側に周状に前記拭き取り材を配置した状態で、前記芯材の長手方向両端面を拭き取り具の支持部により回動自在に支持する工程と、
前記拭き取り具の把持部を把持して、前記芯材を回転させながら前記拭き取り材にて対象領域の拭き取りを行う工程と、
前記支持部から前記芯材を取り外して、前記拭き取り材の外周面に、プラスチックシンチレータの第1薄膜を密着配置する工程と、を備える拭き取り方法。

【請求項12】
前記第1薄膜を密着配置する工程は、
前記拭き取り具による拭き取り後に、前記拭き取り具の一つの前記支持部と対向する前記芯材の端面との間に芯材置き台を挿入する工程と、
前記芯材置き台を下にした状態で、前記拭き取り具から前記芯材を取り外して、前記芯材置き台の上に前記芯材を縦置きする工程と、
外径が連続的に変化する三角コーン部材の頂部側に前記第1薄膜を差し込む工程と、
前記三角コーン部材を前記縦置きされた芯材の上方に配置して、前記三角コーン部材の底面側に前記第1薄膜を押し込んで、前記第1薄膜を前記芯材の外周面側に配置された前記拭き取り材の外周面に密着配置する工程と、を備える請求項11に記載の拭き取り方法。

【請求項13】
円筒形の芯材の外周面側に拭き取り材を配置する工程と、
前記芯材の外周面側に周状に前記拭き取り材を配置した状態で、前記芯材の長手方向両端面を拭き取り具の支持部により回動自在に支持する工程と、
前記拭き取り具の把持部を把持して、前記芯材を回転させながら前記拭き取り材にて対象領域の拭き取りを行う工程と、
前記支持部から前記芯材を取り外して、前記拭き取り材の外周面に、プラスチックシンチレータの第1薄膜を密着配置する工程と、
前記第1薄膜を前記拭き取り材の外周面に密着配置させた前記芯材を容器の中に収納して密封する工程と、
前記容器内の前記第1薄膜から発光された蛍光を光電子増倍管にて測定する工程と、を備える放射線検出方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
  • 2G188AA16
  • 2G188BB05
  • 2G188CC10
  • 2G188CC12
  • 2G188CC15
  • 2G188CC21
  • 2G188DD42
  • 2G188DD43
  • 2G188EE01
  • 2G188EE12
  • 2G188EE16
画像

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JP2014244466thum.jpg
出願権利状態 公開
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