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取手およびドア

国内特許コード P150012178
整理番号 H21-010D
掲載日 2015年8月5日
出願番号 特願2009-053271
公開番号 特開2010-209513
登録番号 特許第5709120号
出願日 平成21年3月6日(2009.3.6)
公開日 平成22年9月24日(2010.9.24)
登録日 平成27年3月13日(2015.3.13)
発明者
  • 白井 睦訓
  • 長山 憲範
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 取手およびドア
発明の概要 【課題】取手に近紫外光を照射して感染菌の増殖を防止することのできる取手を提供する。
【解決手段】透光材から成り使用者が手で触れる接触体4aと、この接触体4aの長手方向両端の少なくとも一方に配設され,300nm~420nmに光強度の極大を有する光を発する光源5と、光源5の点灯と消灯とを制御する回路を備える基板12と、基板12に供給する電気を蓄えるための蓄電池13と、基板12及び蓄電池13をその内部に収容し,かつ,接触体4aを直接又は間接的に支持固定する躯体2とを有することを特徴とする取手1aによる。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


近年、感染菌の感染源として不特定多数の人が触れるドアや引き戸の取手が注目されている。
感染源であるドア等の取手に触れる人が限られている場合には、アルコール等による手の消毒を周知徹底することで感染菌の繁殖や拡散を防止することができると考えられる。
しかしながら、ドア等の取手に触れる人が不特定多数である場合、使用者に手の消毒を周知徹底することは難しく、定期的にドア等の取手を消毒するという方法もあるが煩雑であった。
このような課題に対処する目的でいくつかの発明が開示されている。



特許文献1には「ドアノブ」という名称で、病院,薬品工場,食品工場など、特に衛生を重んずる建物内のドアに設けられるドアノブに関する発明が開示されている。
特許文献1記載の発明は、ドアノブの内部にヒータや紫外線ランプなどの殺菌手段を内蔵させたことを特徴とするものである。
上記構成の特許文献1に記載の発明によれば、ドアノブの内部に殺菌手段としてヒータを備える場合には熱で感染菌を死滅させることができる。また、殺菌手段として紫外線発生装置を備える場合には、紫外線により感染菌の遺伝子を破壊して感染菌を死滅させることができるという効果を有する。
この結果、ドアノブを衛生的に維持することができるという効果を有する。



特許文献2には「殺菌取手」という名称で、取手を常時殺菌し得る殺菌取手に関する発明が開示されている。
特許文献2に記載の発明は、握りパイプ及びこの握りパイプを開閉ドアに取り付ける為の取付パイプよりなる取手に於いて、前記握りパイプの外周壁に複数個の穴を穿設し、かつこの握りパイプ内に殺菌灯6を収納し、取付パイプ内にコンセント等を配設し、更に握りパイプ及び殺菌灯の両端部を夫々取付パイプ内に嵌入して組立てたことを特徴とするものである。
上記構成の特許文献2に記載の発明によれば、以下に示すような効果を有する。
(1)殺菌灯を収納し得る殺菌灯収納部を取手そのものの内部に形成することが出来る。(2)殺菌灯収納部の外周壁に殺菌光を照射し得る穴を穿設することが出来る。(3)該穴は人が目視出来ないような位置に設けることが出来、かつこの穴から取手に殺菌光を絶えず照射することが出来る。(4)従って、取手を常時クリーンに殺菌することが出来、かつ人が殺菌光を目視出来ないようにすることが出来る。(5)殺菌灯の収納及び着脱が容易である。(6)取手を殺菌光でライトアップして、夜間等に目立たせることが出来る。(7)開閉ドアへの取手(特許文献2の原文では取付)の取り付け作業が容易である。(8)電気配線が容易であり、体裁良く配線することが出来る。(9)便所等の小さい部屋のスペースでは、この部屋全体の殺菌を本発明の殺菌取手で行うことが出来る。



特許文献3には「殺菌取手」という名称で、取手を常時殺菌し得る殺菌取手に関する発明が開示されている。
特許文献3に記載の発明は、手掛板、取付板、連結板よりなる横断面コ字状取手のコーナー部に円筒状の殺菌灯ケースを一体的に取り付け、かつ該殺菌灯ケースの外周壁に穴3を穿設し、更に殺菌灯ケース内に殺菌灯を収納し、該殺菌灯ケースの開口部をキャップで被蓋してなることを特徴とするものである。
上記構成の特許文献3記載の発明は、以下に示すような効果を有する。(1)殺菌灯を収納し得る殺菌灯ケースを取手の一部に体裁良く一体的に組み込むことが出来る。(2)殺菌灯ケースの外周壁に殺菌光を照射し得る穴を穿設することが出来る。(3)該穴の位置によって取手のみに殺菌光を絶えず照射することが出来る。(4)従って、取手を常時クリーンに殺菌することが出来、かつ人が殺菌光を目視出来ないようにすることが出来る。(5)殺菌灯の収納及び着脱が容易である。(6)取手を殺菌光でライトアップして、夜間等に目立たせることが出来る。(7)開閉ドアへの取手(特許文献3の原文では取付)の取り付け作業が容易である。(8)電気配線が容易であり、体裁良く配線することが出来る。(9)便所等の小さい部屋のスペースでは、この部屋全体の殺菌を本発明の殺菌取手で行うことが出来る。



特許文献4には「ドアノブ用殺菌装置並びにドアノブ等の殺菌システム」という名称で、トイレや調理場、病院などの任意の扉に取り付け、扉のドアノブ表面についた菌を殺菌するドアノブ用殺菌装置に関する発明が開示されている。
特許文献4記載の発明は、裏面に任意の扉への取付手段を有し任意のドアノブ通過可能な開口部を有する基盤と、基板上に設けられ取り付けた状態で前記任意のドアノブ方向に照射光を照射する殺菌ランプと、該殺菌ランプの照射を前記任意のドアノブ方向に反射させるための反射手段と、前記殺菌ランプあるいは前記反射手段による照射光が利用者の目に届かないための遮蔽手段と、前記殺菌ランプに電源を供給する電源供給手段と、前記殺菌ランプの照射動作を制御する照射制御手段とからなることを特徴とするものである。
上記構成の特許文献4記載の発明によれば、ドアノブ表面全体についた各種菌を効率的に殺菌することが可能となる。既存のドアに取り付けられる構造にしたことにより、既存のドアノブを取り替えることなく、簡単に設置することができるので、低コストで実施することが可能である。遮蔽手段を設けることにより、利用者の目に殺菌灯の照射光が入るのを防ぐ安全性を確保することができる。手動制御用のスイッチを設けることで、使用にあわせて必要なときに殺菌をおこなうことができる。制御方法として、タイマを利用することで、人手を利用することなく自動的に照射が可能であり、殺菌作業必ず実施することが可能であるとともに、その環境に応じて設定できる。センサを利用して、動作を制御することにより、利用の度に確実に照射処理をおこなうことができる。触媒層をドアに設けることにより、殺菌灯による効果と触媒による効果を相乗的に得ることができる。



【特許文献1】
特開平7-71143号公報
【特許文献2】
特開平7-327763号公報
【特許文献3】
特開平7-331933号公報
【特許文献4】
特開2003-307049号公報

産業上の利用分野


本発明は、取手に300nm~420nmに光強度の極大を有する光を照射して感染菌の増殖を防止することのできる取手およびドアに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
それ自体が透光性を有する透光材から成り使用者が手で触れる接触体と、
前記接触体の長手方向両端の少なくとも一方に配設され、375nm~420nmに光強度の極大を有する光を発する光源と、
前記光源の点灯と消灯とを制御する回路を備える基板と、
前記基板に供給する電気を蓄えるための蓄電池と、
前記基板及び前記蓄電池をその内部に収容し、かつ、前記接触体を直接又は間接的に支持固定する躯体とを有し、
前記接触体は、合成樹脂からなり、
前記接触体の外部に裸出しない端面及び側面は、反射材を具備しており、
前記接触体に前記光を照射することで前記接触体の内側から外側面に向かって前記光を照射しつつ、前記接触体を間接的に発光させて、前記光の照射により前記接触体の外側面の全域及びその周囲を殺菌することを特徴とする取手。

【請求項2】
前記躯体に直接又は間接的に支持固定され、前記接触体への前記使用者の手の近接を検知するためのセンサを備えることを特徴とする請求項1記載の取手。

【請求項3】
前記蓄電池に電気を供給する光電変換装置を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の取手。

【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の取手を備えることを特徴とするドア。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009053271thum.jpg
出願権利状態 登録
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