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アトピー性角結膜炎の検出方法

国内特許コード P150012311
整理番号 S2014-0063-N0
掲載日 2015年9月9日
出願番号 特願2013-218612
公開番号 特開2015-081796
出願日 平成25年10月21日(2013.10.21)
公開日 平成27年4月27日(2015.4.27)
発明者
  • 出原 賢治
  • 有馬 和彦
  • 鈴木 章一
  • 太田 昭一郎
  • 斉藤 博久
  • 松本 健治
  • 岡田 直子
  • 藤島 浩
出願人
  • 国立大学法人佐賀大学
  • 国立研究開発法人国立成育医療研究センター
  • 学校法人 総持学園 鶴見大学
発明の名称 アトピー性角結膜炎の検出方法
発明の概要 【課題】より簡便かつ正確に行うことができるアトピー性角結膜炎の検出方法が求められていた。
【解決手段】被験者から採取した涙液におけるペリオスチンタンパク質濃度を測定することを含む、アトピー性角結膜炎の検出方法。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要



アレルギー性結膜炎は、充血や痒みを症状とする角結膜疾患であり、季節性アレルギー性結膜炎、通年性アレルギー性結膜炎、春季カタル、アトピー性角結膜炎などに分類される。





アレルギー性結膜炎のうち、季節性アレルギー性結膜炎、通年性アレルギー性結膜炎及び春季カタルはアトピー性皮膚炎を伴わない疾患である。





一方、アトピー性角結膜炎は、主に顔面にアトピー性皮膚炎を伴う疾患であり、重症例では高度の炎症を起こして、円錐角膜、白内障及び網膜剥離といった失明に通じる疾患を合併することもある。このため、アトピー性角結膜炎は、他のアレルギー性結膜炎とは予後や治療方針が大きく異なる疾患である。アトピー性角結膜炎の予後を正確に予測し、また、有効な治療方針を決定するためには、アトピー性角結膜炎の正確な診断が求められる。





しかしながら、アトピー性角結膜炎の正確な診断が困難な場合がある。例えば、明らかなアトピー性皮膚炎の合併が認められない場合である。





このように正確な診断が困難な場合であっても、専門医が精度よくアトピー性角結膜炎を診断可能な、あるいは、非専門医が簡便かつ正確にアトピー性角結膜炎を診断可能なツールが求められる。





ここで、近年、ペリオスチンがアトピー性皮膚炎の病態において重要な役割を果たすことが明らかになっている(特許文献1及び非特許文献1)。ペリオスチンの測定方法として、免疫組織学的方法、リアルタイムPCR、ウェスタンブロッティングなどによる方法が知られている。しかし、これらの方法はいずれも煩雑で、施行可能な施設が限られること、結果を得るまで長時間を要すること、結膜組織を必要とすることなどの問題がある。

産業上の利用分野



本発明は、アトピー性角結膜炎の検出方法、当該検出方法に関係する生体試料の分析方法などに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
被験者より採取した涙液におけるペリオスチンタンパク質濃度を測定することを含む、アトピー性角結膜炎の検出方法。

【請求項2】
涙液におけるペリオスチンタンパク質濃度の上昇が、アトピー性角結膜炎を発症していると疑われることを示す、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
測定したタンパク質濃度が、涙液中濃度で400ng/mL以上であるときに、アトピー性角結膜炎を発症していると疑われると判断することを含む、請求項1に記載の方法。

【請求項4】
(i)被験者より採取した涙液におけるペリオスチンタンパク質濃度と、(ii)正常試料におけるペリオスチンタンパク質濃度との比較を行うことを含む、請求項1に記載の方法。

【請求項5】
(i)被験者より採取した涙液におけるペリオスチンタンパク質濃度が(ii)正常試料におけるペリオスチンタンパク質濃よりも高いときに、アトピー性角結膜炎を発症していると疑われると判断することを含む、請求項4に記載の方法。

【請求項6】
正常試料が、春季カタルおよび季節性アレルギー性結膜炎からなる群から選択される少なくとも1つの疾患に罹患している患者から採取した涙液である、請求項4又は5記載の方法。

【請求項7】
アトピー性角結膜炎の治療を受けている被験者より採取した涙液におけるペリオスチンタンパク質濃度を測定することを含む、治療の有効性を確認する方法。

【請求項8】
(i)治療を受けている被験者より採取した涙液におけるペリオスチンタンパク質濃度と、(ii)当該被験者より採取した治療前の涙液におけるペリオスチンタンパク質濃度との比較を行うことを含む、請求項7に記載の方法。

【請求項9】
(i)治療を受けている被験者より採取した涙液におけるペリオスチンタンパク質濃度が(ii)当該被験者より採取した治療前の涙液におけるペリオスチンタンパク質濃よりも低いときに、治療が有効であると判断することを含む、請求項8に記載の方法。

【請求項10】
測定が免疫測定法によるものである、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。

【請求項11】
ペリオスチンを認識する抗体を含有する、アトピー性角結膜炎の検出薬。

【請求項12】
請求項11に記載の検出薬を含有する、アトピー性角結膜炎の検出用キット。

【請求項13】
採取した涙液の分析方法において、涙液におけるペリオスチンタンパク質濃度を測定することを含む、涙液の分析方法。

【請求項14】
ペリオスチンタンパク質濃度の測定が免疫測定法により行われることを特徴とする請求項13に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2013218612thum.jpg
出願権利状態 公開
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