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データ構造、データ生成装置、その方法及びプログラム

国内特許コード P150012312
整理番号 S2014-0074-N0
掲載日 2015年9月9日
出願番号 特願2013-232374
公開番号 特開2015-094988
出願日 平成25年11月8日(2013.11.8)
公開日 平成27年5月18日(2015.5.18)
発明者
  • 藤井 進
出願人
  • 国立大学法人佐賀大学
発明の名称 データ構造、データ生成装置、その方法及びプログラム
発明の概要 【課題】複数のシステムで管理されている関連性のないデータであっても、複雑なテーブル設計や管理を必要とせずに堅牢なデータ管理を行うと共に、効率的な運用を行うことができるデータ構造等を提供する。
【解決手段】異なる定義がなされている複数の一般システム41から収集したデータを項目名を定義せずに項目IDで管理する万能テーブル43と、前記項目IDの中からデータを識別するために最低限必要となる必要項目IDに対して、当該必要項目IDに格納されているデータのみを抽出可能とするためのマスク情報が各行単位で格納されたマスクテーブル45と、前記万能テーブル43の全データから前記マスクテーブル45の各行単位に格納されたマスク情報にしたがってデータを抽出し、当該抽出された抽出データのうち同一の抽出データが複数行抽出された場合には、当該抽出された複数の同一データを一つのデータとして管理するマスタテーブル46とを備える。
【選択図】図12
従来技術、競合技術の概要



一般的に知られているデータベース技術として、RDB(Relational Data Base)やKVS(Key-Value Store)がある。RDBは関係データベースと訳され、現在最も多く利用されている。データは表形式のテーブルで管理され、テーブル間の関係を定義付ける。複数のテーブルからデータの取得、変更、削除などが行われる。一方、KVSは分散ファイルシステムやデータベースとして商品化されており、一意のKEYに対して値(Value)をセットで保存する。近年のビッグデータに対応した技術であり、データはKEYを指定することで取得することができる。





RDBはテーブルが表形式であるため、エンジニアが直感的にテーブル内のデータ設計を行うという利点があるものの、システムごとにテーブル設計が異なり、テーブル間の連携情報もその都度設計する必要があり、理論上の設計が必要とされ複雑性が否めない。また、こうした特性からメンテナンス性、拡張性、柔軟性が弱く、関係性においてマスタによる項目の分類は1つのカテゴリで管理されることが多く、設計者の意図と利用者の感性が違う場合はそれを取り出すことに困難性が残る。





一方でKVS技術は、データ自体にKEY(フィールド情報)を持つことで、RDBに対してテーブル設計の柔軟性を解決している。また、テーブル構造に縛られないことから拡張性も改善している。ただし、単一のフィールドに複数の異なる情報が格納されたり、テーブル内のデータ設計が直感的に行えず、俯瞰的に把握しづらくメンテナンス性も含めて弱い。





このようなRDBやKVSを複合的に利用する技術として、例えば特許文献1に示す技術が開示されている。特許文献1に示す技術は、アクセスパターンが存在する場合に、アクセス対象データを第1のデータベース及び第2のデータベースに配置することを決定するデータ保存先決定部と、データ保存先決定部によりアクセス対象データを第1のデータベース及び第2のデータベースに配置する場合に、書込みアクセスが所定回数以上となる期間を判別し、判別した期間に対応する期間のアクセス対象データを第1のデータベースに配置するように移行スケジュールを決定すると共に、読出しアクセスが所定回数以上となる期間を判別し、判別した期間に対応する期間のアクセス対象データを第2のデータベースに配置するように移行スケジュールを決定する移行スケジュール決定部と、を備えるものである。

産業上の利用分野



本発明は、大量で複雑なデータを簡単なテーブル設計で効率よく管理するデータ構造等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
異なる定義がなされている複数のテーブルから収集したデータを項目名を定義せずに項目IDで管理する万能テーブルと、
前記項目IDの中からデータを識別するために最低限必要となる必要項目IDに対して、当該必要項目IDに格納されているデータのみを抽出可能とするためのマスク情報が各行単位で格納されたマスクテーブルと、
前記万能テーブルの全データから前記マスクテーブルの各行単位に格納されたマスク情報にしたがってデータを抽出し、当該抽出された抽出データのうち同一の抽出データが複数行抽出された場合には、当該抽出された複数の同一データを一つのデータとして管理するマスタテーブルとを備えることを特徴とするデータ構造。

【請求項2】
請求項1に記載のデータ構造において、
前記マスタテーブルのデータに付与されるパターンIDと、前記万能テーブルのデータに付与されるローカルIDと、前記パターンID及び前記ローカルIDを統合した統合IDを管理するID管理テーブルを備え、
共通の前記パターンIDを有するデータを共通の前記統合IDとして管理しつつ、共通の前記ローカルIDを有するデータを共通の前記統合IDとして管理することを特徴とするデータ構造。

【請求項3】
請求項1又は2に記載のデータ構造において、
前記マスクテーブルのマスク情報に対応する項目IDの項目名を管理する項目定義テーブルを備えることを特徴とするデータ構造。

【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載のデータ構造において、
前記万能テーブルが、前記異なる定義がなされている複数のテーブルにて格納されているデータ内容の実施に関連する情報を固定項目として各データごとに有することを特徴とするデータ構造。

【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ構造において、
前記マスタテーブルが、前記万能テーブルが有していない情報であって、前記抽出されたデータに関連する情報を付加的に格納することを特徴とするデータ構造。

【請求項6】
請求項1に記載のデータ構造を生成するデータ生成装置であって、
異なる定義がなされている複数のテーブルからのデータを入力し、入力された入力データを前記万能テーブルに展開する万能テーブル生成手段と、
前記マスクテーブルの前記マスク情報にしたがって、前記万能テーブルの全データから必要なデータを抽出する抽出手段と、
抽出された抽出データのうち同一の前記抽出データが複数行抽出された場合に、当該抽出された複数の同一データを一つのデータとして前記マスタテーブルに格納するマスタテーブル生成手段とを備えることを特徴とするデータ生成装置。

【請求項7】
請求項6に記載のデータ生成装置において
前記マスタテーブルのデータに付与されるパターンIDと、前記万能テーブルのデータに付与されるローカルIDと、前記パターンID及び前記ローカルIDを統合した統合IDを管理するID管理テーブルを生成するID管理テーブル生成手段と、
共通の前記パターンIDを有するデータに共通の前記統合IDを付与し、共通の前記ローカルIDを有するデータに共通の前記統合IDを付与して統合IDの管理を行う統合ID管理手段とを備えることを特徴とするデータ生成装置。

【請求項8】
請求項6又は7に記載のデータ生成装置において、
前記マスクテーブルのマスク情報に対応する項目IDの項目名を管理する項目定義テーブルに基づいて、前記万能テーブルから抽出されたデータの対応する項目名を出力する出力手段を備えることを特徴とするデータ生成装置。

【請求項9】
請求項6ないし8のいずれかに記載のデータ生成装置において、
前記万能テーブル生成手段が、前記異なる定義がなされている複数のテーブルにて格納されているデータ内容の実施に関連する情報を固定項目として各データごとに付加することを特徴とするデータ生成装置。

【請求項10】
請求項6ないし9のいずれかに記載のデータ生成装置において、
前記マスタテーブルに格納され、前記万能テーブルが有していない情報であって、前記抽出されたデータに関連する付加的な情報を出力する出力手段を備えることを特徴とするデータ生成装置。

【請求項11】
請求項1に記載のデータ構造を用いたデータ検索装置であって、
前記マスタテーブルに格納されたデータを検索条件データとして入力する入力手段と、
入力された前記検索条件データに基づいて、当該検索条件データと一致するデータを前記万能テーブルから抽出する抽出手段と、
抽出されたデータを出力する出力手段とを備えることを特徴とするデータ検索装置。

【請求項12】
請求項1に記載のデータ構造を生成するデータ生成方法であって、
コンピュータが、
異なる定義がなされている複数のテーブルからのデータを入力し、入力された入力データを前記万能テーブルに展開する万能テーブル生成ステップと、
前記マスクテーブルの前記マスク情報にしたがって、前記万能テーブルの全データから必要なデータを抽出する抽出ステップと、
抽出された抽出データのうち同一の前記抽出データが複数行抽出された場合に、当該抽出された複数の同一データを一つのデータとして前記マスタテーブルに格納するマスタテーブル生成ステップとを実行することを特徴とするデータ生成方法。

【請求項13】
請求項1に記載のデータ構造を生成するようにコンピュータを機能させるデータ生成プログラムであって、
異なる定義がなされている複数のテーブルからのデータを入力し、入力された入力データを前記万能テーブルに展開する万能テーブル生成手段、
前記マスクテーブルの前記マスク情報にしたがって、前記万能テーブルの全データから必要なデータを抽出する抽出手段、
抽出された抽出データのうち同一の前記抽出データが複数行抽出された場合に、当該抽出された複数の同一データを一つのデータとして前記マスタテーブルに格納するマスタテーブル生成手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするデータ生成プログラム。
国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 公開
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