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リンパ球性漏斗下垂体後葉炎検査試薬及びその用途 コモンズ

国内特許コード P150012326
整理番号 NU-605
掲載日 2015年10月6日
出願番号 特願2015-106859
公開番号 特開2016-223774
出願日 平成27年5月26日(2015.5.26)
公開日 平成28年12月28日(2016.12.28)
発明者
  • 椙村 益久
  • 大磯 ユタカ
  • 岩間 信太郎
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 リンパ球性漏斗下垂体後葉炎検査試薬及びその用途 コモンズ
発明の概要 【課題】感度及び特異度の高いリンパ球性漏斗下垂体後葉炎検査法を提供することを課題とする。
【解決手段】ラブフィリン3aの580番アミノ酸~625番アミノ酸の中の連続する少なくとも6個のアミノ酸を含み、抗ラブフィリン3a抗体が特異的に結合するペプチドを含む、リンパ球性漏斗下垂体後葉炎検査試薬が提供される。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


リンパ球性漏斗下垂体後葉炎(以下、「LINH」と略称する)の診断は困難な場合があり、確定診断には下垂体の生検が必要であるが侵襲的であるため施行されることは少なく誤診されることがある。これまでに、リンパ球性下垂体炎の非侵襲的な血清を用いた診断マーカーに関し、いくつか報告されているが(非特許文献1~5)、いずれも、感度、特異度がともに優れておらず臨床応用されていない。また、リンパ球性下垂体炎の中でもリンパ球性漏斗下垂体後葉炎(LINH)特異的な診断マーカーについては報告されていなかった。本発明者らは、LINHの診断マーカーの開発を目指して検討し、その成果を報告した(特許文献1)。具体的には、プロテオミックスなどの手法を利用することによってLINH特異的な分子、「ラブフィリン3a」を見出したこと、及びLINH患者特異的に当該分子に対する自己抗体の存在が認められたこと、を報告した。換言すれば、ラブフィリン3aに対する自己抗体(抗ラブフィリン3a抗体)がLINHのバイオマーカーとして有用であり、当該抗体を指標にすれば感度及び特異度の高いLINHの検査が可能であることが明らかになった。従来、極めて侵襲性の高い下垂体の生検しかLINHの診断方法はなかったが、このバイオマーカーを利用することにより、血液検査による診断が可能になると期待される。

産業上の利用分野


本発明はリンパ球性漏斗下垂体後葉炎の検査に関する。詳しくは、リンパ球性漏斗下垂体後葉炎検査試薬及びその用途(検査法など)に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ラブフィリン3aの580番アミノ酸~625番アミノ酸の中の連続する少なくとも6個のアミノ酸を含み、抗ラブフィリン3a抗体が特異的に結合するペプチドを含む、リンパ球性漏斗下垂体後葉炎検査試薬。

【請求項2】
前記ペプチドが、ラブフィリン3aの590番アミノ酸~615番アミノ酸の中の連続する少なくとも6個のアミノ酸を含む、請求項1に記載の検査試薬。

【請求項3】
前記ペプチドを構成するアミノ酸の数が6~30個である、請求項1又は2に記載の検査試薬。

【請求項4】
前記ペプチドが配列番号4のアミノ酸配列からなる、請求項3に記載の検査試薬。

【請求項5】
前記ペプチドが不溶性支持体に固定化されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の検査試薬。

【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の検査試薬を含む、リンパ球性漏斗下垂体後葉炎検査キット。

【請求項7】
ELISA用である、請求項6に記載の検査キット。

【請求項8】
以下のステップ(1)~(4)を含む、リンパ球性漏斗下垂体後葉炎検査法:
(1)被検者由来の検体を用意するステップ;
(2)前記検体と、請求項1~5のいずれか一項に記載の試薬を接触させるステップ;
(3)ステップ(2)で生ずる免疫複合体を検出するステップ;及び
(4)検出結果に基づいて、罹患している疾患がリンパ球性漏斗下垂体後葉炎であるか否か、又はリンパ球性漏斗下垂体後葉炎の発症可能性、を判定するステップ。

【請求項9】
抗ラブフィリン3a抗体のレベルが高いことが、罹患している疾患がリンパ球性漏斗下垂体後葉炎であることの指標、及びリンパ球性漏斗下垂体後葉炎の発症可能性が高いことの指標となる、請求項8に記載の検査法。

【請求項10】
ステップ(3)で得られた検出値と対照検体の検出値との比較に基づきステップ(4)の判定を行う、請求項8又は9に記載の検査法。

【請求項11】
ステップ(3)で得られた検出値と、同一の被検者から過去に採取された検体中の検出値との比較に基づきステップ(4)の判定を行う、請求項8又は9に記載の検査法。

【請求項12】
前記検体が血液、血漿、血清、脳脊髄液又は尿である、請求項8~11のいずれか一項に記載の検査法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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