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自動ブレーキ付車椅子 コモンズ

国内特許コード P150012340
整理番号 OU-0208
掲載日 2015年10月8日
出願番号 特願2013-138038
公開番号 特開2014-076271
出願日 平成25年7月1日(2013.7.1)
公開日 平成26年5月1日(2014.5.1)
優先権データ
  • 特願2012-207790 (2012.9.21) JP
発明者
  • 今戸 啓二
  • 三浦 篤義
出願人
  • 国立大学法人 大分大学
発明の名称 自動ブレーキ付車椅子 コモンズ
発明の概要
【課題】新規製作時は勿論のこと、使用中の車椅子に容易に後付可能な簡単で堅牢な構造
で安価で安全な自動ブレ-キ機構を有する自動ブレーキ付車椅子を提供する提供する。
【解決手段】下端にブレーキ部材を有するブレーキアーム及び回転操作アームを有し前記
回転操作アームを前記離・着座検出アームに直接又は間接的に接続し前記離・着座検出ア
ームの昇降動作を回転動作に変換するへの字の回転ブレーキロッドを車椅子の下部の後部
側に一対又は前部側と後部側に二対設け、前記離・着座検出アームの昇降動作と回転ブレ
ーキロッドの回動動作による制動とその解除を行うスプリング機構を設けた自動ブレーキ
機構を付設したことを特徴とする自動ブレーキ付車椅子。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


高齢者は駐車ブレ-キのかけ忘れが多く、ブレ-キをかけていない車椅子に移乗しようと
すると、身体がバランスを失い車椅子が後方に逃げることで転倒し、頭部打撲や四肢や脊
推骨、骨盤骨などを骨折する怪我に至るケースが全国の病院や老人介護施設で多発してい
る。
しかもこうした事故は、国内は言うに及ばず全世界の老人福祉施設で跡を絶たない。この
ような事故は、直接生命を危険にさらす可能性があることは勿論、そうでなくとも老人の
日常生活動作を著しく阻害し、所謂寝たきりになるきっかけとなり、本人はもとより家族
にとっても深刻な事態を招来するのみならず、近年上昇を続けている医療費の更なる上昇
に拍車をかけ、医療経済を破綻させる原因の一つとなっている。



従ってこの事故を根絶するには、使用者が車椅子を離れる際に車椅子にブレーキを掛ける
ことが必須である。しかし、これまでのように、車椅子に一々手動でブレーキを掛ける方
式では、運動麻痺があってブレーキ掛けが不完全であったり、認知症の傾向があってブレ
ーキの掛け忘れが頻繁に起こったりしているのが現状であり、これらが事故に直結してい
る。これを未然に防ぐために介護職員が見回ってブレーキを掛け歩いても、介護職員が立
ち去ったすぐその後に車椅子を使用して、またブレーキを掛け忘れる人が出て来て事故に
繋がるというようないたちごっこが繰り返されるに過ぎず、根本的な解決には程遠いのも
また現状である。



これらの現状を解決し、この種の事故を100%防ぎかつ介護職員の負担を軽減させる手
段として、使用者が立ち上がって車椅子から離れた途端に自動的に車椅子にブレーキが掛
かる機能を車椅子に賦与する必要がある。



従来、かかる課題を解決しようとした自動ブレーキ付車椅子として、車椅子の座面シート
を離・着座の際に上下作動可能にし、座面シートの上下作動をリンク機構に伝達し、この
リンク機構により、後輪(主輪)のタイヤに又はリムに押圧レバー式ブレーキを作動させ
るもの、後輪(主輪)のスポークにストッパー式ブレーキを作動させるもの、後輪(主輪
)の回転軸部に設けたドラムやディスクに挟持シュー式ブレーキを作動させるもの等が一
般的に紹介されている。



上記従来技術の中で、後輪(主輪)のタイヤに又はリムに押圧レバー式ブレーキを作動さ
せるもの及び後輪(主輪)の回転軸部に設けたドラムやディスクに挟持シュー式ブレーキ
を作動させるものは、その何れもが複雑な構造であり特に後付け装着の際は繁雑で時間の
掛る取り付け作業を要する。
又、座面の上昇移動と下降移動において、当該ブレーキがブレーキ効果とその解除効果が
発揮されるための作動距離に遊びが必要なため、この遊び時間中は駆動車輪が微走する不
安定な状態での、乗り降りとなり安全性に欠ける。またタイヤの場合はタイヤへの押し込
みブレーキの繰り返しによりタイヤ自体の損傷及び当該ブレーキの劣化も大きい。



一方、後輪(主輪)のスポークにストッパー式ブレーキを作動させるものは、これも複雑
な構造であり特に後付け装着の際は繁雑で時間の掛る取り付け作業を要する。
又、車椅子から立ち上がった場合、ストッパーの位置がスポークに対向した位置に無い時
には、次のスポークがストッパーの位置に来るまでの間遊びとなり、後輪が回転し車椅子
が不安定となり危険である。
また後輪のスポークにストッパーが噛み合うことによりブレーキが掛かるので、細い金属
棒であるスポークに大きな力が集中することになる。このため、繰り返し使用によりスポ
ークが折損し易く、耐久性に問題がある。その上、使用者が半身麻痺などで瞬間的に車椅
子に倒れ込んだりして、全体重を瞬間的に車椅子にかける場面がよく見られ、この時スポ
ークとストッパーとの噛み合わせ部分に瞬間的に多大な力が加わり、スポーク又はストッ
パーが折損して外れ車椅子が急に動き出す危険がある。



また使用者が車椅子に乗るために、身体が不安定な状態で座面シートに手をついて体重を
掛けると、まだ使用者が車椅子に乗っていないにもかかわらず、座面シートが下降作動し
てブレーキが解除されて車椅子が主に後退移動し、使用者が転倒する危険性があった。

産業上の利用分野


本発明は、乗る人が完全に着座するまで前後移動を確実に阻止するブレーキ効果を安定し
て維持する安全性に優れた自動ブレーキ付車椅子に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
車椅子において、座面の下方に下降及び自動上昇復帰可能にした離・着座検出アームを設
け、下端にブレーキ部材を有するブレーキアーム及び回転操作アームを有し前記回転操作
アームを前記離・着座検出アームに直接又は間接的に接続し前記離・着座検出アームの昇
降動作を回転動作に変換するへの字の回転ブレーキロッドを車椅子の下部の後部側に一対
又は前部側と後部側に二対設け、前記離・着座検出アームの昇降動作と回転ブレーキロッ
ドの回動動作用による制動とその解除を行うスプリング機構を設けた自動ブレーキ機構を
付設したことを特徴とする自動ブレーキ付車椅子。

【請求項2】
車椅子100において、座面104の下方に下降及び自動上昇復帰可能にした離・着座検出アーム201を設け、下端にブレーキ部材205を有するブレーキアーム203A及び回転操作アーム203Bを有し、前記離・着座検出アーム201の昇降を前記回転操作アーム203Bを介して回転動作に変換するへの字の回転ブレーキロッド203-1を車椅子100の下部の後部側に一対設け、前記離・着座検出アーム201の昇降動作と、回転ブレーキロッド103-1の回動作用による制動とその解除を行うスプリング機構202を設けた自動ブレーキ機構を付設したことを特徴とする自動ブレーキ付車椅子。

【請求項3】
車椅子において、座面の下方に下降及び自動上昇復帰可能にした離・着座検出アーム201
を設け、下端にブレーキ部材BSを有するブレーキアーム203A及び回転操作アーム203Bを有するへの字の回転ブレーキロッド203-1、203-2を車椅子100の下部左右の前後に二対設け、前記下部左右の各対の回転ブレーキロッド203-1、203-2は、一方203-1の回転操作アーム203Bを前記離・着座検出アーム201に直接接続し他方203-2の回転操作アーム203Bを一方203-1の回転操作アーム203Bにリンク300を介して接続すると共にブレーキアーム203A間に前記離・着座検出アーム201の昇降動作と当該回転ブレーキロッド203-1、203-2の開閉動作用による制動とその解除を行うスプリング機構202aを設けた自動ブレーキ機構を付設したことを特徴とする自動ブレーキ付車椅子。

【請求項4】
車椅子において、座面の下方に下降及び自動上昇復帰可能にした離・着座検出アーム201
を設け、下端にブレーキ部材BSを有するブレーキアーム203A及び回転操作アーム203Bを有するへの字の回転ブレーキロッド203-1、203-2を車椅子100の下部左右の前後に二対設け、前記下部左右の各対の回転ブレーキロッド203-1、203-2は、一方203-1の回転操作アーム203Bを前記離・着座検出アーム201に直接接続し他方203-2の回転操作アーム203Bを一方の回転操作アーム203Bに接触接続すると共にブレーキアーム203A間に前記離・着座検出アーム201の昇降動作と当該回転ブレーキロッド203-1の開閉動作による制動とその解除を行うスプリング機構202aを設けた自動ブレーキ機構を付設したことを特徴とする自動ブレーキ付車椅子。

【請求項5】
車椅子において、座面04の下部に、下降及び自動上昇復帰可能にした離・着座検出アーム201を設け、下端にブレーキ部材BSを有するブレーキアーム203A及び回転操作アーム203Bを有するへの字の回転ブレーキロッド203-3を、車椅子100の下部に設けた水平支持枠体S1の左右の前後に二対設け、前記下部左右の各対の回転ブレーキロッド203-3は、離・着座検出アーム201に昇降用の水平ア-ムR2、R20を介して前記回転ブレーキロッド203-3の回転操作アーム203Bに回転操作可能に接続すると共に当該対のブレーキアーム203A間にスプリング機構202-2を設け、離・着座検出アーム201と支持枠体S1間にスプリング機構202-1を有する平行クランク機構R1を設けて、これ等スプリング機構により前記離・着座検出アーム201の昇降動作と当該回転ブレーキロッド203-3の開閉動作による制動とその解除を行う自動ブレーキ機構を付設したことを特徴とする自動ブレーキ付車椅子。



























国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 公開
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