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エルボークラッチ コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P150012360
整理番号 2014-19
掲載日 2015年10月14日
出願番号 特願2015-151530
公開番号 特開2017-029335
出願日 平成27年7月31日(2015.7.31)
公開日 平成29年2月9日(2017.2.9)
発明者
  • 谷口 公友
出願人
  • 学校法人常翔学園
発明の名称 エルボークラッチ コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】歩行時に、使用者の手に掛かる負担を大幅に軽減することができ、患足にかかる負担を大幅に軽減させることができ、歩行時に操作しやすく、かつ異常な外力が加わったときに傷害発生を未然に防ぐエルボークラッチを提供することを課題とする。
【解決手段】杖として使用されるエルボークラッチであって、棒状に形成された脚部と、該脚部の上方に配設され前方へ突出させたハンドグリップと、該ハンドグリップの上方に延設された腕部と、腕部に付設されたカフ部とを備え、前記カフ部は、開口部を後方へ設けた略U字形状で、側面視で前記略U字形状部が使用者の上腕骨の骨幹部域の範囲に位置する形態を有する上部カフ部を設けたエルボークラッチにより課題解決できた。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


歩行時の補助杖としては、従来品として、ロフストランドクラッチがある。ロフストランドクラッチは、主に、棒状をなす脚部と、脚部の上端に前方方向に突設されたハンドグリップと、脚部から上方に延設された、前方(歩行進行方向であってこの場合は橈骨側)が開口されたカフを有する腕部にてなる。そして該カフは肘から手首にかけての前腕に対し前腕の尺骨側に沿うようすなわち前腕の背面側(尺骨側)と前腕側面に当接する形態となっている。使用する場合肘を伸ばして主にハンドグリップで体重を支えるため手首に対する負荷が大きい。



他の従来品として、カナディアンクラッチがある。カナディアンクラッチは、主に、棒状をなす脚部と、脚部の上端に前方方向に突設されたハンドグリップと、脚部から上方に延設された、前方(歩行進行方向であってこの場合は上腕二頭筋側)が開口されたカフを有する腕部にてなる。そして該カフは肘及び又は上腕に対し上腕の背面側(上腕三頭筋側)と側面側に当接する形態となっている。すなわちカナディアンクラッチはロフストランドクラッチに対し、カフの位置が上腕に当接する位置にあることが主として相違する。ただし両者共に、カフは前方方向に開口されている点で共通する。カナディアンクラッチも使用する場合肘を伸ばして、但し上腕の上腕三頭筋側がカフで支えられているのでロフストランドクラッチよりも、上腕三頭筋が弱くとも使えるが、主にハンドグリップで体重を支えるため手首に対する負荷が大きい。



他の従来品として、スマートクラッチがある。主に、棒状をなす脚部と、前腕の尺骨側に当接するカフと、カフから斜めに突設したハンドグリップと、当該カフが前記脚部に回動自在でかつ使用者の所望の角度に固定して接続することができる回動接続具部にてなる。ただし、カフは前腕の前方(歩行進行方向であってこの場合は橈骨側)に開口を有する。脚部は尺骨の軸心方向に対し適宜な角度を傾けて取り付けられる。前腕を振り下ろす様にする動作にて体重を支えるが、ハンドグリップ及びカフで前腕の尺骨側で面積広く力が分散されるため手首への負荷は比較的小さい。しかし前腕を振りおろすためには肩や上腕三頭筋に負担がかかるため、筋力が十分な者に使用が限られる。更に後述するように、歩行時に次の一歩を踏み出すときに、杖を前方の地面に突き当てるときの操作が極めてやりにくいという問題がある。



特許文献1には、握り手と、該握り手の端部に設けた連結部の下方に前記握り手に対して実質的に直角に連結された支柱と、前記連結部内に設けた軸受機構を介してその一端が握り手に対して回動可能に取り付けられ且つその他端に前腕支持部材が設けられている前腕支持部を含んで構成され、前記軸受機構に前記前腕支持部の握り手に対する傾斜角を複数の所定角度で係止する係止機構が設けられ、前記握り手に前記係止機構を開放する係止解放手段が設けられている前腕支持杖が開示されている。前記前腕支持部材の取付はロフストランドクラッチの構造に類似している。



特許文献2には、下肢障害者であって、かつ手指手首の関節が屈曲拘縮した障害者のための補助杖において、杖杆の上端の水平な支承台より前方イに向かって伸縮及び回動可能な支持杆を設け、該支持杆と把手との間に連設せしめる2個以上の継手は、両内側端面に放射状の係止歯を刻設して?合する一対の菊座がその中心軸線方向に弛緩可能なねじにより螺着されていて、前記支持杆先端にその軸線と軸線が直交方向となるように継手の一方の菊座を設け、該一方の菊座に螺合する他方の菊座はこれに一体的に連結される次の継手の一方の菊座とが相互に直交方向の軸線となるように配設された補助杖が開示されている。前記支承台の取付はスマートクラッチの構造に類似している。



特許文献3には、シャフト外周に嵌合する弾性筒体と、該筒体の筒壁の一部に、筒軸方向に亘って開口形成されたスリットと、該スリットに近接して筒体外周に一体形成された吊り紐取付部と、該吊り紐取付部に固定されるループ状の吊り紐とを備えた歩行補助用ポールのストラップが開示されている。



特許文献4には、直立した棒状に伸長して形成された杖柱と、杖柱の上方に具備された握り柄と、握り柄の上方に配置されパイプ状もしくは開口部10を前方イ即ち進行方向に向けたハーフパイプ状に直立方向に短く伸びて形成された前腕保持具と、前腕保持具が後方ロへ押圧されると杖柱に対してその軸芯を含む進行方向面内で後退移動可能に連結する連結手段と、押圧が解除されると元位置に復するよう付勢する付勢手段とを備えた杖が開示されている。前記前腕保持具の取付はロフストランドクラッチの構造に類似している。

産業上の利用分野


本発明は、歩行時に障害のある脚に負担をかけることが困難な人が補助用に使用する杖であるエルボークラッチに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
杖として使用されるエルボークラッチであって、棒状に形成された脚部と、該脚部の上方に配設され前方へ突出させたハンドグリップと、該ハンドグリップの上方に延設された腕部と、腕部に付設されたカフ部とを備え、前記カフ部は、開口部を後方へ設けた略U字形状で、側面視で前記略U字形状部が使用者の上腕骨の骨幹部域の範囲に位置する形態を有する上部カフ部を設けたことを特徴とするエルボークラッチ。

【請求項2】
前記カフ部が、前記上部カフ部の下方に、前腕の尺骨側が接し、開口部を橈骨側に前方へ設けた略U字形状の形態を有する下部カフ部を有することを特徴とする請求項1に記載のエルボークラッチ。

【請求項3】
前記カフ部を構成する、上部カフ部と下部カフ部とが、使用者の肘の左右側の両側又は片側に接する上下カフ接続部で連結されていることを特徴とする請求項2に記載のエルボークラッチ。

【請求項4】
前記カフ部と前記腕部とが、本体と本体から離脱可能な離脱部分とを備え、離脱部分が本体に対して仮固定が可能で、本体と離脱部分の間に所定値以上の力がかかったときに、離脱部分が本体から離脱するようにされている離脱機構7により、接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエルボークラッチ。

【請求項5】
前記カフ部を前記腕部に接続するにおいて、前記腕部に対する前記カフ部の傾斜方向及び傾斜角度を調整可能とするカフ部姿勢調整機構を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のエルボークラッチ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
  • 3B104AA03 握柄
  • 4C046AA23
  • 4C046BB08
  • 4C046CC01
  • 4C046DD33
  • 4C046DD34
画像

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JP2015151530thum.jpg


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