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フェロシアン化物に吸着した放射性セシウムの安定化処理方法

国内特許コード P150012372
整理番号 13929
掲載日 2015年10月16日
出願番号 特願2014-011466
公開番号 特開2015-138000
出願日 平成26年1月24日(2014.1.24)
公開日 平成27年7月30日(2015.7.30)
発明者
  • 佐藤 淳也
  • 目黒 義弘
出願人
  • 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 フェロシアン化物に吸着した放射性セシウムの安定化処理方法
発明の概要 【課題】フェロシアン化物を分解してシアンの溶出をなくし、かつ、遊離したCsをジオポリマー中で安定して固定化できる放射性セシウムの安定化処理方法を提供する。
【解決手段】セシウムを吸着したフェロシアン化物とジオポリマーを混合して成形し、この成形物を前記フェロシアン化物の分解温度以上で焼成することにより、フェロシアン化物を分解し、かつフェロシアン化物から遊離したセシウムを焼成物内で固定させることを特徴とする。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要


難溶性のフェロシアン化物は、セシウムイオンの選択吸着能力が高いことから、セシウムの吸着材として広く利用されている。しかし、フェロシアン化物は熱やアルカリに不安定であり、分解温度は300℃~400℃程度で、雰囲気によっては有害なシアンガスが発生することが報告されている。また、高アルカリにより、一部シアン化物イオンが遊離することも報告されている。



フェロシアン化物はアルカリ溶液と懸濁し、酸化剤を添加して湿式処理により酸化分解するが、一度吸着したセシウムが再度溶離してしまう懸念がある。また、酸化雰囲気で加熱することにより、シアン成分を二酸化炭素と窒素酸化物まで分解できるが、単独で加熱した場合、遊離したセシウムが揮散する懸念がある。



このようなことから、無害化処理に伴い遊離するセシウムを固定化できるフェロシアン化物の前処理方法の開発が必要となっている。



なお、放射性セシウム汚染物の処理方法に関する先行技術としては、例えば下記の特許文献1~4などを挙げることができる。

産業上の利用分野


本発明は、フェロシアン化物に吸着した放射性セシウムの安定化処理方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
セシウムを吸着したフェロシアン化物とジオポリマーを混合して成形し、この成形物を前記フェロシアン化物の分解温度以上で焼成することにより、フェロシアン化物を分解し、かつフェロシアン化物から遊離したセシウムを焼成物内で固定させることを特徴とするフェロシアン化物に吸着した放射性セシウムの安定化処理方法。

【請求項2】
請求項1に記載のフェロシアン化物に吸着した放射性セシウムの安定化処理方法において、前記フェロシアン化物がフェロシアン化遷移金属であることを特徴とするフェロシアン化物に吸着した放射性セシウムの安定化処理方法。

【請求項3】
請求項1または2に記載のフェロシアン化物に吸着した放射性セシウムの安定化処理方法において、前記ジオポリマーが、フィラーとアルカリ活性剤が反応して生成される3次元の網目構造を有するものであって、前記フィラーとしてメタカオリンまたは(および)フライアッシュが用いられ、前記アルカリ活性剤として、ケイ酸ナトリウム水溶液とアルカリ溶液が用いられることを特徴とするフェロシアン化物に吸着した放射性セシウムの安定化処理方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014011466thum.jpg
出願権利状態 公開
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