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被処理水中の窒素化合物の除去方法。

国内特許コード P150012416
整理番号 3962
掲載日 2015年10月16日
出願番号 特願2013-008313
公開番号 特開2014-138914
出願日 平成25年1月21日(2013.1.21)
公開日 平成26年7月31日(2014.7.31)
発明者
  • 日下 英史
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 被処理水中の窒素化合物の除去方法。
発明の概要 【課題】被処理水中の、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素から選択される少なくとも1種である窒素化合物を容易に、且つ効率良く除去することができ、大型設備や長時間の静置時間を必要としない窒素化合物の除去方法を提供する。
【解決手段】硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素から選択される少なくとも1種の窒素化合物を含有する被処理水から、前記窒素化合物を除去する方法であって、
前記被処理水は、アミン及びその塩から選択される少なくとも1種を含有し、
前記被処理水中にマイクロバブルを供給する工程を含む、
ことを特徴とする被処理水中の窒素化合物の除去方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


工業排水、農業排水等の排水中に含まれる硝酸性窒素、亜硝酸性窒素等の窒素化合物の含有量は、環境汚染の抑制の観点から低減することが求められている。特に、排水を河川へ放流する場合には、排水中の窒素化合物の含有量は基準値が規定され、厳しく制限されている。



例えば、工業排水において、電気めっき業等特定業種では、排水を河川等へ放流する場合には、排水中の硝酸性窒素の含有量の基準値は400ppm以下に設定されている。このため、排水中の窒素化合物の除去方法が求められている。



工業排水中の窒素化合物を除去する処理方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。当該処理方法は、硝酸性窒素を含有する被処理水と、金属微粒子等の硝酸性窒素含有水処理用触媒とを超微細気泡還元ガスの存在下で接触させて、硝酸性窒素を還元分解することにより硝酸性窒素含有水の処理を行っている。



しかし、上述の処理方法では、金属微粒子等の硝酸性窒素含有水処理用触媒が必要であり、このような硝酸性窒素含有水処理用触媒は高価であるため、経済性に劣るという問題がある。また、被処理水中に水素ガス等の還元性ガスを供給することを必須としており、還元性ガスを供給する装置の設置が必要となるため、経済性に劣り、設備の設置場所が必要となるという問題がある。



また、農業廃水中の窒素化合物を除去する処理方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。当該処理方法は、窒素を含有する排水に、オゾンを溶解させたオゾンマイクロバブルを供給して排水中の難分解性物を低分子化し、リン蓄積細菌等の細菌の存在下で嫌気性処理、好気性処理、無酸素処理を行うことにより排水中の窒素とリンの除去を行なっている。



しかし、上述の処理方法では、細菌による処理を行うため静置が必要となり、静置を行なうためのタンク等の大型の設備が必要となるという問題があり、且つ長時間の静置時間が必要となるという問題がある。また、排水中にオゾンマイクロバブルを供給することを必須としており、オゾンマイクロバブルを発生させる装置の設置が必要となるため、経済性に劣り、設備の設置場所が必要となるという問題がある。



大型設備の設置場所をとらず、長時間の静置時間を必要とせず、被処理水中の硝酸性窒素や亜硝酸性窒素等の窒素化合物を容易に除去することができる窒素化合物の除去方法は、未だ開発されていない。

産業上の利用分野


本発明は、被処理水中の窒素化合物の除去方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素から選択される少なくとも1種の窒素化合物を含有する被処理水から、前記窒素化合物を除去する方法であって、
前記被処理水は、アミン及びその塩から選択される少なくとも1種を含有し、
前記被処理水中にマイクロバブルを供給する工程を含む、
ことを特徴とする被処理水中の窒素化合物の除去方法。

【請求項2】
前記アミンは、第1~4級アミンである、請求項1に記載の除去方法。

【請求項3】
前記アミンは、炭素数8~18のアルキル基を有する、請求項1又は2に記載の除去方法。

【請求項4】
前記アミンは、炭素数13~18のアルキル基を有する、請求項1又は2に記載の除去方法。

【請求項5】
前記被処理水中の、前記アミン及びその塩から選択される少なくとも1種の含有量は、1~10000ppmである、請求項1~4のいずれかに記載の除去方法。

【請求項6】
前記被処理水は、アルカリ金属、アルカリ金属水酸化物塩、アルカリ土類金属、アルカリ土類金属水酸化物塩、及び酸からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1~5のいずれかに記載の除去方法。

【請求項7】
前記被処理水は、炭素数1~8のアルコール及び炭素数1~8のケトンから選択される少なくとも1種を含む、請求項1~6のいずれかに記載の除去方法。

【請求項8】
前記マイクロバブルの平均粒子径は、20~70μmである、請求項1~7のいずれかに記載の除去方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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