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情報提供方法および情報提供装置 新技術説明会

国内特許コード P150012453
掲載日 2015年10月21日
出願番号 特願2013-503382
出願日 平成24年3月2日(2012.3.2)
国際出願番号 JP2012001438
国際公開番号 WO2012120853
国際出願日 平成24年3月2日(2012.3.2)
国際公開日 平成24年9月13日(2012.9.13)
優先権データ
  • 特願2011-047967 (2011.3.4) JP
発明者
  • 山本 裕紹
  • 陶山 史朗
出願人
  • 国立大学法人宇都宮大学
発明の名称 情報提供方法および情報提供装置 新技術説明会
発明の概要 本発明は、情報を秘匿して表示することができ、しかも、遊び心いっぱいの表示技法によりデジタルサイネージ等のディスプレイに周辺の人々に強い関心を惹きつけることができる情報提供方法および情報提供装置を提供する。
本発明は、光の配列によって情報を表示する情報提供装置を用いて情報を提供する方法であって、提供すべき情報を表示する情報表示配列を含む情報配列と、情報配列に重畳させると情報表示配列が視認不能となるように生成された掩蔽配列とを、情報提供装置によって、情報配列の情報表示配列を人が知覚することができない表示周期で切り替えて表示することにより、伝達したい情報を普通に表示される配列(例えば映像やパネル等)に秘匿した状態で含ませて表示することができる。
従来技術、競合技術の概要


従来、会社や製品の宣伝のために、人の視覚に訴える様々な広告媒体が使用されている。例えば、公共の場所などに設置される看板やサインボード、また、テレビのコマーシャルなどが広く採用されてきた。



広告は人々に見てもらうことで、会社や製品の情報を認識してもらうことが目的であるため、人々の目を引くための工夫がなされてきた。
例えば、サインボードであれば、表示を点滅させたり表示される情報を動かしたりする方法が採用されている。テレビのコマーシャルは、サインボードなどに比べて多彩な映像を提供することができることから、映像だけでなくそのコンテンツにストーリー性を与えるなどの工夫によって、視聴者の関心を惹くことが行なわれている。



近年、デジタルディスプレイの普及に伴って、テレビ以外でも多彩な映像を提供をできる環境が整ったことから、平面ディスプレイやプロジェクタなどによって屋外でも映像や情報を表示するデジタルサイネージ(電子広告システム)が普及している。そして、デジタルサイネージの分野でも、人の関心を惹くために、様々な方法が開発されている(特許文献1、2など)。



特許文献1には、ディスプレイ画面の周辺にいる人の携帯端末がダウンロードした広告概要に基づいて、その概要に対応した広告詳細を表示する技術が開示されている。
また、特許文献2には、ディスプレイ画面を見ている人の携帯端末からの信号を受信して表示内容を変化させる技術が開示されている。
つまり、特許文献1、2の技術は、デジタルサイネージのディスプレイ画面に表示される内容を、その画面を見る可能性が最も高い人に合わせて変化させることによって、ディスプレイ画面にその人の注意を惹きつけるようにする技術である。



一方、ビルの壁面などに設けられた大型のディスプレイを使用するデジタルサイネージでは、不特定多数の人が同時に同じ画面を見ることが要求されるため、特許文献1、2の技術を採用することは難しい。
店舗や自動販売機などに設けるような小型のディスプレイを使用したデジタルサイネージであれば、特許文献1、2の技術を採用することによって人の購買意欲を掻き立てることも可能である。しかし、複数人が同じディスプレイを見ているような状況において特定の人に合わせた広告を表示した場合には、他の人の関心を損なってしまう場合もあり、特許文献1、2の技術を採用できる状況は限られる。



ところで、同一の画面を見ている場合でも、特定の人にのみ特別な情報を提供することができる技術も開発されている(特許文献3~6など)。



特許文献3、4には、コンピュータからの情報を表示するディスプレイに表示させる画像として、特定の人に提供する情報が表示された画面(表示対象画面)と、この表示対象画面と補色関係にある画面(補色画面)とを用意し、両画像を交互にディスプレイに表示させることによって、人がディスプレイを普通に見たのでは表示対象画面が認識できないようにした技術が開示されている(図16参照)。そして、特許文献3、4には、表示対象画面の情報を読み取る方法として、特別な眼鏡を使用することによって、その眼鏡を掛けている人のみが表示対象画面の情報を読み取ることができるようにする方法が開示されている。



また、特許文献5、6には、情報が隠された掩蔽デザインをディスプレイに表示させて、この掩蔽デザインを特殊なカード等を通して見ることによって、隠されていた情報を視認できるようにした技術が開示されている(図17参照)。



かかる技術を採用すれば、大型のディスプレイに表示される画像に上記のごとき処理を採用することによって、特別な眼鏡や特殊なカードを保持している人に対して特別な情報を提供することができる。つまり、同じディスプレイを多数の人が見ている場合でも、特定の人に対して、その人の関心がある情報を提供することができる。

産業上の利用分野


本発明は、情報提供方法および情報提供装置に関する。さらに詳しくは、様々な情報が表示されているボードやディスプレイなどに、人々の関心を惹きつけることができる情報提供方法および情報提供装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
光の配列によって情報を表示する情報提供装置を用いて情報を提供する方法であって、
提供すべき情報を表示する情報表示配列を含む情報配列と、該情報配列に重畳させると前記情報表示配列が視認不能となるように生成された掩蔽配列とを、前記情報提供装置によって、前記情報配列の情報表示配列を人が知覚することができない周期で切り替えて表示する
ことを特徴とする情報提供方法。

【請求項2】
前記情報配列と前記掩蔽配列とを切り替えて表示する切替周期と非同期となるように、人の視界を間欠的に遮る
ことを特徴とする請求項1記載の情報提供方法。

【請求項3】
前記情報提供装置によって、複数の前記情報配列と、各情報配列に対応する複数の前記掩蔽配列とを切り替えて表示する
ことを特徴とする請求項1または2記載の情報提供方法。

【請求項4】
前記情報配列の情報表示配列を表示する光の色と、前記情報配列と前記掩蔽配列とを重畳させたときに前記情報表示配列と重畳する情報掩蔽配列を表示する光の色を、補色関係とする
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の情報提供方法。

【請求項5】
前記情報配列では、
前記情報表示配列と該情報表示配列以外の背景配列の輝度差が大きくなっており、
前記掩蔽配列では、
前記情報掩蔽配列の輝度が前記情報配列の背景配列の輝度と同等となっており、
該情報掩蔽配列以外の掩蔽背景配列の輝度が前記情報表示配列の輝度と同等となっている
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の情報提供方法。

【請求項6】
前記情報配列が表示されるタイミングと前記掩蔽配列が表示されるタイミングの間に、ダミー配列が表示されるようになっており、
該ダミー配列は、
該ダミー配列を前記情報配列および前記掩蔽配列と重畳させたときに、前記情報配列における情報表示配列および前記掩蔽配列における情報掩蔽配列が表示される位置に該情報掩蔽配列および前記情報表示配列と異なる配列を有するものである
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の情報提供方法。

【請求項7】
前記情報提供装置が、
LED光源を複数配列した表示画面を備えており、
該表示画面上に、前記情報配列および前記掩蔽配列を、毎秒240フレーム以上の表示速度で切り替えて表示する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の情報提供方法。

【請求項8】
前記情報配列と前記掩蔽配列の切替周期が、人が眼前で遮光物を振ったときに、遮光物が眼前に存在しないときに眼に入射される光によって前記情報配列の情報表示配列を人が知覚し得る速度に調整されている
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の情報提供方法。

【請求項9】
光の配列によって情報を表示する装置であって、
光の配列によって情報を表示する表示手段と、
提供すべき情報に関する情報表示配列を含む情報配列を前記表示手段に表示させるための情報配列データと前記表示手段によって該情報配列に重畳させると前記情報表示配列が視認不能となるように生成された前記掩蔽配列を前記表示手段に表示させるための掩蔽配列データとを生成する配列形成部を有するデータ形成手段と、を備えており、
前記データ形成手段は、
前記表示手段が各配列を表示するタイミングに関するタイミング情報を生成する表示タイミング決定部を備えており、
前記表示タイミング決定部は、
前記情報配列データおよび前記掩蔽配列データに基づいて、前記情報配列および前記掩蔽配列を切り替えて表示したときに前記情報配列の情報表示配列を人が知覚することができないように、タイミング情報を生成するものである
ことを特徴とする情報提供装置。

【請求項10】
前記配列形成部は、
複数の前記情報表示配列データと、各情報表示配列データに基づいて表示される情報配列に対応する掩蔽配列を前記表示手段によって表示させるための複数の前記掩蔽配列データと、を生成する機能を有しており、
前記表示タイミング決定部は、
複数の前記情報表示配列データおよび複数の前記掩蔽配列データを表示するタイミングに関する前記タイミング情報を生成する
ことを特徴とする請求項9記載の情報提供装置。

【請求項11】
前記配列形成部は、
前記情報配列の情報表示配列を表示する光の色と、前記情報配列と前記掩蔽配列とを重畳させたときに前記情報表示配列と重畳する情報掩蔽配列を表示する光の色とが、補色関係となるように、前記情報表示配列データおよび前記掩蔽配列データを生成する
ことを特徴とする請求項9または10記載の情報提供装置。

【請求項12】
前記配列形成部は、
前記情報表示配列と前記情報配列における情報表示配列以外の背景配列との輝度差が大きくなるように前記情報配列データを生成し、
前記情報掩蔽配列の輝度が前記情報配列の背景配列の輝度と同等となり、該掩蔽配列における情報掩蔽配列以外の掩蔽背景配列の輝度が前記情報表示配列の輝度と同等となるように前記掩蔽配列データを生成する
ことを特徴とする請求項9、10または11記載の情報提供装置。

【請求項13】
前記データ形成手段は、
ダミー配列を前記表示手段によって表示させるためのダミー配列データを生成する機能を有しており、
該ダミー配列は、
前記情報配列および前記掩蔽配列に重畳させたときに、前記情報配列における情報表示配列が表示される位置かつ前記掩蔽配列における情報掩蔽配列が表示される位置に該情報掩蔽配列および前記情報表示配列と異なる配列を有するものであり、
前記表示タイミング決定部は、
前記情報配列が表示されるタイミングと前記掩蔽配列が表示されるタイミングの間に、前記ダミー配列が表示されるように、前記タイミング情報を生成する
ことを特徴とする請求項9、10、11または12記載の情報提供装置。

【請求項14】
前記表示手段は、
LED光源を複数配列した表示画面を備えており、
該表示画面上に、前記情報配列および前記掩蔽配列を、毎秒240フレーム以上の表示速度で切り替えて表示し得るものである
ことを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の情報提供装置。

【請求項15】
前記表示タイミング決定部は、
各配列データを表示させるタイミングが、人が眼前で遮光物を振ったときに、遮光物が眼前に存在しないときに眼に入射される光によって前記情報配列の情報表示配列を人が知覚し得るように、前記タイミング情報を生成する
ことを特徴とする請求項9乃至14のいずれかに記載の情報提供装置。
国際特許分類(IPC)
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出願権利状態 公開
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