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新規ヌクレオシドアナログ及びその利用

国内特許コード P150012457
掲載日 2015年10月21日
出願番号 特願2012-547929
出願日 平成23年12月9日(2011.12.9)
国際出願番号 JP2011078604
国際公開番号 WO2012077800
国際出願日 平成23年12月9日(2011.12.9)
国際公開日 平成24年6月14日(2012.6.14)
優先権データ
  • 特願2010-276135 (2010.12.10) JP
発明者
  • 佐々木 茂貴
  • 谷口 陽祐
  • 河口 亮太
出願人
  • 国立大学法人九州大学
発明の名称 新規ヌクレオシドアナログ及びその利用
発明の概要 DNA中の8-oxo-dGを検出するための技術を提供する。下記の新規化合物による。
【化1】



(式中、R1は、H、又は3'-水酸基の保護基、オリゴデオキシヌクレオチド基1(ODN基1)、又は-P(OR3)R4であり、このときR3はリン酸基の保護基であり、R4は窒素原子上に炭素数1~6個の同一又は異なるアルキル基が2個結合したジアルキルアミノ基であり;R2は、水素原子、5'-水酸基の保護基、又はオリゴデオキシヌクレオチド基2(ODN基2)である。)。本発明の化合物は、核酸の酸化的変異の検出に有用である。
従来技術、競合技術の概要


8-oxo-deoxyguanosine(8-oxo-dG)は生体内で活性酸素種によってdeoxyguanosine(dG)より生成するDNA損傷体のひとつであり、老化や神経変性疾患、酸化ストレスとの関連が示唆されている。また、構造の変化からcytosineだけではなくadenosineとの塩基対形成が可能になっており、このためトランスバージョン変異を誘発することも分かっている。8-oxo-dGの検出のために、現在、電気化学的方法、質量分析や抗体などを用いた検出方法が開発されている。



本発明者らは、guanineと高い結合能を持つ既知化合物G-clampを基に設計した8-oxoG-clampが8-oxo-dGに選択的に結合し、結合による蛍光光度の変化で検出が可能であることを示した(非特許文献1)。また、8-oxoG-clampの誘導体とそれらの8-oxo-dG認識能(非特許文献2)、さらにはオリゴヌクレオチドに組み込むことによりDNA中の8-oxo-dGとdGを部分的に区別できる可能性も示した(非特許文献3)。

産業上の利用分野


本発明は、新規化合物及びその利用に関する。本願発明の新規化合物は、DNA鎖中の8-oxo-dGを、選択的に認識可能な蛍光プローブとして有用である。

特許請求の範囲 【請求項1】
次式で表される、アデノシン-1,2-ジアザフェノキサジン(adenosine-1,3-diazaphenoxazine, Adap)ヌクレオシドアナログ含有オリゴデオキシヌクレオチド
【化1】


(式中、R1は、オリゴデオキシヌクレオチド基1(ODN基1)であり;
R2は、オリゴデオキシヌクレオチド基2(ODN基2)である。)。

【請求項2】
8-オキソデオキシグアノシン(8-oxo-dG)の検出のための、請求項1に記載のオリゴデオキシヌクレオチド。

【請求項3】
ラベルされた、請求項1に記載のオリゴデオキシヌクレオチド

【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のオリゴデオキシヌクレオチドを、8-oxo-dGを含有する標的DNAにハイブリダイズさせる工程を含み、このときオリゴデオキシヌクレオチドは標的DNAの少なくとも8-oxo-dGを含有する一部の塩基配列に相補的な塩基配列からなるが、8-oxo-dGに相補する位置にAdapヌクレオシドアナログを含有するものであり、それによりオリゴデオキシヌクレオチドが標的DNAに選択的にハイブリダイズする、8-oxo-dGを含有する標的DNAを検出する方法。

【請求項5】
蛍光物質又はクエンチャー物質の一方でラベルされ、塩基配列Aからなる請求項1に記載の第1オリゴデオキシヌクレオチド、及び
蛍光物質又はクエンチャー物質の他方でラベルされ、塩基配列Aに相補的な塩基配列Bからなるが、Adapヌクレオシドアナログに相補する位置に天然のヌクレオチドを含有する、第2オリゴデオキシヌクレオチド
を少なくとも備える、二本鎖オリゴデオキシヌクレオチドプローブ。

【請求項6】
第1オリゴデオキシヌクレオチドの5'末端が蛍光物質でラベルされ、第2オリゴデオキシヌクレオチドの3'末端がクエンチャー物質でラベルされている、請求項5に記載のプローブ。

【請求項7】
請求項5又は6に記載のプローブを、8-oxo-dGを含有する標的DNAに供与する工程を含み、このとき第1オリゴデオキシヌクレオチドは標的DNAの少なくとも8-oxo-dGを含有する一部の塩基配列に相補的な塩基配列からなるが、8-oxo-dGに相補する位置にAdapヌクレオシドアナログを含有するものであり、それにより第2オリゴデオキシヌクレオチドと標的DNAとの鎖交換反応が起こり、蛍光物質が発光する、8-oxo-dGを含有する標的DNAを検出する方法。

【請求項8】
次式で表される、化合物
【化2】


(式中、R1は、H、又は3'-水酸基の保護基、又は-P(OR3)R4であり、このときR3はリン酸基の保護基であり、R4は窒素原子上に炭素数1~6個の同一又は異なるアルキル基が2個結合したジアルキルアミノ基であり;R2は、水素原子、又は5'-水酸基の保護基である。)。

【請求項9】
R1が、-P(OR3)R4であり、このときR3が、メチル基、2-シアノエチル基、又は2-トリメチルシリルエチル基であり、R4が、ジイソプロピルアミノ基であり;R2が、5'-水酸基の保護基である、請求項8に記載の化合物。

【請求項10】
R3が、2-シアノエチル基であり;R2が、4,4'-ジメトキシトリチル基である、請求項9に記載の化合物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2012547929thum.jpg
出願権利状態 公開
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