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ストライガ発芽調節剤 コモンズ

国内特許コード P150012501
整理番号 NU-611
掲載日 2015年10月28日
出願番号 特願2015-132413
公開番号 特開2017-014149
出願日 平成27年7月1日(2015.7.1)
公開日 平成29年1月19日(2017.1.19)
発明者
  • 土屋 雄一朗
  • 浦口 大輔
  • サティヤナラヤナン エー.エム.
  • 木下 俊則
  • 大井 貴史
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 ストライガ発芽調節剤 コモンズ
発明の概要 【課題】天然の発芽促進物質であるストリゴラクトン及びその誘導体とは基本骨格が異なり、水溶液中での安定性が高く、且つ安価に製造可能な化合物を有効成分とする、ストライガ発芽調節剤の提供。
【解決手段】式(1)で表わされる化合物、その塩、その水和物又はその溶媒和物を含有する、ストライガ発芽調節剤。



[Rはアルキル基;mは0~3の整数;Rはハロゲン原子、置換又は非置換のアルキル基、置換又は非置換のアルコキシ基等;nは0~5の整数;Pは置換又は非置換のピペラジン-1,4-ジイル基、置換又は非置換のモルホリン-2,4-ジイル基;Qは芳香環又は複素環;YはO又はS;Zは-SO-、-COCH-、-SONH-、-CHO-、-CHOSO-等]
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


ストライガ属に属する植物(本明細書において、「ストライガ」と略記することもある)は、トウモロコシ、コメ、マメ類等の主要作物に寄生し、生育不良を引き起こす。その被害は、アフリカ、アジア、オーストラリア、アメリカ等に及んでおり、特にアフリカにおいては、被害額は年間100億USドルに上るといわれている。



ストライガの種子は、土壌中で長期間に亘って生存することができ、周辺の宿主作物の根から分泌されるストリゴラクトンを感知し、これにより発芽し、宿主作物の根に寄生する。そして、地上に現れたストライガの植物体により生成される種子が、周辺の土壌をまた汚染する。このため、一旦土壌がストライガの種子に汚染されてしまうと、何も対策をしなければ、その土壌ではストライガ被害が続くこととなり、また種子で汚染された土壌範囲も徐々に広がっていくこととなる。



ストライガの対策としては、ストライガの種子に汚染された土壌に、ストライガ発芽調節(誘導又は抑制)剤を施用することが有効であるといわれている。例えば、宿主植物がいない環境下でストライガ発芽誘導剤を施用すれば、発芽したストライガは寄生できずに枯死することとなり、これにより土壌を浄化することができる。また、ストライガ発芽抑制剤を施用すれば、ストライガに寄生されることなく宿主植物を栽培することが可能となる。そこで、ストライガの発芽をより効率的に誘導又は抑制する物質の開発が求められている。



これまで、ストリゴラクトン及びその誘導体を有効成分とするストライガ発芽調節剤が開発されているが(非特許文献1)、安定性や合成費用の観点から、実用化には至っていない。

産業上の利用分野


本発明は、ストライガ発芽調節(誘導又は抑制)剤、及びそれを用いたストライガ発芽調節方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
一般式(1):
【化1】


[式(1)中、
は、アルキル基であり、
mは、0~3の整数であり、
は、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアルキルチオ基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、アルキル基で置換されていてもよいアミノ基(但し、置換数が2の場合、アルキル基同士が連結して隣接する窒素原子と共に環を形成していてもよい。)、又はニトロ基であり、
nは、0~5の整数であり、
Pは、一般式(P1)又は(P2):
【化2】


(式(P1)及び(P2)中、R、R、R、R、R、R及びRは、同一又は異なって水素原子又はアルキル基であり、RとR又はRとRが、互いに結合して隣接する炭素原子と共にベンゼン環を形成していてもよく、RとRが、互いに結合して隣接する炭素原子と共にベンゼン環を形成していてもよい。)
で表わされる二価の基であり、
Qは、芳香環又は複素環由来の基であり、
Yは、酸素原子又は硫黄原子であり、
Zは、
一般式(Z1):-T-U-(式(Z1)中、Tは、-S(O)-(但し、iは1又は2を示す。)、-C(=O)O-、又は-A(-NO)-(但し、Aは含窒素複素環を示す。)であり、Uは、単結合、-CH-、-O-、又は-NR10-(但し、R10は水素原子又はアルキル基を示す。)である。)で表わされる二価の基、又は
一般式(Z2):-V-O-W-(式(Z2)中、Vは、単結合又は-CH-であり、Wは、単結合、-C(=O)-、又は-S(O)-(但し、kは1又は2を示す。)である。)で表わされる二価の基である。]
で表わされる化合物、又はその塩、水和物若しくは溶媒和物を含有する、ストライガ発芽調節剤。

【請求項2】
Qがベンゼン由来の基である、請求項1に記載のストライガ発芽調節剤。

【請求項3】
Yが酸素原子である、請求項1又は2に記載のストライガ発芽調節剤。

【請求項4】
mが0である、請求項1~3のいずれかに記載のストライガ発芽調節剤。

【請求項5】
Pが一般式(P1)で表わされる二価の基である場合、Zが一般式(Z1)で表わされる二価の基であり、Pが一般式(P2)で表わされる二価の基である場合、Zが一般式(Z2)で表わされる二価の基である、請求項1~4のいずれかに記載のストライガ発芽調節剤。

【請求項6】
ストライガ発芽誘導剤である、請求項1~5のいずれかに記載のストライガ発芽調節剤。

【請求項7】
一般式(1)で表わされる化合物が、
【化3】


である、請求項6に記載のストライガ発芽調節剤。

【請求項8】
ストライガ発芽抑制剤である、請求項1~5のいずれかに記載のストライガ発芽調節剤。

【請求項9】
一般式(1)で表わされる化合物が、
【化4】


である、請求項8に記載のストライガ発芽調節剤。

【請求項10】
請求項1~9のいずれかに記載のストライガ発芽調節剤を、ストライガ種子を含む土壌に施用する、ストライガ発芽調節方法。
国際特許分類(IPC)
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出願権利状態 公開
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