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血液関連疾患患者のリンパ節由来の間質細胞 UPDATE コモンズ

国内特許コード P150012503
整理番号 NU-613
掲載日 2015年10月28日
出願番号 特願2015-132000
公開番号 特開2017-012078
出願日 平成27年6月30日(2015.6.30)
公開日 平成29年1月19日(2017.1.19)
発明者
  • 清井 仁
  • 冨田 章裕
  • 早川 文彦
  • 島田 和之
  • 坂本 明彦
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 血液関連疾患患者のリンパ節由来の間質細胞 UPDATE コモンズ
発明の概要 【課題】病巣の微小環境を解明し、有効な治療法の確立を可能にすべく、リンパ増殖性疾患における微小環境を再現した培養系を提供することを課題とする。
【解決手段】(1)リンパ増殖性疾患患者のリンパ節から採取した生検試料から、血球成分を除去するステップ及び(2)血清を添加した栄養培地で培養するステップ、含む方法によって、リンパ増殖性疾患患者リンパ節由来のヒト間質細胞を調製する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


リンパ性白血病や悪性リンパ腫など、リンパ増殖性の血液関連疾患では、間質細胞が腫瘍細胞に有利な環境を構築していると考えられている。血液関連疾患に対する有効な治療法を開発すべく、この環境(即ち、血液関連疾患の微小環境)を理解・解明することが望まれるが、そのためにはヒト体内での微小環境を再現した培養系が必要である。しかし現状では、腫瘍細胞の培養系にマウス由来の間質細胞(例えば、BALB/cマウスリンパ節由来間質細胞株。特許文献1、非特許文献1を参照)が利用されており、実際の微小環境を再現したものとは言い難い。

産業上の利用分野


本発明は血液関連疾患患者のリンパ節から間質細胞を調製する方法及びその利用に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下のステップ(1)及び(2)を含む、リンパ増殖性疾患患者リンパ節由来のヒト間質細胞を調製する方法;
(1)リンパ増殖性疾患患者のリンパ節から採取した生検試料から、血球成分を除去するステップ;
(2)血清を添加した栄養培地で培養するステップ。

【請求項2】
プロテアーゼで処理した試料をステップ(2)の培養に供する、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記プロテアーゼがトリプシンである、請求項2に記載の方法。

【請求項4】
前記栄養培地が、グルコースの含有量が多い高栄養培地である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。

【請求項5】
前記栄養培地がイスコフ改変ダルベッコ培地である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。

【請求項6】
前記血清の添加量が5%(v/v)~20%(v/v)である、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。

【請求項7】
前記リンパ増殖性疾患が悪性リンパ腫である、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。

【請求項8】
前記悪性リンパ腫が、濾胞性リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、又は血管免疫芽球型T細胞リンパ腫である、請求項7に記載の方法。

【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の調製方法で得られたヒト間質細胞。

【請求項10】
以下の(a)及び/又は(b)の特性を備える、ヒト間質細胞:
(a)リンパ増殖性疾患患者由来のリンパ球の増殖を支持する;
(b)リンパ増殖性疾患患者由来のリンパ球の治療抵抗性を高める。

【請求項11】
前記リンパ球が、リンパ節から採取されたリンパ球である、請求項10に記載のヒト間質細胞。

【請求項12】
請求項1~8のいずれか一項に記載の方法で得られた細胞である、請求項10又は11に記載のヒト間質細胞。

【請求項13】
請求項9~12のいずれか一項に記載のヒト間質細胞と共培養することを特徴とする、リンパ増殖性疾患患者由来のリンパ球の培養方法。

【請求項14】
前記リンパ球が、以下の方法、即ち、
リンパ増殖性疾患患者から採取されたリンパ球を該リンパ球が免疫的に許容される非ヒト動物に移植し、該非ヒト動物内で培養した後、該非ヒト動物から分離すること、
によって得られた細胞である、請求項13に記載の培養方法。

【請求項15】
以下のステップ(i)及び(ii)を含む、リンパ増殖性疾患の予防・治療に有効な物質のスクリーニング方法:
(i)請求項9~12のいずれか一項に記載のヒト間質細胞と、リンパ増殖性疾患患者由来のリンパ球を、被験物質の存在下、共培養するステップ;
(ii)前記リンパ球に対する前記被験物質の有効性を判定するステップ。

【請求項16】
前記リンパ球が、以下の方法、即ち、
リンパ増殖性疾患患者から採取されたリンパ球を該リンパ球が免疫的に許容される非ヒト動物に移植し、該非ヒト動物内で培養した後、該非ヒト動物から分離すること、
によって得られた細胞である、請求項15に記載のスクリーニング方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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