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診断装置及び診断方法 新技術説明会

国内特許コード P150012583
整理番号 S2015-0947-N0
掲載日 2015年11月25日
出願番号 特願2015-078096
公開番号 特開2016-195748
出願日 平成27年4月6日(2015.4.6)
公開日 平成28年11月24日(2016.11.24)
発明者
  • 田邉 将之
  • 松尾 淳子
出願人
  • 国立大学法人 熊本大学
  • 学校法人大阪医科薬科大学
発明の名称 診断装置及び診断方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】超音波を利用して大腸から得られる超音波エコー信号の情報を用いて、大腸内部の便の状態を評価することが可能な診断装置等を提供する。また、超音波画像を利用して軟便の状態を評価することが可能な診断装置等を提供する。
【解決手段】診断装置1は、大腸の内部の便の状態を評価する診断装置である。プローブ部3は、超音波を発生して大腸からのエコー信号を検出し、便状態評価部7は、エコー信号を利用して、正常、硬便、ガス蓄積、軟便を区別することができる。さらに、軟便評価部25は、画像生成部5が生成した超音波画像を利用して、軟便であるか否かを評価することができる。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


排便コントロールは、高齢者や療養者のケアとして行う頻度が高く、共に看護師など医療者各自の判断がケアに直結している。例えば、便秘を訴える高齢者の多くが、下剤や浣腸など薬物治療を必要としている。



大腸がんの診断のために超音波で大腸そのものの状態を確認することはあるが、臨床では、大腸に滞留する便の状態を可視化することは行われていない。現在、その適応を判断するための手法として触診や聴診が行われているが、その適応を判断する大腸内部の状態を定量的に評価できる指標は存在せず、ケアを行う者の熟練度に依存している。



大腸内部の状態は、1)正常便、2)硬便(直腸性便秘)、3)ガス蓄積、4)軟便(弛緩性便秘)の4つに大別できる。発明者らは、超音波画像を分析して、輝度値の減衰による硬便の評価(非特許文献1)を、並びに、自己相関関数によるガス蓄積及び輝度変化量による正常の評価(非特許文献2)を提案した。

産業上の利用分野


本願発明は、診断装置及び診断方法に関し、特に、大腸の内部の便の状態を評価する診断装置等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
大腸の内部の便の状態を評価する診断装置であって、
前記大腸を伝搬方向とする超音波を発生して前記大腸からのエコー信号を検出するエコー信号検出手段と、
前記エコー信号を前記伝搬方向とは垂直方向に統計処理を施した後に、前記伝搬方向に対する近似線の係数を用いて前記大腸の内部の便の状態が硬便であるか否かを評価し、並びに/又は、
前記エコー信号を伝搬方向とは垂直方向に統計処理を施した後に、前記伝搬方向に周期的に繰り返されるエコーの有無により前記大腸の内部の便がガス蓄積であるか否かを評価し、並びに/又は、
前記エコー信号において、前記大腸を含む部分に対してフーリエ変換を行って高周波成分を確認すること、及び/若しくは、前記大腸の内部の滞留物のサイズ及び/若しくは個数を検出することにより、前記大腸の内部の便の状態が軟便であるか否かを評価する便状態評価手段を備える診断装置。

【請求項2】
前記便状態評価手段は、
前記エコー信号を伝搬方向とは垂直方向に統計処理を施した後に、前記伝搬方向に対する近似線が硬便判定線よりも減衰が大きい場合に前記大腸の内部の便が硬便であると評価し、及び/又は、
前記エコー信号を伝搬方向とは垂直方向に統計処理を施した後に、前記伝搬方向に前記エコー信号検出手段とガスとの間に周期的に繰り返されるエコーが存在することにより前記大腸の内部の便がガス蓄積であると評価する、請求項1記載の診断装置。

【請求項3】
大腸の内部の便の状態を評価する診断装置であって、
前記エコー信号を用いて前記大腸の超音波画像データを得る画像取得手段と、
前記超音波画像データにおいて、前記超音波画像の前記大腸を含む部分に対して2次元フーリエ変換を行い、軟便判定値よりも高周波成分を確認し、並びに/又は、前記大腸の内部の滞留物のサイズ及び/若しくは個数を検出し、並びに/又は、前記超音波画像データにおいて、前記大腸の内部の動きを検出して、前記大腸の内部の便の状態が軟便であるか否かを評価する便状態評価手段を備える診断装置。

【請求項4】
前記便状態評価手段は、前記超音波画像の前記大腸を含む部分に対して2値化処理を行い、膨張収縮処理を行うことによって基準個数以上の粒状の滞留物を検出する、請求項3記載の診断装置。

【請求項5】
大腸の内部の便の状態を評価する診断装置における診断方法であって、
前記診断装置が備えるエコー信号検出手段が、前記大腸からのエコー信号を検出するステップと、
前記診断装置が備える便状態評価手段が、前記エコー信号を伝搬方向とは垂直方向に統計処理を施した後に前記伝搬方向に対する情報処理を行うことにより、前記大腸の内部の便の状態が硬便であるか否か、及び/若しくは、ガス蓄積であるか否かを判断し、並びに/又は、前記エコー信号を用いて及び/若しくは前記エコー信号を用いて得られた超音波画像若しくは動画を用いて軟便であるか否かを評価するステップを含む診断方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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