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細胞培養用デバイス

国内特許コード P150012631
整理番号 S2014-0413-N0
掲載日 2015年11月26日
出願番号 特願2014-009737
公開番号 特開2015-136318
登録番号 特許第6156933号
出願日 平成26年1月22日(2014.1.22)
公開日 平成27年7月30日(2015.7.30)
登録日 平成29年6月16日(2017.6.16)
発明者
  • 野村 暢彦
  • 鈴木 博章
  • 佐々 文洋
  • 清川 達則
  • 横川 雅俊
  • 豊福 雅典
  • 尾花 望
  • 濱田 将風
  • 稲葉 知大
出願人
  • 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 細胞培養用デバイス
発明の概要 【課題】一度に例えば数万株以上の多数の細胞を容易に分離・培養すると共に、分析・選別もその場で(in-situ)できる新規な細胞培養用デバイスを提供する。
【解決手段】片側に複数の凹部が配置された基板と、複数の凹部に充填されたゲル状培地とを備える細胞培養用デバイスであって、複数の凹部の内表面を除いた基板の片側の表面の少なくとも一部は、JIS 3257(1999)に従って測定した接触角が50°以上である表面である、細胞培養用デバイス。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


現在有用微生物細胞の探索に際し、まず自然界から微生物細胞を含むサンプルを採取し、次に充分に希釈したサンプルを例えば100~1000菌/シャーレで蒔き、培養し、コロニーを形成させ、コロニーを採取し単離する。さらに、単離したコロニーについて、例えば12~394菌/プレートで増殖してから、種々の分析や選別が行われている。



この方法では、微生物を単離するための培養と、分析するための培養との少なくとも2回の培養を必要とし、菌の移し替えや増殖に時間と手間がかかるうえ、一回で分析・選別できる微生物の数は多くて数百菌株程度と限られている。さらにこの方法では、増殖の遅い微生物の単離・分析・選別は困難である。



一方、アレイ状に配置した油中に含まれる培地液滴を用い、細胞を培養しつつ分析する技術が報告されている(非特許文献1)。しかしながら、この技術では、培地の液量が少なく、蒸発などで液体が徐々に減るため、数時間の培養しかできない。また、上記技術は、油中液滴内で培養しているため、代謝物等が油中に分散してしまい、代謝物等を高濃度に蓄積させることが困難である。さらに、代謝物を分析するための試薬を予め培地に添加しておく必要があり、分析方法が制限されてしまうという問題点がある。

産業上の利用分野


本発明は、細胞培養用デバイスに関し、特に片側に複数の凹部が配置された基板と、複数の凹部に充填されたゲル状培地とを備える細胞培養用デバイスに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
片側に複数の凹部が配置された基板と、
前記複数の凹部に充填されたゲル状培地と
を備える細胞培養用デバイスであって、
前記複数の凹部の内表面を除いた前記基板の前記片側の表面の少なくとも一部の、JIS 3257(1999)に従って測定した接触角が50°以上であり、
前記基板の前記凹部が配置された領域において、前記凹部の単位面積当たりの数が、1,000個/cm~10,000個/cmであり、
前記基板の前記片側に、さらにカバー部材を備え、前記カバー部材は前記基板に接していない、細胞培養用デバイス。

【請求項2】
前記凹部の容積が1pl~1mlである、請求項1に記載の細胞培養用デバイス。

【請求項3】
前記凹部の開口部の径が10μm~500μmであり、前記凹部の高さが10μm~500μmである、請求項1又は2に記載の細胞培養用デバイス。

【請求項4】
前記複数の凹部同士の間に、互いに少なくとも1μmの間隔がある、請求項1~のいずれか一項に記載の細胞培養用デバイス。

【請求項5】
前記複数の凹部が、前記基板の前記凹部が配置された領域において、同じ大きさを有し、かつ、等間隔に配置されている、請求項1~のいずれか一項に記載の細胞培養用デバイス。

【請求項6】
前記ゲル状培地が、ゲル化材料及び培地成分を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の細胞培養用デバイス。

【請求項7】
前記ゲル化材料が、寒天、アガロース、アルギン酸、コラーゲン、ゼラチン、セルロース及びMatrigel(登録商標)からなる群より選択される、請求項に記載の細胞培養用デバイス。

【請求項8】
前記基板の一部は、ガラス、樹脂、金属、セラミックス及び耐水紙からなる群より選択される材料から構成されている、請求項1~のいずれか一項に記載の細胞培養用デバイス。

【請求項9】
前記接触角が50°以上である表面が、シランカップリング剤又はフッ素樹脂によって表面処理された表面である、請求項1~のいずれか一項に記載の細胞培養用デバイス。

【請求項10】
前記カバー部材と前記基板との間に10μm~100mmの距離がある、請求項1~のいずれか一項に記載の細胞培養用デバイス。

【請求項11】
前記カバー部材と前記基板とが周縁部において密封されている、請求項1~10のいずれか一項に記載の細胞培養用デバイス。

【請求項12】
前記カバー部材は、ガラス、樹脂、金属、セラミックス及び耐水紙からなる群より選択される材料から構成されている、請求項1~11のいずれか一項に記載の細胞培養用デバイス。

【請求項13】
前記複数の凹部同士の間に、表面以外の任意の位置に凹部同士を連通する連通孔をさらに備える、請求項1~12のいずれか一項に記載の細胞培養用デバイス。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014009737thum.jpg
出願権利状態 登録
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