TOP > 国内特許検索 > 分化細胞の生産方法およびiPS細胞の未分化細胞の除去方法

分化細胞の生産方法およびiPS細胞の未分化細胞の除去方法 UPDATE コモンズ

国内特許コード P150012656
整理番号 NU-618
掲載日 2015年12月1日
出願番号 特願2015-155312
公開番号 特開2017-029112
出願日 平成27年8月5日(2015.8.5)
公開日 平成29年2月9日(2017.2.9)
発明者
  • 本多 裕之
  • 清水 一憲
  • 松本 凌
  • 堀 勝
  • 水野 正明
  • 吉川 史隆
  • 田中 宏昌
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 分化細胞の生産方法およびiPS細胞の未分化細胞の除去方法 UPDATE コモンズ
発明の概要 【課題】 簡易かつ低コストに未分化iPS細胞を除去することを図った分化細胞の生産方法およびiPS細胞の未分化細胞の除去方法を提供することである。
【解決手段】 この分化細胞の生産方法は、緩衝液または培養液を第1の水溶液として準備する水溶液準備工程と、大気圧プラズマを第1の水溶液に照射して処理液とするプラズマ照射工程と、iPS細胞を分化させて分化細胞とする分化工程と、iPS細胞または分化細胞を処理液に浸漬する処理工程と、を有する。処理工程は、分化工程におけるiPS細胞の分化の開始前から分化細胞への分化後までの間の期間に実施される。
【選択図】図15
従来技術、競合技術の概要


iPS細胞(induced pluripotent stem cells)は、人工多能性幹細胞または誘導多能性幹細胞と呼ばれる。iPS細胞は、線維芽細胞などの体細胞へ数種類の転写因子遺伝子を導入することにより、分化多能性を獲得した細胞である。iPS細胞の分化多能性は、ES細胞の分化多能性と同等である。つまり、iPS細胞は、生体を構成する全ての臓器や組織へ分化する能力を有している。よって、臓器等を再生する再生医療において極めて有効な技術として期待されている。



従来から、臓器や組織へ分化する分化多能性細胞としてES細胞が存在する。ES細胞は、生命の起源となる胚から得られる。そのため、その取扱いには倫理上の問題がある。また、ES細胞から分化させた組織は、患者に移植する段階で拒絶反応を引き起こすおそれがある。つまり、免疫学上の問題がある。iPS細胞は、これらの倫理上の問題および免疫学上の問題を解決することが期待されている。

産業上の利用分野


本明細書の技術分野は、分化細胞の生産方法およびiPS細胞の未分化細胞の除去方法に関する。さらに詳細には、iPS細胞から未分化細胞を好適に除去することを図った分化細胞の生産方法およびiPS細胞の未分化細胞の除去方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
緩衝液または培養液を第1の水溶液として準備する水溶液準備工程と、
大気圧プラズマを前記第1の水溶液に照射して処理液とするプラズマ照射工程と、
iPS細胞を分化させて分化細胞とする分化工程と、
前記iPS細胞または前記分化細胞を前記処理液に浸漬する処理工程と、
を有し、
前記処理工程は、
前記分化工程における前記iPS細胞の分化の開始前から前記分化細胞への分化後までの間の期間に実施されること
を特徴とする分化細胞の生産方法。

【請求項2】
請求項1に記載の分化細胞の生産方法において、
前記プラズマ照射工程では、
単位体積当たりのプラズマ密度時間積は、2.5×1015sec・cm-3・ml-1以上1.25×1017sec・cm-3・ml-1以下であり、
前記単位体積当たりのプラズマ密度時間積は、
X = P1 × T1 / V1
X :単位体積当たりのプラズマ密度時間積
P1:プラズマ発生領域でのプラズマ密度
T1:照射時間
V1:第1の水溶液の体積
を満たすこと
を特徴とする分化細胞の生産方法。

【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の分化細胞の生産方法において、
前記処理工程は、
前記分化工程における前記iPS細胞の分化の開始前に実施されること
を特徴とする分化細胞の生産方法。

【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の分化細胞の生産方法において、
前記処理工程は、
前記分化工程における前記iPS細胞の分化の途中に実施されること
を特徴とする分化細胞の生産方法。

【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の分化細胞の生産方法において、
前記処理工程は、
前記分化工程における前記分化細胞への分化後に実施されること
を特徴とする分化細胞の生産方法。

【請求項6】
緩衝液または培養液を第1の水溶液として準備する水溶液準備工程と、
大気圧プラズマを前記第1の水溶液に照射して処理液とするプラズマ照射工程と、
iPS細胞を分化させて分化細胞とする分化工程と、
前記iPS細胞または前記分化細胞を前記処理液に浸漬する処理工程と、
を有し、
前記処理工程は、
前記分化工程における前記iPS細胞の分化の開始前から前記分化細胞への分化後までの間の期間に実施されること
を特徴とするiPS細胞の未分化細胞の除去方法。

【請求項7】
請求項6に記載のiPS細胞の未分化細胞の除去方法において、
前記プラズマ照射工程では、
単位体積当たりのプラズマ密度時間積は、2.5×1015sec・cm-3・ml-1以上1.25×1017sec・cm-3・ml-1以下であり、
前記単位体積当たりのプラズマ密度時間積は、
X = P1 × T1 / V1
X :単位体積当たりのプラズマ密度時間積
P1:プラズマ発生領域でのプラズマ密度
T1:照射時間
V1:第1の水溶液の体積
を満たすこと
を特徴とするiPS細胞の未分化細胞の除去方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2015155312thum.jpg
名古屋大学の公開特許情報を掲載しています。ご関心のある案件がございましたら、下記まで電子メールでご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close