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生分解性セルロースナノファイバーマイクロゲル、生分解性セルロースナノファイバーゲル、及び生分解性セルロースナノファイバーシートの製造方法 UPDATE

国内特許コード P150012677
整理番号 S2015-1478-N0
掲載日 2015年12月21日
出願番号 特願2015-095925
公開番号 特開2016-210893
出願日 平成27年5月8日(2015.5.8)
公開日 平成28年12月15日(2016.12.15)
発明者
  • 松村 和明
  • 田中 裕之
  • 横倉 佑亮
出願人
  • 国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学
  • 中越パルプ工業株式会社
発明の名称 生分解性セルロースナノファイバーマイクロゲル、生分解性セルロースナノファイバーゲル、及び生分解性セルロースナノファイバーシートの製造方法 UPDATE
発明の概要 【課題】 組織工学用足場材料やドラッグデリバリーシステム用担体などの医療用材料として使用可能な材料であって、グルタルアルデヒド等の化学的架橋剤を使用することなく、十分に生分解が抑制されて、生体内で安定に存在可能な材料を提供すること。
【解決手段】 セルロースナノファイバー懸濁液を、強アルカリ水溶液中へ、撹拌しながら添加して、セルロースナノファイバー強アルカリ懸濁液を調製する工程、セルロースナノファイバー強アルカリ懸濁液を、界面活性剤を含有する流動パラフィン中へ、撹拌しながら添加した後に撹拌して、セルロースナノファイバーマイクロゲル懸濁液を調製する工程、セルロースナノファイバーマイクロゲル懸濁液中へ、酸と有機溶媒を添加した後に、静置して、セルロースナノファイバーマイクロゲル懸濁液を中和し、流動パラフィンを除去する工程、NaIO4水溶液へ、セルロースナノファイバーマイクロゲルを浸漬して、生分解性を付与する工程、を含む、生分解性セルロースナノファイバーマイクロゲルの製造方法。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要


組織工学用足場材料やドラッグデリバリーシステム用担体などの医療用材料として、コラーゲン、ゼラチンあるいはアルブミンなどのゲルやスポンジが研究、臨床の場で用いられている。しかし、これらの材料は、水溶液からの乾燥後でも水に溶解しやすく、力学的強度に乏しく、生体内で分解が早いなどの問題があり、そのままでは組織再生が完了するまで足場として、あるいは薬物の必要な徐放期間まで体内に残存することが難しい。そこで、架橋剤による様々な架橋によって生分解を抑制して、安定化することが試みられている。



一般的な化学的架橋剤であるグルタルアルデヒドによる架橋では容易に架橋材が得られ分解性は低く抑えることができるが、毒性が高い、石灰化が起こるといった問題点がある。例えば、特許文献1(国際公開第94/27630)は、ゼラチン水溶液にオリーブ油を加え攪拌しW/Oエマルジョンとし、グルタルアルデヒド水溶液を添加し架橋ゼラチンを得る技術が開示されている。しかし、未反応のグルタルアルデヒドを除去するためグリシン水溶液で洗浄しているものの、グルタルアルデヒドは完全には除去されていない。



近年、セルロースによるナノファイバーが開発されて、様々な産業分野での応用が試みられるようになってきた(特許文献2)。

産業上の利用分野


本発明は、組織工学用足場材料やドラッグデリバリーシステム用担体として使用される、生分解性セルロースナノファイバーマイクロゲル、生分解性セルロースナノファイバーゲル、及び生分解性セルロースナノファイバーシート、及びそれらの製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
セルロースナノファイバー懸濁液を、強アルカリ水溶液中へ、撹拌しながら添加して、セルロースナノファイバー強アルカリ懸濁液を調製する工程、
セルロースナノファイバー強アルカリ懸濁液を、界面活性剤を含有する流動パラフィン中へ、撹拌しながら添加した後に撹拌して、セルロースナノファイバーマイクロゲル懸濁液を調製する工程、
セルロースナノファイバーマイクロゲル懸濁液中へ、酸と有機溶媒を添加した後に、静置して、セルロースナノファイバーマイクロゲル懸濁液を中和し、流動パラフィンを除去する工程、
NaIO4水溶液へ、セルロースナノファイバーマイクロゲルを浸漬して、生分解性を付与する工程、
を含む、生分解性セルロースナノファイバーマイクロゲルの製造方法。

【請求項2】
セルロースナノファイバー懸濁液中へ、強アルカリ水溶液を添加した後に、静置して、セルロースナノファイバーゲルを形成する工程、
セルロースナノファイバーゲルへ、希酸水溶液を添加した後に、静置して、セルロースナノファイバーゲルを中和する工程、
NaIO4水溶液へ、セルロースナノファイバーゲルを浸漬して、生分解性を付与する工程、
を含む、生分解性セルロースナノファイバーゲルの製造方法。

【請求項3】
セルロースナノファイバー懸濁液を、ろ過膜上でろ過して、セルロースナノファイバー層を形成する工程、
セルロースナノファイバー層を、ホットプレスした後に乾燥させて、セルロースナノファイバーシートを形成する工程、
NaIO4水溶液へ、セルロースナノファイバーシートを浸漬して、生分解性を付与する工程、
を含む、生分解性セルロースナノファイバーシートの製造方法。

【請求項4】
請求項1に記載の方法によって製造された生分解性セルロースナノファイバーマイクロゲル。

【請求項5】
請求項2に記載の方法によって製造された生分解性セルロースナノファイバーゲル。

【請求項6】
請求項3に記載の方法によって製造された生分解性セルロースナノファイバーシート。
国際特許分類(IPC)
Fターム
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