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容器

国内特許コード P160012683
整理番号 08044-1
掲載日 2016年1月6日
出願番号 特願2009-254445
公開番号 特開2010-208692
登録番号 特許第5574150号
出願日 平成21年11月5日(2009.11.5)
公開日 平成22年9月24日(2010.9.24)
登録日 平成26年7月11日(2014.7.11)
優先権データ
  • 特願2009-030549 (2009.2.12) JP
発明者
  • 有尾 一郎
  • 中野 和哉
出願人
  • 日本山村硝子株式会社
  • 国立大学法人広島大学
発明の名称 容器
発明の概要 【課題】圧縮力(あるいはトルク)の付加により容積が減少した状態を、圧縮力(あるいはトルク)の除荷後においても確実に維持することのできる容器を提供する。
【解決手段】容器1の胴部3には、内容物が内在しない状態において、径方向内側に凹む凹部9が形成されている。凹部9は、容器1に軸方向の圧縮力が加えられることで、径方向内側に突出する山折り形状になるとともに、山折りの付根9bをヒンジとして軸方向一端側に折り返される。そして、山折り形状部9が折り返された後では、山折り形状部9は、付根9b近傍の胴部3の壁によって内向きに押さえられることにより、軸方向他端側に反転する復元が抑え込まれる。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


従来より、飲料や食料の容器としてペットボトルなどの合成樹脂製容器やアルミ缶などの筒状容器が使用されている。



この筒状容器が、そのままの形状で回収ボックスなどに廃棄された場合には、回収ボックスがすぐに一杯になってあふれてしまうとともに、運搬の際の回収効率の悪化を招く。



このため、人力にて容積を減少させることが可能な筒状容器が開発されている。例えば特許文献1には、胴部に座屈パターン事前体が設けられた円筒状容器が開示されている。この円筒状容器では、円筒状容器の両端部を把持して捩ることで、前記座屈パターン事前体が座屈パターンに変化した結果、円筒状容器が軸方向に潰されて、容積を減少させることができるようになっている。

産業上の利用分野


本発明は、軸方向の圧縮力(あるいはトルク)が加えられることで容積が減少するとともに、容積が減少した状態を圧縮力(あるいはトルク)の除荷後においても確実に維持することのできる容器に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
筒状の胴部を備えた容器であって、
前記胴部には、内容物が内在しない状態において、径方向内側への押し込み或いは捩りにより径方向内側に凹む凹部が形成され、
前記凹部は、前記容器に軸方向の圧縮力が加えられることで、径方向内側に突出する山折り形状になるとともに、前記山折りの付根をヒンジとして軸方向一端側に折り返され、
前記山折り形状部が折り返された後では、前記山折り形状部は、付根近傍の胴部の壁によって内向きに押さえられるため、軸方向他端側に反転する復元が抑え込まれることを特徴とする容器。

【請求項2】
前記凹部は、前記胴部の全周に延びることを特徴とする請求項1に記載の容器。

【請求項3】
前記凹部は、前記容器の軸方向に複数設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。

【請求項4】
前記山折り形状部が折り返される過程において、相対する前記山折り形状部の頂部の間には隙間が存在することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の容器。

【請求項5】
前記胴部には、該胴部に軸回りの捩りが加えられることで、座屈パターンに変化する座屈パターン事前体が設けられ、
前記凹部は、前記座屈パターンによって構成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の容器。

【請求項6】
前記座屈パターン事前体は、谷線と、峰線と、谷線および峰線の一方および他方の間にそれぞれ形成された凸面および凹面とを、容器の全周または一部に有することを特徴とする請求項5に記載の容器。

【請求項7】
前記胴部への捩りの付加時において、前記胴部に生じる変形パターンが、弾性限界の荷重が最小となる変形パターンに比して、径方向変位の進行に伴う付加荷重の低下度合いが大きくなるように、前記谷線及び峰線の数や傾斜角度は設定されることを特徴とする請求項6に記載の容器。

【請求項8】
前記座屈パターン事前体の谷線及び峰線は、前記胴部の周方向の一方側に凸となるように屈曲することを特徴とする請求項6に記載の容器。

【請求項9】
前記谷線及び峰線の屈曲点は、前記胴部の同一の高さ位置に設けられることを特徴とする請求項8に記載の容器。

【請求項10】
前記座屈パターン事前体は、胴部の中央に形成される凹凸面部と、当該凹凸面部の軸方向一端側に隣接して形成される平坦面部とから構成され、
前記凹凸面部は、谷線と、峰線と、谷線および峰線の一方および他方の間にそれぞれ形成された凸面および凹面とを、容器の全周または一部に有し、
前記平坦面部は、前記凹凸面部との境界を軸方向他端側の縁とし、該軸方向他端側の縁から軸方向一端側に所定距離ほど離隔する前記胴部の高さ位置を軸方向一端側の縁とするものであって、前記軸方向他端側の縁と前記軸方向一端側の縁との間に挟まれる範囲の略全体が平坦に形成され、
前記胴部に軸回りの捩りが加えられて、前記座屈パターン事前体が前記座屈パターンに変化することによって、前記凹凸面部と前記平坦面部とを合わせた範囲が径方向内側に凹ん凹部が形成され、
前記容器に軸方向の圧縮力が加えられることで、前記凹部は、前記平坦面部における軸方向一端側の縁が山折りの付根となる山折り形状になるとともに、前記軸方向一端側の縁をヒンジとして軸方向一端側に折り返され、
前記山折り形状部が形成された後では、前記山折り形状部は、前記平坦面部における軸方向一端側の縁近傍における前記胴部の壁によって内向きに押さえられることで、軸方向他端側に反転する復元が抑え込まれることを特徴とする請求項5に記載の容器。

【請求項11】
前記平坦面部における軸方向一端側の縁には、前記胴部の径方向内側に凹む溝が形成されることを特徴とする請求項10に記載の容器。

【請求項12】
前記溝は、前記座屈パターン事前体の谷線又は峰線の延長線上に沿って設けられることを特徴とする請求項11に記載の容器。

【請求項13】
前記溝は、前記胴部の周方向に間隔をあけて複数形成されることを特徴とする請求項11又は12に記載の容器。

【請求項14】
前記胴部の材料は、プラスチック樹脂、アルミニウム、スチール、又は紙によって構成されることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の容器。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009254445thum.jpg
出願権利状態 登録


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