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センシング基板及びそれを用いたリガンドの測定方法

国内特許コード P160012726
整理番号 S2014-0765-N0
掲載日 2016年1月27日
出願番号 特願2014-064090
公開番号 特開2015-184269
出願日 平成26年3月26日(2014.3.26)
公開日 平成27年10月22日(2015.10.22)
発明者
  • 黒田 俊一
  • 飯嶋 益巳
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 センシング基板及びそれを用いたリガンドの測定方法
発明の概要 【課題】本発明は基板上にセレプターを整列化させ、斯かるレセプターに対して結合するリガンドを高感度に測定する事又は斯かるレセプターに結合するリガンドを高効率にスクリーニングすることを目的とする。
【解決手段】基板、ZZタグを有するHBsAgタンパク質を含むウイルス様粒子、及びFc融合レセプターを備えるセンシング基板であって、基板が、ZZタグを有するHBsAgタンパク質を含むウイルス様粒子によって被覆され、更にFc融合レセプターが、HBsAgタンパク質が有するZZタグを介して、ウイルス用粒子と結合してなるセンシング基板の提供。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


微量物質の検出方法として、目的とする物質を直接もしくは基板上に固層化した抗体/抗原などを介して捕捉し、補足した目的物質の検出を、抗原抗体反応などを利用して蛍光や発色、発光などにより行う上記免疫学的方法、あるいは物質との結合を直接感知する表面プラズモン共鳴法(SPR)、水晶発振子マイクロバランス法(QCM)、二面偏波式干渉法(DPI)、エリプソメトリー法、蛍光偏光測定法、免疫電界効果トランジスター、レーザー比濁法、表面増強ラマン分光法、弾性表面波、共鳴超音波プロファイリング等の原理に基づいたセンシング方法がある。



例えばSPR法に基づく方法は、金属(誘導体)界面に局在しながら界面に沿って伝搬する電磁波である表面プラズモンを利用し、物質が結合したときの金属表面での電荷密度波の変化を測定することで物質の結合力や量を測定する方法である。また、QCMは水晶発振子に設置した電極上に吸着した質量に比例して基本振動数が減少することを利用し、ピコグラムレベルで物質の結合量や結合と解離の速度が測定できる方法である
このようなセンシング方法では、目的とする物質を捕捉・認識可能な抗体やFc融合タンパク質を基板上に整列化して結合させる手法が提唱されている(特許文献1~4)。そして、これらの文献には、ウイルス様粒子として様々な自己組織化能を有するタンパク質を用いる技術、Fcを認識するペプチドのアミノ酸配列等が開示されている。

産業上の利用分野


本発明はセンシング基板及びそれを用いたリガンドの測定方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
基板、ZZタグを有するHBsAgタンパク質を含むウイルス様粒子、及びFc融合レセプターを備えるセンシング基板であって、
基板が、ZZタグを有するHBsAgタンパク質を含むウイルス様粒子によって被覆され、更に
Fc融合レセプターが、HBsAgタンパク質が有するZZタグを介して、ウイルス用粒子と結合してなる、
センシング基板。

【請求項2】
ZZタグを有するHBsAgタンパク質が、配列番号1に示すアミノ酸配列からなる請求項1に記載のセンシング基板。

【請求項3】
FcがヒトIgG由来である請求項1又は2に記載のセンシング基板。

【請求項4】
レセプターが、VEGFレセプター、レクチンレセプター、プロラクチンレセプター、及びTNFαレセプターからなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1~3の何れか1項に記載のセンシング基板。

【請求項5】
ZZタグを有するHBsAgタンパク質を含むウイルス様粒子が、ウイルス様粒子1モルにおけるZZタグを有するHBsAgタンパク質の含有量が100~150モルであるウイルス様粒子である、請求項1~4の何れか1項に記載のセンシング基板。

【請求項6】
基板1cm当たり0.1~0.5ピコモルのウイルス様粒子で被覆されてなる、請求項1~5の何れか1項に記載のセンシング基板。

【請求項7】
表面プラズモン共鳴法、水晶発振子マイクロバランス法、二面偏波式干渉法、エリプソメトリー法、蛍光偏光測定法、免疫電界効果トランジスター、レーザー比濁法、表面増強ラマン分光法、弾性表面波、及び共鳴超音波プロファイリングからなる群より選択される何れかの方法用である、請求項1~6の何れか1項に記載のセンシング基板。

【請求項8】
ZZタグを有するHBsAgタンパク質を含むウイルス様粒子で被覆されてなる基板に、Fc融合レセプターを添加する工程を含む、センシング基板の製造方法。

【請求項9】
以下の工程を含むレセプターに対するリガンド候補物質の結合定数を測定する方法;
(1)請求項1~6の何れか1項に記載のセンシング基板に、該レセプターに対するリガンド候補物質を添加する工程、
(2)工程1によって得られたリガンド候補物質添加センシング基板を、表面プラズモン共鳴法、水晶発振子マイクロバランス法、二面偏波式干渉法、及びエリプソメトリー法からなる群より選択される何れかの方法に供する工程。

【請求項10】
以下の工程を含むリガンドスクリーニング方法;
(A)請求項1~6の何れか1項に記載のセンシング基板に、該レセプターのリガンド候補物質を添加する工程、
(B)工程Aによって得られたリガンド候補物質添加センシング基板を、表面プラズモン共鳴法、水晶発振子マイクロバランス法、二面偏波式干渉法、エリプソメトリー法、蛍光偏光測定法、免疫電界効果トランジスター、レーザー比濁法、表面増強ラマン分光法、弾性表面波、及び共鳴超音波プロファイリングからなる群より選択される何れかの方法に供する工程。
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 公開
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