TOP > 国内特許検索 > 表面増強ラマン測定方法および表面増強ラマン測定装置

表面増強ラマン測定方法および表面増強ラマン測定装置

国内特許コード P160012735
整理番号 S2014-0877-N0
掲載日 2016年1月28日
出願番号 特願2014-090392
公開番号 特開2015-210128
出願日 平成26年4月24日(2014.4.24)
公開日 平成27年11月24日(2015.11.24)
発明者
  • 山口 明啓
  • 内海 裕一
  • 福岡 隆夫
出願人
  • 公立大学法人兵庫県立大学
発明の名称 表面増強ラマン測定方法および表面増強ラマン測定装置
発明の概要 【課題】 三次元ナノ空間を容易に形成し、かつ、高い検出感度を得ることができる表面増強ラマン測定方法および表面増強ラマン測定装置を提供する。
【解決手段】非金属微粒子2に貴金属のナノ粒子3を被覆したナノシェル構造体1を生成し、ナノシェル構造体1と測定試料Sとを、一対の電極7間に交流電圧を印加して誘電泳動させることにより、一対の電極7うちの少なくとも一方の電極上または周囲においてナノシェル構造体1および測定試料Sの混合物を凝集させ、電極上または周囲において凝集した混合物の表面増強ラマンスペクトルを測定する。
【選択図】 図3
従来技術、競合技術の概要


医療分析、環境分析、食衛生分析等の分野で微量分子を検出するための方法として、表面増強ラマン(Surface Enhanced Raman Scattering:SERS)効果を用いる方法が研究されている。表面増強ラマンを測定するために、貴金属のナノ粒子に囲まれた三次元ナノ空間が用いられる。所定領域に形成された三次元ナノ空間に測定試料を吸着させた上で当該測定試料(を含む三次元ナノ空間)に光を照射することで、表面増強ラマンスペクトルを測定することができる。すなわち、測定試料に含まれる所定の検出物質からのラマン散乱が三次元ナノ空間に存在する貴金属の表面プラズモンと吸着した分子との相互作用により増強されることにより、検出物質の検出が容易に行えるものである。



このように、表面増強ラマン測定においては、三次元ナノ空間の安定的な形成が不可欠である。いままでに知られている三次元ナノ空間の形成態様としては、例えばコロイド粒子を利用して貴金属ナノ構造を形成するコロイド型の形成態様(例えば非特許文献1参照)や、基板上に予め三次元ナノ構造を形成するチップ型の形成態様(例えば非特許文献2参照)等が知られている。

産業上の利用分野


本発明は、表面増強ラマン測定方法および表面増強ラマン測定装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
非金属微粒子に貴金属のナノ粒子を被覆したナノシェル構造体を生成し、
前記ナノシェル構造体と測定試料とを、一対の電極間に交流電圧を印加して誘電泳動させることにより、前記一対の電極うちの少なくとも一方の電極上または周囲において前記ナノシェル構造体および前記測定試料の混合物を凝集させ、
前記電極上または周囲において凝集した前記混合物の表面増強ラマンスペクトルを測定する、表面増強ラマン測定方法。

【請求項2】
前記ナノシェル構造体の前記非金属微粒子は、所望の検出物質に応じて定められた官能基が接続されている、請求項1に記載の表面増強ラマン測定方法。

【請求項3】
前記一対の電極のそれぞれは、幹電極部と、前記幹電極部から延び、それぞれが互いに平行な複数の枝電極部と、を含む櫛歯電極構造を有し、前記一対の電極のうちの一方の電極における前記複数の枝電極部が、他方の電極における前記複数の枝電極部間に配置される、請求項1または2に記載の表面増強ラマン測定方法。

【請求項4】
前記非金属微粒子は、ポリスチレンであり、前記貴金属は、金である、請求項1から3の何れかに記載の表面増強ラマン測定方法。

【請求項5】
非金属微粒子に貴金属のナノ粒子を被覆したナノシェル構造体を含む溶液を収納する収納部と、
前記収納部内に配置された一対の電極と、
前記一対の電極近傍の所定領域に所定の光を照射する光照射部と、
前記所定領域で生じる表面増強ラマンスペクトルを測定する測定部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記収納部に前記ナノシェル構造体および測定試料を収納した状態で、前記一対の電極間に所定の周波数を有する交流電圧を印加して前記ナノシェル構造体と前記測定試料とを誘電泳動させることにより、前記一対の電極のうちの少なくとも一方の電極上または周囲において前記ナノシェル構造体および前記測定試料の混合物を凝集させるように構成された、表面増強ラマン測定装置。

【請求項6】
前記制御部は、前記一対の電極に印加する交流電圧の周波数を変更することにより前記ナノシェル構造体および前記測定試料の混合物を凝集させる位置を制御可能に構成される、請求項5に記載の表面増強ラマン測定装置。

国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2014090392thum.jpg
出願権利状態 公開
FAX又はEメールでお問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close