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幹細胞の培養産物の評価指標及びその利用

国内特許コード P160012736
整理番号 S2014-0628-N0
掲載日 2016年1月28日
出願番号 特願2014-040952
公開番号 特開2015-166694
出願日 平成26年3月3日(2014.3.3)
公開日 平成27年9月24日(2015.9.24)
発明者
  • 山本 朗仁
  • 松原 弘記
出願人
  • 国立大学法人徳島大学
発明の名称 幹細胞の培養産物の評価指標及びその利用
発明の概要 【課題】幹細胞の培養上清の評価に有用な指標及びその利用を提供する。
【解決手段】幹細胞の培養上清の評価方法として、幹細胞の培養上清中の以下の成分;
単球走化性促進因子-1(MCP-1)活性を有するタンパク質である第1の成分、シアル酸結合イムノグロブリン様レクチン-9の細胞外ドメイン活性を有するタンパク質である第2の成分、及びコンドロイチン硫酸及びコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの少なくとも一種である第3の成分からなる群から選択される1種又は2種以上の成分を測定する測定工程を実施するようにする。こうした成分の測定により、幹細胞培養上清の治療用途への有用性を評価できる。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


幹細胞は種々のサイトカインを産生していることが知られている。例えば、歯髄幹細胞の培養上清は損傷部の治療有用であることが知られている(特許文献1)。

産業上の利用分野


本明細書は、幹細胞の培養産物の評価指標及びその利用に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
幹細胞の培養上清の評価方法であって、
幹細胞の培養上清中の以下の成分;
単球走化性促進因子-1(MCP-1)活性を有するタンパク質である第1の成分、
シアル酸結合イムノグロブリン様レクチン-9の細胞外ドメイン活性を有するタンパク質である第2の成分、及び
コンドロイチン硫酸及びコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの少なくとも一種である第3の成分
からなる群から選択される1種又は2種以上の成分を測定する測定工程、
を備える、評価方法。

【請求項2】
前記測定工程は、少なくとも前記第1の成分と前記第2の成分とを測定する工程である、請求項1に記載の評価方法。

【請求項3】
前記第1の成分は、配列番号2で表されるアミノ酸配列と60%以上の同一性を有するアミノ酸配列を有する、請求項1又は2に記載の評価方法。

【請求項4】
前記第2の成分は、配列番号4で表されるアミノ酸配列と60%以上の同一性を有するアミノ酸配列を有する、請求項1~3のいずれかに記載の評価方法。

【請求項5】
前記測定工程は、前記第3の成分を測定する工程である、請求項1~4のいずれかに記載の評価方法。

【請求項6】
前記測定工程は、測定しようとする成分に特異的な抗体を用いて前記成分を測定する工程である、請求項1~5のいずれかに記載の評価方法。

【請求項7】
前記幹細胞は歯髄幹細胞である、請求項1~6のいずれかに記載の評価方法。

【請求項8】
幹細胞の培養上清のスクリーニング方法であって、
スクリーニング対象である幹細胞の培養上清中の以下の成分;
単球走化性促進因子-1(MCP-1)活性を有するタンパク質である第1の成分、
シアル酸結合イムノグロブリン様レクチン-9(Siglec-9)の細胞外ドメイン活性を有するタンパク質である第2の成分、及び
コンドロイチン硫酸及びコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの少なくとも一種である第3の成分
からなる群から選択される1種又は2種以上の成分を測定する測定工程、
を備える、スクリーニング方法。

【請求項9】
医薬組成物のスクリーニング方法であって、
スクリーニング対象が幹細胞の培養上清であり、前記培養上清中の以下の成分;
単球走化性促進因子-1(MCP-1)活性を有するタンパク質である第1の成分、
シアル酸結合イムノグロブリン様レクチン-9(Siglec-9)の細胞外ドメイン活性を有するタンパク質である第2の成分、及び
コンドロイチン硫酸及びコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの少なくとも一種である第3の成分
からなる群から選択される1種又は2種以上の成分を測定する測定工程、
を備える、スクリーニング方法。

【請求項10】
前記医薬組成物は、炎症性疾患の予防又は治療用である、請求項9に記載のスクリーニング方法。

【請求項11】
前記医薬組成物は、糖尿病の予防又は治療用である、請求項9に記載のスクリーニング方法。

【請求項12】
前記医薬組成物は、損傷組織の予防又は治療用である、請求項9に記載のスクリーニング方法。

【請求項13】
以下の成分;
単球走化性促進因子-1(MCP-1)活性を有するタンパク質である第1の成分、
シアル酸結合イムノグロブリン様レクチン-9(Siglec-9)の細胞外ドメイン活性を有するタンパク質である第2の成分、及び
コンドロイチン硫酸及びコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの少なくとも一種である第3の成分
からなる群から選択される1種又は2種以上の成分を1種又は2種以上の疾患の評価系に適用してその作用を評価する工程、
を備える、疾患の予防又は治療用途のスクリーニング方法。

【請求項14】
幹細胞の培養上清を有効成分とする医薬組成物の品質評価方法であって、
評価対象が幹細胞の培養上清であり、前記培養上清中の以下の成分;
単球走化性促進因子-1(MCP-1)活性を有するタンパク質である第1の成分、
シアル酸結合イムノグロブリン様レクチン-9(Siglec-9)の細胞外ドメイン活性を有するタンパク質である第2の成分、及び
コンドロイチン硫酸及びコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの少なくとも一種である第3の成分
からなる群から選択される1種又は2種以上の成分を測定する測定工程、
を備える、品質評価方法。

【請求項15】
前記医薬組成物は、炎症性疾患の予防又は治療用である、請求項14に記載の品質評価方法。

【請求項16】
前記医薬組成物は、糖尿病の予防又は治療用である、請求項14に記載の品質評価方法。

【請求項17】
前記医薬組成物は、損傷組織の予防又は治療用である、請求項14に記載の品質評価方法。

【請求項18】
医薬組成物の生産方法であって、
幹細胞の培養上清につき、以下の成分;
単球走化性促進因子-1(MCP-1)活性を有するタンパク質である第1の成分、
シアル酸結合イムノグロブリン様レクチン-9(Siglec-9)の細胞外ドメイン活性を有するタンパク質である第2の成分、及び
コンドロイチン硫酸及びコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの少なくとも一種である第3の成分
からなる群から選択される1種又は2種以上の成分の測定する測定工程と、
前記成分の測定結果に基づいて前記培養上清を有効成分とする前記医薬組成物の品質について評価する工程と、
を備える、生産方法。

【請求項19】
医薬組成物の生産方法であって、
幹細胞の培養上清から以下の成分;
単球走化性促進因子-1(MCP-1)活性を有するタンパク質である第1の成分、
シアル酸結合イムノグロブリン様レクチン-9(Siglec-9)の細胞外ドメイン活性を有するタンパク質である第2の成分、及び
コンドロイチン硫酸及びコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの少なくとも一種である第3の成分
からなる群から選択される1種又は2種以上の成分を取得する工程、
を備える、生産方法。

【請求項20】
医薬組成物の生産方法であって、
以下の成分;
単球走化性促進因子-1(MCP-1)活性を有するタンパク質である第1の成分、及び
シアル酸結合イムノグロブリン様レクチン-9(Siglec-9)の細胞外ドメイン活性を有するタンパク質である第2の成分
の一方又は双方の発現を増強するように遺伝子改変された幹細胞の形質転換体を培養する工程、
を備える、医薬組成物の生産方法。

【請求項21】
幹細胞の形質転換体であって、
以下の成分;
単球走化性促進因子-1(MCP-1)活性を有するタンパク質である第1の成分、及び
シアル酸結合イムノグロブリン様レクチン-9(Siglec-9)の細胞外ドメイン活性を有するタンパク質である第2の成分
の一方又は双方の発現を増強するように遺伝子改変された幹細胞の形質転換体。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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