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免疫染色用増感剤、免疫染色用増感剤キット、及び免疫染色方法 UPDATE

国内特許コード P160012799
整理番号 S2015-1811-N0
掲載日 2016年2月24日
出願番号 特願2015-180721
公開番号 特開2017-058145
出願日 平成27年9月14日(2015.9.14)
公開日 平成29年3月23日(2017.3.23)
発明者
  • 長塩 亮
  • 佐藤 雄一
  • 鉢村 和男
  • 矢野 愛子
出願人
  • 学校法人北里研究所
発明の名称 免疫染色用増感剤、免疫染色用増感剤キット、及び免疫染色方法 UPDATE
発明の概要 【課題】免疫染色において試料の染色性を向上可能な免疫染色用増感剤を提供する。
【解決手段】組織切片の免疫染色に用いられる免疫染色用増感剤であって、陰イオン界面活性剤及び還元剤を含み、前記還元剤が、ホスフィン及びチオール化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種である免疫染色用増感剤。前記免疫染色用増感剤は、前記陰イオン界面活性剤がドデシル硫酸ナトリウムであり、前記還元剤がトリス(2-カルボキシエチル)ホスフィンであることが好ましい。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


免疫染色は、組織標本に含まれるタンパク質を、抗原抗体反応により検出する手法である。免疫染色は免疫組織化学ともいう。免疫染色は、標的タンパク質の発現の程度を組織学的な情報と併せて取得できる有用な方法であることから、生命科学分野において広く用いられている。
免疫染色の対象となる組織標本としては、生体試料を固定した固定標本が用いられるのが通常である。生体試料に対して固定を行うことにより、試料を取得した際の細胞状態を、長期間にわたって保存可能となる。
しかし、生体試料に対して固定を行うことにより、免疫染色の感度が低下する場合が知られている。例えば、ホルマリンを用いて生体試料を固定した場合、固定によりタンパク質に架橋が生じて抗原部分がマスキングされるなど、抗原抗体反応が生じ難い状態になることがある。そこで、試料に対して抗原抗体反応が生じやすい状態にする処理が行われており、抗原賦活化や賦活化処理等と呼ばれている。



最も一般的な賦活化処理として、タンパク質分解酵素処理と、加熱処理が挙げられる。その他の賦活化処理に関するものとして、特許文献1には、賦活化処理に用いられる、CCAを含む抗原賦活剤が開示されている。また、特許文献2には、陰イオン性界面活性剤で標本を処理する目的抗原物質の賦活化方法が開示されている。

産業上の利用分野


本発明は、免疫染色用増感剤、免疫染色用増感剤キット、及び免疫染色方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
組織切片の免疫染色に用いられる免疫染色用増感剤であって、陰イオン界面活性剤及び還元剤を含み、前記還元剤が、ホスフィン及びチオール化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種である、免疫染色用増感剤。

【請求項2】
前記陰イオン界面活性剤を0.1~30(w/v)%の割合で含み、前記還元剤を0.0001~20mol/lの割合で含む、請求項1に記載の免疫染色用増感剤。

【請求項3】
前記陰イオン界面活性剤がドデシル硫酸ナトリウムであり、
前記還元剤が、トリス(2-カルボキシエチル)ホスフィン(TCEP)、トリブチルホスフィン(TBP)、2-メルカプトエタノール、2-メルカプトエタノールアミン、ジチオトレイトール(DTT)、及びジチオエリトリトール(DTE)からなる群から選択される少なくとも一種の化合物である、請求項1又は2に記載の免疫染色用増感剤。

【請求項4】
前記陰イオン界面活性剤がドデシル硫酸ナトリウムであり、前記還元剤がトリス(2-カルボキシエチル)ホスフィンである請求項1又は2に記載の免疫染色用増感剤。

【請求項5】
組織切片の免疫染色に用いられる免疫染色用増感剤キットであって、
陰イオン界面活性剤と、還元剤と、を備え、
前記還元剤がホスフィン及びチオール化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種である、免疫染色用増感剤キット。

【請求項6】
請求項1~4のいずれか一項に記載の免疫染色用増感剤を用いる免疫染色方法であって、
前記組織切片の抗原に抗体を反応させる前に、前記免疫染色用増感剤を組織切片に接触させることを含む、免疫染色方法。

【請求項7】
前記組織切片に対して加熱処理することを含む、請求項6に記載の免疫染色方法。

【請求項8】
前記加熱処理の後に、前記免疫染色用増感剤を組織切片に接触させる、請求項7に記載の免疫染色方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム


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