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卵子活性化方法及びその用途

国内特許コード P160012804
整理番号 S2014-1145-N0
掲載日 2016年2月24日
出願番号 特願2014-129077
公開番号 特開2016-007161
出願日 平成26年6月24日(2014.6.24)
公開日 平成28年1月18日(2016.1.18)
発明者
  • 山本 徳則
  • 鈴木 哲
  • 松川 宜久
  • 舟橋 康人
  • 後藤 百万
  • 村瀬 哲磨
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
  • 国立大学法人岐阜大学
発明の名称 卵子活性化方法及びその用途
発明の概要 【課題】卵子を活性化する手段を提供することを課題とする。
【解決手段】脂肪組織由来幹細胞と共培養することによって卵子を活性化する。活性化された不妊症の治療、受精卵移植、体外受精などに利用される。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


不妊症の原因の1つとして卵機能の低下(成熟不良)がある。卵の成熟不良による受精障害は体外受精でしばしば遭遇される。卵の成熟は核・細胞質・膜の3つの成熟からなり、これら全てが良好に達成されたときにのみ、発生へと至る。正常は発生過程では、胚(受精卵)は卵管内で分割を繰り返し、約10時間後に前核と呼ばれる空胞のような構造が細胞内に出現する。通常、2つの前核(卵子由来と精子由来が各1個)が形成される。前核形成が起こらない場合あるいは多精子受精の場合には前核が3つ認められ、この受精卵は正常に発育しない。



ところで、多能性幹細胞源として脂肪組織が有望であることがいくつかの研究グループによって報告されている(非特許文献1)。また、北川らによって、脂肪組織より、多能性を示す細胞集団を簡便な操作で大量に調製することが可能であることが報告されるとともに、得られた細胞が脂肪組織への分化能を有し、脂肪組織の再建に有効であることが示された(特許文献1)。本発明者らの研究グループも脂肪組織由来幹細胞(Adipose-derived stem cells: ASC、Adipose-derived regeneration cells: ADRC、Adipose-derived mesenchymal stem cells: AT-MSC, AD-MSCなどと呼ばれる)が様々な疾患に有効であることを報告した(特許文献2~4)。

産業上の利用分野


本発明は再生医療や畜産分野等で有用な技術に関する。詳しくは、卵子の活性化方法及びその用途に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下のステップ(1)を含む、卵子活性化方法:
(1)脂肪組織由来幹細胞と卵子とを共培養するステップ。

【請求項2】
前記細胞と前記卵子が接触した状態で共培養される、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
ステップ(1)において、前記細胞が細胞層を形成しており、該細胞層の上で前記卵子が培養される、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
ステップ(1)が以下の二つのステップを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法:
(1-1)性腺刺激ホルモンの存在下での培養ステップ;
(1-2)性腺刺激ホルモンの非存在下での培養ステップ。

【請求項5】
ステップ(1-1)が、性腺刺激ホルモン及びジブチリルサイクリックAMPの存在下で行われる、請求項4に記載の方法。

【請求項6】
以下のステップ(2)を更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法:
(2)共培養後の卵子を回収するステップ。

【請求項7】
ステップ(2)において、共培養後の卵子が共培養後の前記細胞から分離した状態で回収される、請求項6に記載の方法。

【請求項8】
前記細胞の生物種と前記卵子の生物種が同一である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。

【請求項9】
前記卵子がヒト卵子である、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。

【請求項10】
前記卵子が非ヒト哺乳動物卵子である、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。

【請求項11】
前記非ヒト哺乳動物がブタ、ウシ、ウマ、ヤギ又はヒツジである、請求項10に記載の方法。

【請求項12】
請求項1~11のいずれか一項に記載の方法で活性化した卵子。

【請求項13】
請求項12に記載の卵子を含有する、受精卵移植用卵子組成物。

【請求項14】
脂肪組織由来幹細胞を含有する卵子活性化剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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