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高機械強度な漆喰成形体およびその製造方法 コモンズ

国内特許コード P160012823
掲載日 2016年3月7日
出願番号 特願2016-008962
公開番号 特開2016-196393
出願日 平成28年1月20日(2016.1.20)
公開日 平成28年11月24日(2016.11.24)
優先権データ
  • 特願2015-076629 (2015.4.3) JP
発明者
  • 橋本 忍
  • 霜田 航
  • 武田 はやみ
  • 草譯 翔平
出願人
  • 国立大学法人 名古屋工業大学
発明の名称 高機械強度な漆喰成形体およびその製造方法 コモンズ
発明の概要 【課題】オートクレープ装置を使用することなく、高機械強度な漆喰成形体を容易に作製する方法の提供。
【解決手段】水酸化カルシウムまたは炭酸カルシウムからなる原料粉末を、低温加熱すると共に、高加圧して成形された、または原料粉末を水酸化カルシウムとし、その少なくとも一部が炭酸カルシウム化した、密度が1500kg/m以上である、或いは漆喰成形体中の水酸化カルシウムの割合が80重量%以上であり、残余が顔料又は金属酸化物である、若しくは原料粉末を水のみを加えた炭酸カルシウム粉末とし、300℃より低い温度で加熱、及び300MPaまでの高圧にて加圧されることにより成形された高機械強度な漆喰成形体。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要


漆喰は、城郭、寺社仏閣、あるいは民家の内外壁用上塗り材として、400~500年以前から広く使用されてきた。漆喰の白色審美性、調湿効果、防火性、耐久性、再利用性はよく知られたところであるが、さらに殺菌や消臭効果を有すると言われ、健康や環境に優しい材料である。
一方、漆喰は水酸化カルシウム(Ca(OH))を主成分とし、大気中の炭酸ガス(二酸化炭素)を吸収しながら炭酸カルシウム(CaCO)に変化して硬化し、強度が向上する。漆喰は、水酸化カルシウム以外に布海苔(フノリ)や麻等の繊維、あるいは藁、さらには合成樹脂等を加えて混合することが一般的であり、水酸化カルシウムのみを原料とすることは少ない。漆喰は前記水酸化カルシウム等の原料に水を加えて練って固める通常の養生法で成形・固化させるが、炭酸カルシウムに変化しても、圧縮強度が低いという欠点があった。



本発明者らは、非晶質アルミノシリケイト相を主成分とし、一度固化したジオポリマーを含む固形物を粉砕した粉砕物を再固化して、ジオポリマー組成物にする試みを行い、比較的高い圧縮強度を有するジオポリマーを得ており、前記粉砕物を再固化する際に、加熱と加圧により粉砕物を固化させるウォームプレス法を用いた(特許文献1参照)。



また、炭酸カルシウムを使用する例として、キトサンを固化助剤とし、この固化助剤を含有するカルサイト結晶以外の炭酸カルシウム粉末を水の存在下で加温及び加圧することにより固化体を製造することが知られている(特許文献2参照)。

産業上の利用分野


本発明は、オートクレープ(高圧蒸気滅菌)装置を使用することなく、作製できる高機械強度な漆喰成形体およびその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
水酸化カルシウムまたは炭酸カルシウムからなる原料粉末を、低温加熱すると共に、高加圧して成形されたことを特徴とする高機械強度な漆喰成形体。

【請求項2】
原料粉末を水酸化カルシウムとし、その少なくとも一部が炭酸カルシウム化した、密度が1500kg/m以上であることを特徴とする請求項1記載の高機械強度な漆喰成形体。

【請求項3】
漆喰成形体中の水酸化カルシウムの割合が80重量%以上であり、残余が顔料または金属酸化物であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の高機械強度な漆喰成形体。

【請求項4】
水酸化カルシウム粉末を温度100℃以上、圧力100MPa以上を印加して成形体を作製し、その後、この成形体を大気圧以上の二酸化炭素中で炭酸カルシウム化することを特徴とする高機械強度な漆喰成形体の製造方法。

【請求項5】
原料粉末を水のみを加えた炭酸カルシウム粉末とし、300℃より低い温度で加熱、および300MPaまでの高圧にて加圧されることにより成形されたことを特徴とする請求項1記載の高機械強度な漆喰成形体。

国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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