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金属イオンの吸着方法 UPDATE コモンズ

国内特許コード P160012848
整理番号 N15024
掲載日 2016年3月15日
出願番号 特願2015-157918
公開番号 特開2017-035660
出願日 平成27年8月10日(2015.8.10)
公開日 平成29年2月16日(2017.2.16)
発明者
  • 酒井 俊郎
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 金属イオンの吸着方法 UPDATE コモンズ
発明の概要 【課題】溶媒に対して不溶性の高分子材を用いてきわめて簡易な金属イオンを吸着する金属イオンの吸着方法の提供。
【解決手段】高分子材からなる吸着材を用いて金属イオンを吸着する金属イオンの吸着方法であって、前記吸着材として、還元性の官能基を備えるとともに溶媒に対して不溶性である高分子材を使用し、前記吸着材を金属含有液に浸漬し、前記吸着材の内部において、前記金属含有液に含有される金属イオンを還元して金属ナノ粒子を生成させる反応処理工程を備える金属イオンの吸着方法。前記吸着材としては、吸着材の表面から内部に金属イオンが浸透する浸透性を備える高分子材を用いる金属イオンの吸着方法。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


金属イオンの回収は製品のリサイクル、排水中に含まれる金属の回収等を目的として種々の方法が試みられている。本発明者は、ポリマーが金属イオンを還元する作用を利用し、シリカ粒子等の基材の表面に金属ナノ粒子を還元析出する方法を提案した(特許文献1)。この方法は、基材の表面に金属を吸着させたものであり、水溶性のポリマーを利用して金属を基材に吸着させたものである。



金属含有液から、金属を分離回収する方法には、凝集剤を用いて凝集沈殿させる方法、有機溶剤を用いて金属イオンを抽出する方法、キレート形成により金属を回収する方法、金属イオンの吸着材を用いて金属イオンを吸着して回収する方法等がある。これらのうち金属イオンの吸着材を用いて金属イオンを吸着して回収する方法は、吸着材が安価で、吸着操作が簡単で、金属が効率的に吸着できるものが求められる。



水不溶性の高分子材(ポリマー)を金属イオンの吸着材として使用した例として、アミン系ポリマー、親水性ポリマー、樹脂成分を含む微粒子からなるもの(特許文献2)、アミン系ポリマーと、エチレン-ビニルアルコール共重合体と、4級アンモニウム基とを有するもの(特許文献3)、3次元網目構造を有する高分子からなるイオン吸着部を化学的結合により固定支持した基体部を備えるもの(特許文献4)等がある。

産業上の利用分野


本発明は金属イオンの吸着方法に関し、より詳細には水不溶性の高分子材からなる金属イオンの吸着材を用いて金属イオンを吸着する金属イオンの吸着方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
高分子材からなる吸着材を用いて金属イオンを吸着する金属イオンの吸着方法であって、
前記吸着材として、還元性の官能基を備えるとともに溶媒に対して不溶性である高分子材を使用し、
前記吸着材を金属含有液に浸漬し、前記吸着材の内部において、前記金属含有液に含有される金属イオンを還元して金属ナノ粒子を生成させる反応処理工程を備えることを特徴とする金属イオンの吸着方法。

【請求項2】
前記吸着材として、吸着材の表面から内部に金属イオンが浸透する浸透性を備える高分子材を用いることを特徴とする請求項1記載の金属イオンの吸着方法。

【請求項3】
前記反応処理工程においては、前記吸着材を金属含有液に浸漬した状態で、常温以上の温度に加熱することを特徴とする請求項1または2記載の金属イオンの吸着方法。

【請求項4】
前記反応処理工程においては、官能基としてアミンを備える高分子材からなる吸着材を用いることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載の金属イオンの吸着方法。

【請求項5】
前記吸着材がナイロンからなり、
前記金属含有液がAuイオンを含むとともに水またはエタノールを溶媒とし、
前記反応処理工程において前記吸着材にAuを吸着することを特徴とする請求項4記載の金属イオンの吸着方法。

【請求項6】
前記吸着材がナイロンからなり、
前記金属含有液がPdイオンまたはAgイオンを含むとともに、エタノールを溶媒とし、
前記反応処理工程において前記吸着材にPdまたはAgを吸着することを特徴とする請求項4記載の金属イオンの吸着方法。





国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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