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(E)-ブロモヨードアルケン及びその製造方法 新技術説明会

国内特許コード P160012895
整理番号 T4-14005-T
掲載日 2016年4月7日
出願番号 特願2014-153644
公開番号 特開2016-030731
出願日 平成26年7月29日(2014.7.29)
公開日 平成28年3月7日(2016.3.7)
発明者
  • 岩澤 哲郎
  • 井手 将貴
出願人
  • 学校法人 龍谷大学
発明の名称 (E)-ブロモヨードアルケン及びその製造方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】 高い立体選択性を伴って得られたブロモヨードアルケンを提供する。
【解決手段】下記化学式(I)で表される(E)-ブロモヨードアルケン。
[化1]



上記化学式(I)中、
Aは、芳香族炭化水素基であり、Bは、脂肪族炭化水素基であり、上記芳香族炭化水素基及び脂肪族炭化水素基は置換基を有していても有していなくてもよく、上記置換基は、複数の場合は同一でも異なっていてもよく、
及びXはそのいずれか一方が臭素原子であり、他方がヨウ素原子である。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


アルケン骨格は、有機合成化学における基本的な骨格のひとつである。
とくに、異なる四つの炭素原子に結合した炭素-炭素二重結合を有するアルケンは有機合成において高い価値を持つ。
なぜならば、このような結合をもつ分子は薬理・生理活性物質や医薬品リード化合物として用いられる可能性が高いからである。またこの種のアルケンは材料科学分野において重宝され、特に分子スイッチや光学材料や超分子構造体としての応用が期待される。
さらに、面選択的な付加反応を通して、ビシナル位に不斉炭素原子を持つ構造単位の構築に向けた出発原料としても高い価値を持つ。しかしながら、このような異種四置換オレフィンの潜在的な可能性にもかかわらず、その合成は困難な課題として知られている。



現在、エンド型環状オレフィンの立体制御は、いくつかの報告例によって幾分可能になっている。例えば、カルボニルオレフィン化、選択的脱離反応、オレフィンメタセシス、環状付加反応などがそれに該当する。しかしながら、非環状オレフィン型の立体制御された四置換炭素-炭素二重結合の構築は、収率が低かったり、立体制御が難しかったりと、深刻な問題を抱えたままである。現代有機合成において多置換オレフィンの合成に最も有効な手段であるカルボメタル化でさえ、原料として非対称内部アルキンを用いると、ほとんど無力である。そのため、カルボメタル化をうまく行おうとすると、配向型官能基が必須となる場合が多い。



こういった現状を踏まえ、「四置換オレフィンのテンプレート合成法」が最も有効な方法論ではないかというアイデアが出てきており、非特許文献1では、2段階反応で、四置換型アルケンであるα-シリル-β-ハロエノン体を合成することを開示している。
しかし、最も単純な合成テンプレートである内部アルキンのヨード臭素化体の安定的合成は未だに報告がされておらず、下記反応式(1)に示すように内部アルキンのヨード臭素化は4種類の異性体を与える可能性があるが、このうちの一つだけを作ることは容易ではなく、ひどい異性体のまじりとなることが一般的である。



【化1】


産業上の利用分野


本発明は、(E)-ブロモヨードアルケン及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記化学式(I)で表される(E)-ブロモヨードアルケン。
【化1】


前記化学式(I)中、
Aは、芳香族炭化水素基であり、Bは、脂肪族炭化水素基であり、前記芳香族炭化水素基及び脂肪族炭化水素基は置換基を有していても有していなくてもよく、前記置換基は、複数の場合は同一でも異なっていてもよく、
及びXはそのいずれか一方が臭素原子であり、他方がヨウ素原子である。

【請求項2】
前記化学式(I)中、Xが臭素原子であり、Xがヨウ素原子である請求項1に記載の(E)-ブロモヨードアルケン。

【請求項3】
前記化学式(I)中、Aが置換基を有していないか、電子供与性の置換基を有している請求項1又は2に記載の(E)-ブロモヨードアルケン。

【請求項4】
前記化学式(I)中、Aが置換基を有していないか、電子供与性の置換基を有しているフェニル基である請求項3に記載の(E)-ブロモヨードアルケン。

【請求項5】
前記化学式(I)中、Bは置換基を有していない脂肪族炭化水素基である請求項1~4のいずれかに記載の(E)-ブロモヨードアルケン。

【請求項6】
下記化学式(II)で表されるアルキンに、ブロモトリメチルシランを加え、続けてN-ヨードスクシンイミドを加えることにより系中発生させた臭化ヨウ素と、下記化学式(II)で表されるアルキンとを反応させて、下記化学式(I)で表される(E)-ブロモヨードアルケンを製造する方法。
【化2】


【化3】


前記化学式(II)及び(I)中、Aは、芳香族炭化水素基であり、Bは、脂肪族炭化水素基であり、前記芳香族炭化水素基及び脂肪族炭化水素基は置換基を有していても有していなくてもよく、前記置換基は、複数の場合は同一でも異なっていてもよく、
及びXはそのいずれか一方が臭素原子であり、他方がヨウ素原子である。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014153644thum.jpg
出願権利状態 公開
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