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愛着障害治療剤 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P160012927
整理番号 FU555
掲載日 2016年4月19日
出願番号 特願2013-264454
公開番号 特開2015-120650
出願日 平成25年12月20日(2013.12.20)
公開日 平成27年7月2日(2015.7.2)
発明者
  • 友田 明美
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 愛着障害治療剤 コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】本発明は、愛着障害に適用できる、長期投与をしても安全で、服用が簡便な治療剤を提供する。
【解決手段】オキシトシンを有効成分として含有する愛着障害治療剤。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


児童虐待・ネグレクトによって高頻度に発症する愛着障害(Reactive Attachment Disorder: DSM-IV-TR 313.89)は、他の重篤な精神疾患へ推移することがよく知られている。すなわち情動機構が完成する生後5歳程度までに虐待を受けた場合、76%が愛着障害を発症し、多動性行動障害、解離性障害、大うつ病性障害、境界性人格障害等に推移する(非特許文献1)。また、被虐待者の67%が虐待者になるという虐待の世代間連鎖も生じる。しかし愛着障害の神経、分子基盤は明らかにされておらず、診断、治療、予防法が確立されていない。これまでの愛着障害に対する薬物療法では抗うつ薬や抗精神病薬が使用されているが、一定した効果が見られなかった。



一方、下垂体後葉ホルモンであるオキシトシンには、末梢組織で乳汁分泌、子宮収縮させるだけでなく、中枢神経系に対しては社会行動を調整する作用(他者への愛情や親近感)があるといわれている。授乳中の母親が乳児に対して信頼性を獲得する作用が一例である。健常成人に対して、オキシトシン点鼻薬投与により、信頼性の上昇(非特許文献2)、mind-reading課題成績の上昇(非特許文献3)、親の子に対する愛着反応への効果(非特許文献4)などが報告されている。



先行研究では、心的外傷後ストレス障害(PTSD)治療に認知行動療法は有効であると示されているが、効果のない患者も少なくない。そこにオキシトシン投与を加えると効果の表れる患者がいることが報告されている(非特許文献5)。オキシトシンが扁桃体の活動を減少させ恐怖反応を抑えるとともに、報酬系の調整をするという二重のメカニズムによる治療効果がもたらされると言われている。
一方、自閉症や境界性人格障害患者にオキシトシン点鼻薬を投与し、社会性に関する臨床症状が改善した報告はあるが(非特許文献6~8)、愛着障害患者にオキシトシンを投与し改善したという報告はない。

産業上の利用分野


本発明は愛着障害の治療剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
オキシトシンを有効成分として含有する愛着障害治療剤。

【請求項2】
局所投与用製剤である請求項1に記載の治療剤。

【請求項3】
局所投与用製剤が注射剤又は点鼻剤である請求項2に記載の治療剤。

【請求項4】
オキシトシンの成人(60kg)に対する1日投与量が、4単位~40単位、また小児に対する1日投与量が、4単位~24単位である請求項1~3のいずれか1項に記載の治療剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2013264454thum.jpg
出願権利状態 公開
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